
イタリア・シチリア島旅行記の第6回です。
ようやくイタリア入り。ヴェローナから高速列車でローマに到着し、個室寝台車に乗ってイタリア本土を南下。
夜行列車ごとフェリーに乗ってシチリア島へと渡ります。
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■2日目 2017年9月2日 土曜日
シチリア島旅行の2日目にしてようやくイタリア国内に入りました。
早朝にドイツのハンブルクを出発し、飛行機でミュンヘンへ。ミュンヘンからはオーストリア国鉄のヴェネチア行き特急列車にのり、ヴェローナにてローマ行き高速列車に乗り換える予定でした。
しかしミュンヘン出発がまさかの40分遅れ。ドイツからオーストリアに入ると遅れはさらに拡大し1時間になってしまいました。
おかげでヴェローナの到着がローマ行き高速列車の出発時刻を過ぎてしまいましたが、幸いなことにローマ行き高速列車は我々を待っていてくれたので、無事に高速列車に乗ることができました。

ローマ・テルミニ駅行き特急列車はイタリアが誇る高速列車「フレッチャルジェント」です。ヴェローナ・ポルタ・ヌウォーヴァ駅を20分遅れて出発し、田園地帯を疾走しています。

車内には案内画面があり、現在位置や次の停車駅がわかるようになっています。
時刻は18:50。定刻であればとっくにボローニャ中央駅に到着している時間ですが、20分遅れなのであと少しかかりそうです。
驚いたのは20分の遅れであるにもかかわらず車内放送で乗客に謝罪していること。
先ほどミュンヘンから乗った列車は1時間遅れたのに謝罪の一言もありませんでした。
そもそもヨーロッパでは列車の遅延は当たり前で、15分程度の遅れなら遅れのうちに入りません。
どちらかと言えば時間にルーズな印象のあるイタリアの方がドイツよりもきっちりと列車を走らせているようです。

ボローニャ中央駅に到着。ボローニャを訪れるのは2012年にイタリアでプレーするGG佐藤選手に会いに行って以来です。
当時は地上駅でしたが、いつのまにか地下駅になっていました。

ボローニャを出ると次は古都フィレンツェに到着。フィレンツェの表玄関はフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅ですが、この駅は行き止まり駅なのでスイッチバックが必要になります。
そのためローマまでの速達性を重視する列車はフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に入らず、一つ手前のフィレンツェ・カンポ・ディ・マーレ駅に停車します。

フィレンツェを出るとあとはローマまで一直線。列車は時速248キロで快走します。

イタリアの高速列車「フレッチャルジェント」の車内。座席は広く、ゆったりしています。

終点のローマ・テルミニ駅には20:58に到着。定刻は20:45ですから遅れを7分取り戻して13分遅れでの到着です。

精悍な面構えの高速列車です。

シチリア島のパレルモへと向かう夜行列車は23時出発。2時間ほどありますから、駅のレストランでご飯を食べましょう。

ローマ・テルミニ駅には改札ができていました。
かつては改札などなく、切符が持たずに誰でもホームまで行くことができましたが、今はこうして切符をチェックしますので、切符が無ければホームに入れなくなりました。
テロと不法移民対策なのでしょう。

時代が急激に変わりつつあることを示す、ローマ・テルミニ駅の改札口です。

駅舎の2階に上がってピザを食べました。思ったよりも大きく、おなかいっぱいです。
隣の店のテレビではワールドカップの予選が放映されており、イタリア代表とスペイン代表が対戦していました。
しかし、サッカーとなれば我を忘れて盛り上がるはずのイタリア人がやけに静かです。
それもそのはず。イタリア代表はスペイン代表に終始押されっぱなしで、試合終盤には0−3と3点のビハインドとなってしまいました。
スペインに3点目が入った時点でテレビの前に10人ほどいたイタリア人は皆散ってしまい、店員も試合終了を待たずにチャンネルを変えてしまいました。

22時35分。いよいよシチリア島に向かう夜行列車が止まるホームへと向かいます。
駅の案内表示の行き先はカターニア。私が向かうパレルモよりもだいぶ手前の町です。
ちゃんとパレルモに向かうのか不安ですが、ICN35659という列車番号は合っています。乗るしかないのでしょう。

私が買った切符は1人用個室寝台車。指定された7号車に乗り込みます。少し古く、外観はかなりくたびれています。

1人用個室の車内。3段寝台ですが、一番下の寝台だけを使用します。窓際に洗面台がありますが、トイレはありません。個室内は清潔で、きちんと拭き掃除されているようです。
ただ、個室の扉は内側からしかカギをかけられません。個室の外に出る時はカギをかけられないので、あまり個室から出ないほうがよさそうです。
23時。イタリア本土から海を渡ってシチリア島に向かう夜行列車は時間通りに出発しました。
まもなく車掌がやってきて切符をチェック。何も言わずに切符を返されたので、間違いなくパレルモに向かうのでしょう。
車内にも車外にも一切行き先が書いていないので少し不安でしたが、ようやく安心しました。
明日は朝7時前に海を渡るはずです。歯を磨いて、すぐに眠りにつきました。

駅に停車した気配で目が覚めました。
時刻は朝6時半。カーテンを開けると駅に止まっていました。
駅名は「ヴィッラ・サン・ジョバンニ駅」。シチリア島のメッシーナに向かうフェリーの港がある駅です。
いよいよです。いよいよ夜行列車が列車ごとフェリーに積まれ、シチリア島へ渡ります。

しかし困ったことがあります。トイレに行きたいのですが、客車のトイレが施錠され使えません。
駅のホームに降りてみましたが、駅舎は近くにありません。

用を足しているうちに出発されたらたまりませんので、おとなしく車内で待つほかなさそうです。

しばらくすると客車の切り離し作業が始まりました。

そろそろ出発するようですね。

ヴィッラ・サン・ジョバンニ駅には20分ほど停車し、まず前方の1〜4両目までが先に発車。その後私が乗っている5〜8号車が別の機関車に引っ張られて動き始めました。

引き込み線に入り、方向転換してフェリー乗り場へとゆっくり進んでいきます。

対岸に見えるのがシチリア島です。北欧のコペンハーゲンから南欧のシチリアまでようやくたどり着きそうです。

フェリーが見えてきました。

列車はゆっくりと進みます。

ついにフェリー船内へ。

夜行列車に乗車したままシチリア行きのフェリーに乗ってしまいました。
感動です。

特にアナウンスはありませんが、ドアが開いているので船内に入れるのでしょう。
客車を降りました。

8両編成の夜行列車が2分割され、シチリア行きフェリーに積まれています。
私が乗っている列車はシチリアの西側にあるパレルモに向かいますが、もう一方はシチリアの東側のカターニャ・シラクサ方面へと向かいます。

早くトイレに行きたいです。階段を上がって船内に入りましょう。

船内はがらんとしており、客の姿がほとんどいません。

売店も閉まっており、寂しげな雰囲気です。

船の外に出てみました。朝の風が気持ちいいです。

シチリアからイタリア本土に向かうフェリーとすれ違いました。

フェリーに積まれた夜行列車。世界的にも珍しい光景です。鉄道ファンならこれを見ずには死ねません。

イタリア本土が遠ざかっていきます。

昨夜は大雨だったのか、船内が濡れています。水たまりに反射する朝日がとてもまぶしいです。

船内を貫く2本の列車。

寝台列車の屋根が朝日を浴びて輝いています。

シチリア島の玄関口、メッシーナの町が見えてきました。

小さな灯台が見えます。本土側から約30分で、シチリア島のメッシーナに到着です。

禿山に囲まれたマンション群。土埃が舞っていそうな景色です。

メッシーナの旧市街でしょうか。大きな大聖堂が見えました。

そろそろ寝台車に戻りましょう。行き先が書いていないので、間違えないようしないといけません。

メッシーナの港に入港。

作業員たちが船外に歩いていきます。

いよいよシチリア島に接岸です。

まずは先頭の1号車が船外へ。

私が乗る7号車もゆっくりと船外に出ました。

そのままゆっくり走り、8:10にシチリア島のメッシーナ駅に到着しました。
ついにフェリーに乗って海を渡ったのです。感動です。
次回はシチリアの州都パレルモへと向かいます。
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シチリア島旅行の2日目にしてようやくイタリア国内に入りました。
早朝にドイツのハンブルクを出発し、飛行機でミュンヘンへ。ミュンヘンからはオーストリア国鉄のヴェネチア行き特急列車にのり、ヴェローナにてローマ行き高速列車に乗り換える予定でした。
しかしミュンヘン出発がまさかの40分遅れ。ドイツからオーストリアに入ると遅れはさらに拡大し1時間になってしまいました。
おかげでヴェローナの到着がローマ行き高速列車の出発時刻を過ぎてしまいましたが、幸いなことにローマ行き高速列車は我々を待っていてくれたので、無事に高速列車に乗ることができました。

ローマ・テルミニ駅行き特急列車はイタリアが誇る高速列車「フレッチャルジェント」です。ヴェローナ・ポルタ・ヌウォーヴァ駅を20分遅れて出発し、田園地帯を疾走しています。

車内には案内画面があり、現在位置や次の停車駅がわかるようになっています。
時刻は18:50。定刻であればとっくにボローニャ中央駅に到着している時間ですが、20分遅れなのであと少しかかりそうです。
驚いたのは20分の遅れであるにもかかわらず車内放送で乗客に謝罪していること。
先ほどミュンヘンから乗った列車は1時間遅れたのに謝罪の一言もありませんでした。
そもそもヨーロッパでは列車の遅延は当たり前で、15分程度の遅れなら遅れのうちに入りません。
どちらかと言えば時間にルーズな印象のあるイタリアの方がドイツよりもきっちりと列車を走らせているようです。

ボローニャ中央駅に到着。ボローニャを訪れるのは2012年にイタリアでプレーするGG佐藤選手に会いに行って以来です。
当時は地上駅でしたが、いつのまにか地下駅になっていました。

ボローニャを出ると次は古都フィレンツェに到着。フィレンツェの表玄関はフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅ですが、この駅は行き止まり駅なのでスイッチバックが必要になります。
そのためローマまでの速達性を重視する列車はフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に入らず、一つ手前のフィレンツェ・カンポ・ディ・マーレ駅に停車します。

フィレンツェを出るとあとはローマまで一直線。列車は時速248キロで快走します。

イタリアの高速列車「フレッチャルジェント」の車内。座席は広く、ゆったりしています。

終点のローマ・テルミニ駅には20:58に到着。定刻は20:45ですから遅れを7分取り戻して13分遅れでの到着です。

精悍な面構えの高速列車です。

シチリア島のパレルモへと向かう夜行列車は23時出発。2時間ほどありますから、駅のレストランでご飯を食べましょう。

ローマ・テルミニ駅には改札ができていました。
かつては改札などなく、切符が持たずに誰でもホームまで行くことができましたが、今はこうして切符をチェックしますので、切符が無ければホームに入れなくなりました。
テロと不法移民対策なのでしょう。

時代が急激に変わりつつあることを示す、ローマ・テルミニ駅の改札口です。

駅舎の2階に上がってピザを食べました。思ったよりも大きく、おなかいっぱいです。
隣の店のテレビではワールドカップの予選が放映されており、イタリア代表とスペイン代表が対戦していました。
しかし、サッカーとなれば我を忘れて盛り上がるはずのイタリア人がやけに静かです。
それもそのはず。イタリア代表はスペイン代表に終始押されっぱなしで、試合終盤には0−3と3点のビハインドとなってしまいました。
スペインに3点目が入った時点でテレビの前に10人ほどいたイタリア人は皆散ってしまい、店員も試合終了を待たずにチャンネルを変えてしまいました。

22時35分。いよいよシチリア島に向かう夜行列車が止まるホームへと向かいます。
駅の案内表示の行き先はカターニア。私が向かうパレルモよりもだいぶ手前の町です。
ちゃんとパレルモに向かうのか不安ですが、ICN35659という列車番号は合っています。乗るしかないのでしょう。

私が買った切符は1人用個室寝台車。指定された7号車に乗り込みます。少し古く、外観はかなりくたびれています。

1人用個室の車内。3段寝台ですが、一番下の寝台だけを使用します。窓際に洗面台がありますが、トイレはありません。個室内は清潔で、きちんと拭き掃除されているようです。
ただ、個室の扉は内側からしかカギをかけられません。個室の外に出る時はカギをかけられないので、あまり個室から出ないほうがよさそうです。
23時。イタリア本土から海を渡ってシチリア島に向かう夜行列車は時間通りに出発しました。
まもなく車掌がやってきて切符をチェック。何も言わずに切符を返されたので、間違いなくパレルモに向かうのでしょう。
車内にも車外にも一切行き先が書いていないので少し不安でしたが、ようやく安心しました。
明日は朝7時前に海を渡るはずです。歯を磨いて、すぐに眠りにつきました。

駅に停車した気配で目が覚めました。
時刻は朝6時半。カーテンを開けると駅に止まっていました。
駅名は「ヴィッラ・サン・ジョバンニ駅」。シチリア島のメッシーナに向かうフェリーの港がある駅です。
いよいよです。いよいよ夜行列車が列車ごとフェリーに積まれ、シチリア島へ渡ります。

しかし困ったことがあります。トイレに行きたいのですが、客車のトイレが施錠され使えません。
駅のホームに降りてみましたが、駅舎は近くにありません。

用を足しているうちに出発されたらたまりませんので、おとなしく車内で待つほかなさそうです。

しばらくすると客車の切り離し作業が始まりました。

そろそろ出発するようですね。

ヴィッラ・サン・ジョバンニ駅には20分ほど停車し、まず前方の1〜4両目までが先に発車。その後私が乗っている5〜8号車が別の機関車に引っ張られて動き始めました。

引き込み線に入り、方向転換してフェリー乗り場へとゆっくり進んでいきます。

対岸に見えるのがシチリア島です。北欧のコペンハーゲンから南欧のシチリアまでようやくたどり着きそうです。

フェリーが見えてきました。

列車はゆっくりと進みます。

ついにフェリー船内へ。

夜行列車に乗車したままシチリア行きのフェリーに乗ってしまいました。
感動です。

特にアナウンスはありませんが、ドアが開いているので船内に入れるのでしょう。
客車を降りました。

8両編成の夜行列車が2分割され、シチリア行きフェリーに積まれています。
私が乗っている列車はシチリアの西側にあるパレルモに向かいますが、もう一方はシチリアの東側のカターニャ・シラクサ方面へと向かいます。

早くトイレに行きたいです。階段を上がって船内に入りましょう。

船内はがらんとしており、客の姿がほとんどいません。

売店も閉まっており、寂しげな雰囲気です。

船の外に出てみました。朝の風が気持ちいいです。

シチリアからイタリア本土に向かうフェリーとすれ違いました。

フェリーに積まれた夜行列車。世界的にも珍しい光景です。鉄道ファンならこれを見ずには死ねません。

イタリア本土が遠ざかっていきます。

昨夜は大雨だったのか、船内が濡れています。水たまりに反射する朝日がとてもまぶしいです。

船内を貫く2本の列車。

寝台列車の屋根が朝日を浴びて輝いています。

シチリア島の玄関口、メッシーナの町が見えてきました。

小さな灯台が見えます。本土側から約30分で、シチリア島のメッシーナに到着です。

禿山に囲まれたマンション群。土埃が舞っていそうな景色です。

メッシーナの旧市街でしょうか。大きな大聖堂が見えました。

そろそろ寝台車に戻りましょう。行き先が書いていないので、間違えないようしないといけません。

メッシーナの港に入港。

作業員たちが船外に歩いていきます。

いよいよシチリア島に接岸です。

まずは先頭の1号車が船外へ。

私が乗る7号車もゆっくりと船外に出ました。

そのままゆっくり走り、8:10にシチリア島のメッシーナ駅に到着しました。
ついにフェリーに乗って海を渡ったのです。感動です。
次回はシチリアの州都パレルモへと向かいます。
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シチリア島の朝日がエキゾチックですね。