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マリーンズ 4 − 5 ファイターズ
ニッカン式スコア
ダイジェスト動画

今日から札幌での2連戦。9月に地震で中止になった分の振替試合です。
すでにファイターズが3位、マリーンズが5位と順位が決まっているだけに、完全な消化試合となりました。
ただし、今日は矢野謙次の引退試合となったため、10月の消化試合にもかかわらず観衆は22572人と、まあまあの客入りとなりました。

先発はファイターズがロドリゲス、マリーンズが山本。
ロドリゲスはシーズン序盤に大炎上していましたが、最近は先発ローテに定着。
失点しても負けない不思議なピッチャーです。

一方マリーンズの山本大貴は昨年のドラフト3位ルーキー。
社会人出身ではありますが、22歳とまだ若いです。
球の出所が見難い変則フォームの左腕なので、ストライクが取れれば戦力になります。
北海道出身のルーキーがどのようなピッチングを見せてくれるのか。試合開始です。

1回表。
菅野三振、藤岡ヒット、中村センターフライ、井上ライトへのポテンヒットで2死1,3塁としますが、角中がライトフライでチェンジ。
制球が悪いロドリゲスをとらえきれません。

1回裏。
先頭の西川を歩かせると、さっそく盗塁を決められます。
大田セカンドゴロで1死3塁となり、中田タイムリーヒットで0−1。
早くも先制を許しました。
続く近藤セカンドゴロ、アルシア三振でようやく初回が終わりましたが、何点取られるかわからないピッチングです。

2回表。
鈴木センターフライ、岡ピッチャーゴロで2アウト。
ここから平沢がライトにツーベースヒットを放ち、吉田が四球を選んで2死1,2塁としますが、菅野がセカンドゴロに倒れてチェンジ。
今日は2アウトからチャンスを作ることが多かったのですが、なかなかものにできませんでした。

2回裏。
渡邉四球、横尾センターフライ、中島ヒットで1死1,2塁。
またピンチを招きましたが、清水をピッチャーゴロゲッツーに仕留めてチェンジ。
これは助かりました。

3回表。
2アウトから井上四球、角中ヒットで2死1,2塁。
しかし鈴木は空振り三振。相変わらず大事な場面だと打ってくれません。

3回裏。
西川にセンター前ヒットを打たれると、また盗塁を決められてしまいます。
今日のキャッチャーは吉田なのですが、まったく西川を刺せませんね。
西川に大きく差をつけられた形の中村は盗塁王が事実上困難になりました。

続く大田は四球、中田センターフライ、近藤ファーストゴロで2死1,2塁となりますが、ここで信じられないプレーが起こりました。

キャッチャー吉田が誰もいない1塁に牽制球を投げ、ベースから離れていた井上が慌てて1塁に向かうも間に合わず送球はライト線へ転がっていきました。
この間に2塁ランナーがホームインし0−2。
いったいなぜこんなことが起きたのでしょうか。2死1,2塁で内野手がバックしている場面では普通1塁に牽制球など投げません。
サインプレーで井上がサインを見逃した可能性もありますが、そもそもロッテの選手にそんな高度なプレーができるはずないのです。
1塁に誰もいないのを見て投げるのをやめればよかったのに、そのまま投げてしまった吉田のミスが痛い失点につながりました。

動揺した山本はアルシアに四球を与えると、渡邉と横尾にタイムリーヒットを打たれて0−4。
山本はこの回でマウンドを降りました。

序盤は両先発とも制球が定まらずダラダラ試合が進みましたね。
ロドリゲスは3回で66球、山本は3回で71球も投げています。

4回表。
岡四球、平沢三振も岡が盗塁を決め、吉田ショートゴロで2死2塁。
ここで菅野がセンターにタイムリーヒットを放ち1−4。
マリーンズがようやく1点を返しました。

4回裏。
この回から登板のチェンが清水にソロホームランを打たれて1−5。
チェンもこういうポカがあるからイマイチ信用できません。
マリーンズに何年もいますが、中途半端なピッチャーのままです。

5回表。
角中と丘のヒットで2死1,3塁とし、平沢がレフトに2点タイムリーヒットを放ち3−5。
うーん、日ハム側からもあまりやる気を感じませんね。

7回表。
2アウトから鈴木がツーベースヒットを放つと、岡がライトにタイムリーツーベースヒットを放ち4−5。
岡が好調なのは札幌ドームだからでしょうか。

7回裏。
唐川が登場、大田にヒットを打たれ、2死1,2塁の場面で代打矢野を迎えます。
大きく盛り上がるファイターズファン。
矢野は声援にこたえてレフトにヒットを放ちました。
衰えたとはいえ勝負強さは健在ですね。

このまま崩れるかと思いきや、アルシアをショートゴロに仕留めてチェンジ。
なんとか無失点でしのぎました。

終盤は両チームとも無得点。
4−5と数字上は接戦ですが、力の差を感じさせる負けとなりました。
山本もいいものは持っているのかもしれませんが、制球が悪すぎますね。
北海道つながりでデビューさせましたが、まだ1軍レベルではありませんでした。今日のような場当たり的起用を繰り返すのではなく、腰を据えて育ててほしいです。

それにしても弱い。弱すぎる。
マリーンズは10月になって2勝7敗。
9月以降はなんと7勝21敗と大幅に負け越しています。
借金も20まで膨れ上がってしまいました。
負けが当たり前になりつつありますが、このままでよいはずがありません。

試合後は矢野の引退セレモニー。
矢野の高校の先輩である井口監督と、元チームメイトの岡がマリーンズを代表して花束を渡しました。
驚いたのは岡が3塁側の日ハムベンチから登場し、花束を渡した後も3塁側の日ハムベンチに戻ったこと。
いつから岡は北海道日本ハムファイターズの選手に戻ったのでしょう。
胴上げ後もまるで日ハムの一員であるかのように、日ハムベンチ前で日ハムナインと一緒に並ぶ岡はいったい何者で、どこのチームに所属している選手なのでしょう。

相手チームの引退セレモニーに参加すること自体には問題ありませんが、相手チームのベンチから参加するのであれば話は別です。
戦う相手でしょう。公私の別といいますか、自チームと他チームの線引きはしっかりしてほしい。
岡はマリーンズの一員になるつもりはなく、ファイターズに戻りたがっているかのようです。
矢野が「ファイターズ最高」と叫んだのとは実に対照的です。
球団もなぜ岡の行動を許したのでしょうか。
やはり真剣勝負をする以上は、なあなあにしてはいけない部分があると思います。
大隣の引退セレモニーにも違和感を感じましたが、要はマリーンズという球団自体が戦う集団ではない、ということなのでしょう。

そんな情けない集団なのですから岡が我慢できなくても仕方ありません。
岡の行動は非常に残念で、マリーンズを応援する側としてはがっかりさせられました。
ただ、本人がファイターズへの帰還を希望するなら金銭トレードで戻してあげればいいでしょう。

明日もまた札幌で試合があり、土曜日はいよいよ最終戦。
いい加減に勝ってほしいです。

ロッテ山本4失点ほろ苦デビュー「課題オフに修正」(ニッカン)
ロッテは4連敗で今季ワーストの借金20となった。

ドラフト3位左腕の山本大貴投手(22)が1軍デビュー。北星学園大付卒。地元・札幌で先発マウンドに立ったが、4四球を与えるなど1、2、3回いずれも先頭打者を出して苦しんだ。1回と3回は日本ハム西川に簡単に二盗を許した。

3回を投げきるのに71球を要して5安打4失点(自責2)。プロ初黒星が付いた。

支配下の新人6選手の中では最後の1軍デビューだった。「先頭を(アウトを)取れなかったのが原因かなと思います。小さいころからずっと見てきた球場で、ここで投げられるんだとうれしい半面、緊張もあった。初回はいろんな感情を整理できなかった。球の質的には悪い感じはなかったので、制球が自分の課題」と振り返り、「この経験は来年につながると思いましたし、いろんな課題が見えた。オフシーズンに修正して、来年勝負できるように頑張りたい」と2年目の飛躍を誓った。


最後に今日の写真です。
山本の投球フォームの連続写真と、矢野の引退セレモニーがメインです。

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