ホークス 6 - 1 マリーンズ
ニッカン式スコア
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今日は岡田の引退試合。3連休最後のデーゲームということもあり、チケットは前日までに完売しました。
当日は岡田引退グッズが大量に売り出され、グッズショップには長蛇の列ができました。
入場列だけではありません。レジの列もものすごいことになっていましたね。
ああロッテの引退商法のえげつなさよ。
消化試合でも引退セレモニーとイベントがあれば勝たなくても問題ないと思っているのでしょうか。
球団の思惑にあっさり乗っかるファンもアホというかなんというか。
まあしょうがないんです。ファンですから。
試合があればマリンに行くか、行けなければテレビを見るか、見られなくても結果を気にしてしまうんです。
福浦の名球界入りを記念したブレザー授与式を終え、試合開始。
岡田は1番センターでスタメン出場しました。
先発はマリーンズが土肥、ホークスが東浜です。
1回表。
2アウトからグラシアルにヒットを打たれると、デスパイネにレフトスタンドへツーランホームランを打たれて2−0。
いきなり先制を許しました。
1回裏。
大声援に迎えられて岡田が登場もセカンドフライ。
後続も倒れ、三者凡退でした。
2回裏。
井上ライトへのヒット、角中センターへのヒット、鈴木ファーストゴロ、菅野四球で1死満塁。
しかし田村見逃し三振、平沢見逃し三振でチェンジ。
今日の平沢はチャンスをつぶしてばかりでした。
3回表。
上林四球、中村晃レフトフライ、グラシアルツーベースヒットで1死2,3塁。
ここでまたデスパイネにスリーランホームランを打たれて5−0。勝負ありました。
こうなるとあとは岡田がヒットを打つかどうかです。
3回裏。
岡田の第二打席。
レフトへのファールの後、ショートの頭上に鋭い打球を放ちます。
しかしショート高田がジャンピングキャッチ。ヒット性の打球が高田のファインプレーに阻まれました。
岡田はこのショートライナーで59打席無安打となり、野手のプロ野球ワースト記録を更新。
最後の試合で不名誉な記録を達成してしまいました。
スタンドは騒然。悲鳴とブーイングが鳴り響き、高田も「やっちまった」という表情を浮かべました。
私も悲鳴を上げてしまいましたが、まあしょうがないですよね。
プロの野手なら体が反応するでしょうし、そもそも高田は1軍定着に向けてアピールしなければいけない立場。
全力でプレーするのが当たり前です。
4回表。
西田にヒットを打たれ、暴投で2塁に進め、甲斐にタイムリーを打たれて6−1。
最近先発ピッチャーが序盤に大量失点して試合を壊すことが多いです。
貧打のマリーンズでこれをやってしまうと勝てません。
土肥は4回6失点で降板。今シーズンは6試合に登板しましたが、6回以上投げたことがありません。
来年土肥をどうするのか。先発を5回で降ろして何とかなるほどマリーンズの中継ぎは豊富ではありません。
もう少し腰を据えて起用してほしいです。
5回以降はホークス打線が店じまいに入り、ヒットは西田の内野安打1本だけ。
高野や永野が好投したこともありスイスイ進みました。
そしてついに5回裏。
岡田がレフトへのヒットを放ち、スタンドは大歓声に包まれました。
岡田は2年ぶりのヒット。734日ぶり、36試合ぶりのヒットです。
引退前に打ててよかった。
マリーンズファンもホークスの高田も安心したことでしょう。
しかし、藤岡の打席ではなかなか盗塁せず、最後は三振ゲッツー。
せっかくですから岡田の盗塁も見たいのですが、なかなかうまくいきません。
6回裏。
嘉弥真の制球が悪く、角中の四球と鈴木のヒットで1死1,3塁とし、岡の犠牲フライで6−1。
なお、マリーンズの得点はこの1点だけでした。
7回裏。
岡田がライト前にポテンヒット。
2安打です。マルチ安打!
しかし藤岡はセカンドゴロゲッツー。何をやっているのでしょう。
その後中村が出塁するも、井上倒れてチェンジとなりました。
9回裏。
岡田の最終打席は2アウトランナーなしで回ってきました。
岡田はなんとライト前ヒットで出塁。なんと猛打賞です。
ホークスがストレートだけで勝負してくれたおかげですが、心理的に楽になったというのもあるでしょう。
2年ぶりの猛打賞です。
そして藤岡の打席は盗塁も成功。
とはいえ、キャッチャーの高谷が一呼吸遅らせて2塁に投げ、しかも高めに逸れた送球でした。
岡田のために、かなり手加減してくれましたね。
ファーストの明石もちゃんとベースについてくれました。
点差がある場面ですし、ファーストがベースにつかず、キャッチャーも送球しないとなれば盗塁が記録されないのです。
岡田の最後の盗塁はホークスからの手向けでしょう。ありがたいことです。
ただ、岡田の走塁技術の衰えは隠しようがなく、成功はしましたが悲しい気持ちになりました。
試合は6−1で敗戦。
ホークスナインは試合終了後にマリーンズファンが陣取るライトスタンドにも一礼してくれましたし、ホークスへの好感度が今日の試合でかなり上がりましたね。
岡田は無安打ワースト記録を更新してしまったものの、3安打を放ち有終の美を飾りました。
残念ながら守備機会は1回も無かったのですが、代わりに謎の魚がファインプレーをしてくれましたよ。
千葉ロッテ・岡田選手へのリスペクトを全身で表現する謎の魚!(愛) #chibalotte @Nazo_no_Sakana #エリア66 pic.twitter.com/G0l3GrTnS5
— パ・リーグ.com Lite / パーソル パ・リーグTV Lite (@PLcom_lite) 2018年10月8日
随分身のこなしが軽いマスコットですね。
肘井の穴を埋めてくれそうです。
それにしても弱い。
本拠地13連敗は非常にまずいです。
「岡田がヒットを打ったからよかったよかった」で済ませちゃいけないのです。
ですが、どうにもチームからやる気を感じません。
あと3試合。
マリンでは1試合。
マリン最終戦の先発は則本ですよ。
勝ち試合を見たければ、札幌まで行くほかなさそうです。
昨日同様、岡田の引退セレモニーは別エントリーとします。
ソフトバンク高田 引退・岡田の連続無安打記録“アシスト”に「申し訳なかったです」(東スポ)
2位でのCS進出が決まっているソフトバンクは8日、今季最終戦となったロッテ戦(ZOZOマリン)に6―1で快勝して4連勝締めを飾った。
ポストシーズンに弾みをつける勝利でナインが満足そうな表情を浮かべる中、最後までバツが悪そうだったのが高田知季内野手(28)。遊撃で先発し、3回の守備で抜ければ長打という頭上を襲う当たりにジャンプ一番で好捕。本来なら万雷の拍手に包まれるファインプレーだったが、この日は様子が違った。
実はこの日が引退試合で、59打席連続無安打の野手ワースト記録更新に“王手”をかけていたロッテ・岡田幸文外野手(34)が放った渾身の当たりだったからだ。
満員のロッテファンの歓声は深いため息に変わり、一部でブーイングも起こった。直後に帽子のツバをさわり、ロッテベンチに頭を下げた高田は「申し訳なかったです。(試合中、本人に託すようにロッテの)鈴木(大地)さんに『すいませんでした』と言ったんですけど…。その後に(岡田が3安打)打ってくれてよかったです」と苦笑いだ。
ロッテファンの気持ちをくみ取る度量を見せた心優しき28歳は、申し訳なそうに帰りのバスに乗り込んだ。
ロッテ岡田 引退試合で60打席ぶり安打!野手ワースト記録更新後3安打(スポニチ)
今季限りで引退するロッテの岡田幸文外野手(34)が8日、引退試合となる本拠地でのソフトバンク戦に「1番・中堅」で先発出場し、5回の第3打席に左翼線へ60打席ぶりとなる安打を放った。2016年10月以来、実に2年ぶりに安打を記録。第2打席まで凡退し、野手として単独ワーストとなる59打席連続無安打となっていた。
第1打席はソフトバンク先発の東浜と対戦。1ボール2ストライクと追い込まれた5球目を打って二飛に倒れた。東浜は全球ストレートで真っ向勝負した。続く第2打席は1ボール2ストライクからの4球目をとらえ、会心の当たり。しかし、これを遊撃手の高田がジャンプ一番、好捕。ファンの歓声は一転、悲鳴に変わった。
ワースト記録を更新した直後の第3打席。東浜の初球139キロの直球をとらえた打球は三塁線を破る安打に。実に60打席ぶりの快音に一塁ベース上で笑顔を見せた岡田に地元ファンからは大きな拍手が送られた。さらに第4打席に武田から中前打、第5打席に森から右前打を放ち、3安打とした。
岡田は育成選手出身で、1年目の09年から支配下登録された。俊足を生かした守備で11、12年にゴールデングラブ賞を獲得するなど1軍で活躍したが、その一方でプロ入り以来2496打席(試合前時点)本塁打なしのプロ野球記録も持つ。
岡田にとっては16年10月4日の楽天戦(QVCマリン)の第4打席で美馬から三塁打を放って以来、60打席ぶりの安打。第2打席で桜井輝秀(南海)が77〜78年に記録した58打席連続無安打のプロ野球ワースト記録を更新していた。
まずは試合中の写真からご覧ください。
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連続打席無安打は不名誉な記録ではありますが、守備だけでも価値のある選手だった証明ともいえます。
誰かが不振に陥って、この記録が注目されるたびに、私たちは岡田幸文の勇姿を思い出すことができます。
記録は達成、そこから怒涛の猛打賞。さらに連続打席無本塁打も2500の大台突破。なんだか理想的な展開となりました。
ヒットを打った岡田を出迎えれ一塁コーチが、
同じく好守がロッテファンの自慢だった小坂というのも格別です。
しかし、一番打者に5打席全球ストレートのハンデをもらいながら、ナチュラルに完敗。川崎末期からロッテを応援してきましたが、なかなかの暗黒かも(笑)