2017年の2月にイギリスに行ってきました。
2日目はロンドン観光とリバプールへの移動。
第3回は特急列車に乗ってロンドンからリバプールに移動します。
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■2日目 2017年2月10日 金曜日
昼過ぎにロンドン観光を終了し、ユーストン駅へとやってきました。これからリバプールへと移動します。
リバプールはイギリス北西部にあり、マージー川の河口に位置する港湾都市です。人口は約47万人。
18世紀より大西洋貿易の拠点となる商業都市として栄え、19世紀末にはロンドンに次ぐ第二の都市とまで言われました。
しかし第二次世界大戦後の不況により急速に衰退し、都市の一部がスラム化してしまいました。
1960年代以降は大規模な再建計画が始まり、現在はビートルズゆかりの街として観光産業が街の経済を支えるようになりました。
海沿いの地区は「海商都市リバプール」として2004年に世界遺産登録されています。
時刻は13時25分。これから乗るリバプール行きの列車は14:07発です。
イギリスの鉄道は上下分離方式と言われ、イギリス国鉄の民営化の際に線路と列車の運行を別会社が担当するようになりました。列車の運行は複数の会社が行っており、これから乗車する列車はヴァージントレインによる運行です。
出発まであと45分。まだ時間があります。駅構内には座る場所も無いので、ヴァージントレインのファーストクラス専用ラウンジで時間をつぶすことにしました。
ユーストン駅構内にあるヴァージントレインのファーストクラス専用ラウンジはパンなどの軽食が食べ放題。そしてコーヒーと紅茶が飲み放題です。
チケットを見せて中に入りました。
氷点下の街中を歩き回った身としては暖かい紅茶のサービスがとてもありがたいです。
なぜ2等車ではなく1等のファーストクラスの切符を持っているのでしょうか。
別に贅沢がしたかったわけではなく、単純にこれから乗る列車の2当社の切符が売り切れていたからです。
今回の旅行を計画したのは出発の前月である2017年1月。もっと早く動いておくべきでした。
リバプールまでは2時間20分乗ってファーストクラスの料金が74ポンド、約1万円。
高いですが、おかげでこのラウンジが使えたので良しとしましょう。
発車10分前にホームへ。イギリスもそうですが、ヨーロッパの駅は列車の発車番線が発車ギリギリまでわかりません。
日本なら発車番線は事前に決まっており、時刻表にも書いてあるのですが、ヨーロッパはランダムなのです。
おかげで発車間際まで駅の発車案内を見上げ続け、発車番線が表示されたらホームまでダッシュする羽目になります。
とりあえずおなかもすきましたし、駅構内にあったバーガーキングでハンバーガーを買いました。
ダブルワッパーの大きなハンバーガーで7ポンドもします。ハンバーガー1つで1000円。イギリスは物価が高いです。
時間通りに出発。ファーストクラスなので1人×1人の向かい合わせ。友人と向かいあって座りました。
座席の間には机があり、お皿とコップが並んでいます。
昼食が出るとは知りませんでした。ハンバーガーを買う必要はありませんでしたね。
やがてスタッフが注文を取りに来たので、ジュースと紅茶をもらい、メニューを見てサーモンとピラフを頼みました。
食べてみてびっくり。
まずい、まずすぎる。
ピラフはまずすぎて食べられたものじゃありません。狙ってこの味にしたのでしょうか。
サーモンは水っぽくて味がしません。おまけに調味料もありません。
葉っぱは葉っぱの味がします。要するにまずいです。
驚きですよ。写真の昼食で一番おいしいのはバナナでした。
これがイギリスの食事なのか。友人もほとんど食べられず残していました。
ハンバーガーを買っておいてよかった。心から思いましたね。
バーガーキングのバーガーはどこの国で食べても一定レベルの味ですから。
まずい食事というイギリスの洗礼を浴びてしまいましたが、気を取り直して景色を眺めましょう。
ロンドン都市部を抜ければもう田園地帯です。
あいにくの雨模様。
通勤電車が車庫に停車していました。
最近はどこの国に行っても新しい車両ばかりで面白くありません。
もっと古くて武骨な通勤電車はいないのでしょうか。東欧でも最近古い車両が引退しつつあります。
大きな駅を通過。
すぐに田舎の景色になります。
川が流れています。
雨がやみ、晴れ間が見えてきました。
駅を通過。自転車が並んでいます。
晴れました。緑がまぶしいです。
こうした田舎の景色をのんびり眺めるのは良いものです。
遠くに住宅が広がります。
川を渡ります。
小さなボートが留まっていました。
ボートが並んでいます。
スタフォード駅に停車。
同じような家が並びます。
クルー駅に停車。
通勤電車が駅に停車中です。
クルー駅の立派な駅舎。
再び田園地帯へ。
大きな川を渡りました。いよいよリバプールです。
列車は速度を落とし、リバプール市街地へ。
トンネルを抜けて、終点のリバプール・ライムストリート駅に到着しました。
16:23。2分遅れでの到着。ヨーロッパの基準ならほぼ定刻と言っていいでしょう。
古いイギリスのジョークには「珍しく列車が時間通り来たと思ったら、ちょうど24時間遅れていた」というものがあるそうですが、昔に比べればよくなっているのでしょう。
リバプールに到着したヴァージントレインの特急列車。
ホームを歩き、駅舎へと向かいます。高いドーム型の屋根を見るとヨーロッパにいるという実感が湧きますね。
ローカル線用のディーゼルカー。乗りたいですが、観光ルートからは外れています。
人々の喧騒でにぎわうリバプール・ライムストリート、しばらく休憩して、ホテルへと向かいましょう。
リバプール・ライムストリートの駅舎。
古さと新しさが調和した美しい駅舎ですね。
ホテルは海沿いなので、駅から歩いて15分ほどです。
次回は夜のリバプールを歩きましょう。
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昼過ぎにロンドン観光を終了し、ユーストン駅へとやってきました。これからリバプールへと移動します。
リバプールはイギリス北西部にあり、マージー川の河口に位置する港湾都市です。人口は約47万人。
18世紀より大西洋貿易の拠点となる商業都市として栄え、19世紀末にはロンドンに次ぐ第二の都市とまで言われました。
しかし第二次世界大戦後の不況により急速に衰退し、都市の一部がスラム化してしまいました。
1960年代以降は大規模な再建計画が始まり、現在はビートルズゆかりの街として観光産業が街の経済を支えるようになりました。
海沿いの地区は「海商都市リバプール」として2004年に世界遺産登録されています。
時刻は13時25分。これから乗るリバプール行きの列車は14:07発です。
イギリスの鉄道は上下分離方式と言われ、イギリス国鉄の民営化の際に線路と列車の運行を別会社が担当するようになりました。列車の運行は複数の会社が行っており、これから乗車する列車はヴァージントレインによる運行です。
出発まであと45分。まだ時間があります。駅構内には座る場所も無いので、ヴァージントレインのファーストクラス専用ラウンジで時間をつぶすことにしました。
ユーストン駅構内にあるヴァージントレインのファーストクラス専用ラウンジはパンなどの軽食が食べ放題。そしてコーヒーと紅茶が飲み放題です。
チケットを見せて中に入りました。
氷点下の街中を歩き回った身としては暖かい紅茶のサービスがとてもありがたいです。
なぜ2等車ではなく1等のファーストクラスの切符を持っているのでしょうか。
別に贅沢がしたかったわけではなく、単純にこれから乗る列車の2当社の切符が売り切れていたからです。
今回の旅行を計画したのは出発の前月である2017年1月。もっと早く動いておくべきでした。
リバプールまでは2時間20分乗ってファーストクラスの料金が74ポンド、約1万円。
高いですが、おかげでこのラウンジが使えたので良しとしましょう。
発車10分前にホームへ。イギリスもそうですが、ヨーロッパの駅は列車の発車番線が発車ギリギリまでわかりません。
日本なら発車番線は事前に決まっており、時刻表にも書いてあるのですが、ヨーロッパはランダムなのです。
おかげで発車間際まで駅の発車案内を見上げ続け、発車番線が表示されたらホームまでダッシュする羽目になります。
とりあえずおなかもすきましたし、駅構内にあったバーガーキングでハンバーガーを買いました。
ダブルワッパーの大きなハンバーガーで7ポンドもします。ハンバーガー1つで1000円。イギリスは物価が高いです。
時間通りに出発。ファーストクラスなので1人×1人の向かい合わせ。友人と向かいあって座りました。
座席の間には机があり、お皿とコップが並んでいます。
昼食が出るとは知りませんでした。ハンバーガーを買う必要はありませんでしたね。
やがてスタッフが注文を取りに来たので、ジュースと紅茶をもらい、メニューを見てサーモンとピラフを頼みました。
食べてみてびっくり。
まずい、まずすぎる。
ピラフはまずすぎて食べられたものじゃありません。狙ってこの味にしたのでしょうか。
サーモンは水っぽくて味がしません。おまけに調味料もありません。
葉っぱは葉っぱの味がします。要するにまずいです。
驚きですよ。写真の昼食で一番おいしいのはバナナでした。
これがイギリスの食事なのか。友人もほとんど食べられず残していました。
ハンバーガーを買っておいてよかった。心から思いましたね。
バーガーキングのバーガーはどこの国で食べても一定レベルの味ですから。
まずい食事というイギリスの洗礼を浴びてしまいましたが、気を取り直して景色を眺めましょう。
ロンドン都市部を抜ければもう田園地帯です。
あいにくの雨模様。
通勤電車が車庫に停車していました。
最近はどこの国に行っても新しい車両ばかりで面白くありません。
もっと古くて武骨な通勤電車はいないのでしょうか。東欧でも最近古い車両が引退しつつあります。
大きな駅を通過。
すぐに田舎の景色になります。
川が流れています。
雨がやみ、晴れ間が見えてきました。
駅を通過。自転車が並んでいます。
晴れました。緑がまぶしいです。
こうした田舎の景色をのんびり眺めるのは良いものです。
遠くに住宅が広がります。
川を渡ります。
小さなボートが留まっていました。
ボートが並んでいます。
スタフォード駅に停車。
同じような家が並びます。
クルー駅に停車。
通勤電車が駅に停車中です。
クルー駅の立派な駅舎。
再び田園地帯へ。
大きな川を渡りました。いよいよリバプールです。
列車は速度を落とし、リバプール市街地へ。
トンネルを抜けて、終点のリバプール・ライムストリート駅に到着しました。
16:23。2分遅れでの到着。ヨーロッパの基準ならほぼ定刻と言っていいでしょう。
古いイギリスのジョークには「珍しく列車が時間通り来たと思ったら、ちょうど24時間遅れていた」というものがあるそうですが、昔に比べればよくなっているのでしょう。
リバプールに到着したヴァージントレインの特急列車。
ホームを歩き、駅舎へと向かいます。高いドーム型の屋根を見るとヨーロッパにいるという実感が湧きますね。
ローカル線用のディーゼルカー。乗りたいですが、観光ルートからは外れています。
人々の喧騒でにぎわうリバプール・ライムストリート、しばらく休憩して、ホテルへと向かいましょう。
リバプール・ライムストリートの駅舎。
古さと新しさが調和した美しい駅舎ですね。
ホテルは海沿いなので、駅から歩いて15分ほどです。
次回は夜のリバプールを歩きましょう。
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