
イタリア・シチリア島旅行記の第27回です。
6日目はアグリジェントからバロック様式の町並みが美しいラグーザへと移動します。
カニカッティからローカル線を乗り換え、海沿いをのんびり走ってラグーザへと向かいました。
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■6日目 2017年9月6日 水曜日

シチリア島ローカル線の旅。
シチリア南部にある古代遺跡の町アグリジェントからバロック建築の町ラグーザまで移動しています。
カニカッティ駅で2時間少々乗り換えを待ち、無事ラグーザへと向かう列車に乗車しました。3両編成のディーゼルカーです。

シチリア内陸部の丘陵地帯をのんびり走ります。

乾いた大地が続きますね。緑が少ないです。ブドウ畑やオリーブ畑が少しある程度でした。

ごつごつした岩とオリーブと草原。なだらかな丘を横目に南下します。

木がほとんど生えていません。

丘の向こうに海が見えてきました。地中海です。

遠くに見える地中海とリカタの町。

港町リカタに入りました。久々に住宅を見ましたね。

リカタの駅に到着。乗る人がいます。車内はそこそこざせきが埋まってきました。

かつて貨物輸送が盛んだったころの名残でしょう。使われなくなった線路が草に埋もれています。

リカタからは海沿いを走ります。

地中海の青い海。雲一つない青空です。

青い海をバックに建つ廃墟。絵になります。

丘の上に風力発電の風車が回っていました。

ずらりと並ぶ太陽光発電のパネル。必要な設備であることはわかりますが、風情がありません。

駅を通過。ブテラ駅と書かれています。時刻表には記載がないので、どうやら廃駅のようです。

しばらく走るとやや大きめの町に入りました。シチリア南海岸の町ジェーラです。
ジェーラは人口約7万5千人。工業都市であり、海沿いには巨大な石油精製所もあります。

17:05にジェーラ駅に到着。時間通りです。
久々に大きな駅を見ましたね。このジェーラ駅は海沿いを走ってラグーザ、シラクーサ方面に向かう路線と、内陸のカルタジローネの町などを経由して大都市カターニアに向かう路線が分岐するターミナル駅となっています。

近代的な立派な駅舎がありました。ジェーラ駅からは若干本数が増えます。

17:10に発車。内陸部に向かうローカル線が分岐していきました。

アカテ駅に停車。無人駅です。

ヴィットリア駅に停車。この駅にも使われなくなった側線がありました。

立派な教会が見えます。

コーミゾ駅に到着。
駅の東側には旧市街があり、世界遺産の登録からは漏れているもののラグーザと同じようなバロック建築の町並みを見ることができます。

太陽を反射する地中海。そろそろ夕方ですね。

しばらくすると四角いお城が見えてきました。ドンナフガータ城です。19世紀に建設されたお城で、観光地となっています。
豪華な部屋を見学できるそうですが、アクセスが悪すぎます。

ドンナフガータとはこの地域の地名で、イタリア語で逃げた女という意味ですが、もともとはこの地域を支配したアラブ人が「健康の泉(Ayn As Jafat)」と名付けたことに由来するそうです。
地元の人が聞き間違えたようですね。

ドンナフガータには立派な駅がありました。
観光客のために停車する列車もあるようですが、周りに人家はほとんどありません。
この列車はドンナフガータ駅を通過します。

びっくり。ドンナフガータでウエディング姿のカップルが写真撮影していました。

無人駅で?1日数本しか来ないのですから問題はないのでしょうけども。

牛が寝ています。

サッカースタジアムが見えました。そろそろラグーザの町に入ります。

18:18。ほぼ時間通りにラグーザの駅に到着しました

ホームで列車を見送ります。明日はこのホームからシチリア東海岸の歴史ある町シラクーサへと移動します。

そういえば明日のラグーザからシラクーサまでの切符をインターネットで買っていませんでした。
ラグーザ駅は無人駅となっていましたが、自動券売機があったので切符を買いましょう。

自動券売機は新しいもので、英語表示もできるタッチパネル式券売機です。
そして英語の案内放送がとても大音量です。明日の15:19発シラクーサ行きの切符を無事購入。
8.3ユーロです。支払方法はクレジットカードのみ。無人駅に現金を保管しておけないからでしょう。
自動販売機がいたるところにある日本とは治安が違うのです。

ラグーザ駅を出ました。駅舎は立派なのですが、人の気配がありません。
バスもいなければタクシーもいないので、ホテルのある旧市街まで歩くことにしました。

駅から旧市街までは徒歩15分ほど。夕暮れの町をのんびり歩きます。
落書きも少なく、治安はよさそうです。

南国ムード溢れています。

スマホの地図を見ながら旧市街を目指します。

一方通行の細い道。
本当にこの道でよいのか不安になりますが、遠くに教会の尖塔が見えていますから間違いないのでしょう。

橋に差し掛かりました。

ラグーザの旧市街は谷間を挟んだ丘の上にあり、こうして橋を渡ります。

見えてきました。あれがラグーザ旧市街の町並みです。

旧市街に入るとまず目に飛び込んでくるのがサン・ジョヴァンニ・バッティスタ聖堂。
立派な教会です。今日は遅いですから、明日改めて見学しましょう。

歴史を感じる教会が集まっています。

本日宿泊するHotel Montrealに到着しました。ビジネスホテルのような雰囲気です。
建物は古いですが、部屋は清潔でした。テレビがブラウン管なのはご愛敬でしょう。
しばらく休んだら夜の町を歩き回りたいと思います。
ラグーザの町並みは世界遺産に指定された18世紀の後期バロック建築の町並みです。楽しみですね。
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シチリア島ローカル線の旅。
シチリア南部にある古代遺跡の町アグリジェントからバロック建築の町ラグーザまで移動しています。
カニカッティ駅で2時間少々乗り換えを待ち、無事ラグーザへと向かう列車に乗車しました。3両編成のディーゼルカーです。

シチリア内陸部の丘陵地帯をのんびり走ります。

乾いた大地が続きますね。緑が少ないです。ブドウ畑やオリーブ畑が少しある程度でした。

ごつごつした岩とオリーブと草原。なだらかな丘を横目に南下します。

木がほとんど生えていません。

丘の向こうに海が見えてきました。地中海です。

遠くに見える地中海とリカタの町。

港町リカタに入りました。久々に住宅を見ましたね。

リカタの駅に到着。乗る人がいます。車内はそこそこざせきが埋まってきました。

かつて貨物輸送が盛んだったころの名残でしょう。使われなくなった線路が草に埋もれています。

リカタからは海沿いを走ります。

地中海の青い海。雲一つない青空です。

青い海をバックに建つ廃墟。絵になります。

丘の上に風力発電の風車が回っていました。

ずらりと並ぶ太陽光発電のパネル。必要な設備であることはわかりますが、風情がありません。

駅を通過。ブテラ駅と書かれています。時刻表には記載がないので、どうやら廃駅のようです。

しばらく走るとやや大きめの町に入りました。シチリア南海岸の町ジェーラです。
ジェーラは人口約7万5千人。工業都市であり、海沿いには巨大な石油精製所もあります。

17:05にジェーラ駅に到着。時間通りです。
久々に大きな駅を見ましたね。このジェーラ駅は海沿いを走ってラグーザ、シラクーサ方面に向かう路線と、内陸のカルタジローネの町などを経由して大都市カターニアに向かう路線が分岐するターミナル駅となっています。

近代的な立派な駅舎がありました。ジェーラ駅からは若干本数が増えます。

17:10に発車。内陸部に向かうローカル線が分岐していきました。

アカテ駅に停車。無人駅です。

ヴィットリア駅に停車。この駅にも使われなくなった側線がありました。

立派な教会が見えます。

コーミゾ駅に到着。
駅の東側には旧市街があり、世界遺産の登録からは漏れているもののラグーザと同じようなバロック建築の町並みを見ることができます。

太陽を反射する地中海。そろそろ夕方ですね。

しばらくすると四角いお城が見えてきました。ドンナフガータ城です。19世紀に建設されたお城で、観光地となっています。
豪華な部屋を見学できるそうですが、アクセスが悪すぎます。

ドンナフガータとはこの地域の地名で、イタリア語で逃げた女という意味ですが、もともとはこの地域を支配したアラブ人が「健康の泉(Ayn As Jafat)」と名付けたことに由来するそうです。
地元の人が聞き間違えたようですね。

ドンナフガータには立派な駅がありました。
観光客のために停車する列車もあるようですが、周りに人家はほとんどありません。
この列車はドンナフガータ駅を通過します。

びっくり。ドンナフガータでウエディング姿のカップルが写真撮影していました。

無人駅で?1日数本しか来ないのですから問題はないのでしょうけども。

牛が寝ています。

サッカースタジアムが見えました。そろそろラグーザの町に入ります。

18:18。ほぼ時間通りにラグーザの駅に到着しました

ホームで列車を見送ります。明日はこのホームからシチリア東海岸の歴史ある町シラクーサへと移動します。

そういえば明日のラグーザからシラクーサまでの切符をインターネットで買っていませんでした。
ラグーザ駅は無人駅となっていましたが、自動券売機があったので切符を買いましょう。

自動券売機は新しいもので、英語表示もできるタッチパネル式券売機です。
そして英語の案内放送がとても大音量です。明日の15:19発シラクーサ行きの切符を無事購入。
8.3ユーロです。支払方法はクレジットカードのみ。無人駅に現金を保管しておけないからでしょう。
自動販売機がいたるところにある日本とは治安が違うのです。

ラグーザ駅を出ました。駅舎は立派なのですが、人の気配がありません。
バスもいなければタクシーもいないので、ホテルのある旧市街まで歩くことにしました。

駅から旧市街までは徒歩15分ほど。夕暮れの町をのんびり歩きます。
落書きも少なく、治安はよさそうです。

南国ムード溢れています。

スマホの地図を見ながら旧市街を目指します。

一方通行の細い道。
本当にこの道でよいのか不安になりますが、遠くに教会の尖塔が見えていますから間違いないのでしょう。

橋に差し掛かりました。

ラグーザの旧市街は谷間を挟んだ丘の上にあり、こうして橋を渡ります。

見えてきました。あれがラグーザ旧市街の町並みです。

旧市街に入るとまず目に飛び込んでくるのがサン・ジョヴァンニ・バッティスタ聖堂。
立派な教会です。今日は遅いですから、明日改めて見学しましょう。

歴史を感じる教会が集まっています。

本日宿泊するHotel Montrealに到着しました。ビジネスホテルのような雰囲気です。
建物は古いですが、部屋は清潔でした。テレビがブラウン管なのはご愛敬でしょう。
しばらく休んだら夜の町を歩き回りたいと思います。
ラグーザの町並みは世界遺産に指定された18世紀の後期バロック建築の町並みです。楽しみですね。
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