
イタリア・シチリア島旅行記の第32回です。
8日目はシラクーサを観光します。
まずはネアポリス考古学公園の天国の石切り場を見学しました。
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■8日目 2017年9月8日 金曜日

朝7時半に起床。今日はシチリア島の東南部にある歴史ある町シラクーサを観光します。
私が宿泊しているのはシラクーサの旧市街オルティージャ島にある五つ星ホテル、グランドホテル・オルティージャです。
部屋からは海が見え、朝から最高の気分になりました。

グランドホテル・オルティージャは建物こそ古いですが、テラスで食べる朝食は最高の一言。
朝の地中海を見ながら優雅に朝食を楽しむことができます。

眺めは最高。素晴らしいの一言です。

せっかくなので旧市街と海の両方が見える席に座りました。

朝食もおいしく、大満足です。
8時半にホテルを出て、シラクーサの観光を始めましょう。
シラクーサは古代ギリシャの時代から栄えた町で、アテネをも凌ぐとまで言われました。
その証拠がシラクーサに今も残るヨーロッパで最も大きいギリシャ劇場です。
古代ローマや中世においてもシチリアの中心都市として栄えましたが、1542年と1693年に起きた大地震で壊滅的な被害を受けました。
その後後期バロック様式の統一された町並みとして再建され、現在もシチリア島南部の中心都市として重要な位置を占めています。
古代ギリシャ・ローマ時代の遺跡も多く、2005年には世界遺産として指定されました。

こちらがシラクーサの地図。シラクーサの観光エリアは2つに分かれており、一つは今私がいる南のオルティージャ島。
バロック様式の美しい建物が並び、細い路地が複雑に入り組んでいます。
もう一つはシラクーサの北部にある考古学地区。神殿のマークが集中しているエリアです。
ここには古代の石切り場、ギリシャ劇場、ローマ闘技場、パオロ・オルシ考古学博物館など多くの見どころがあります。
オルティージャ北部の考古学地区へは橋を渡って本土に向かい、ひたすら北に向かって歩けば行けます。所要20分ほどでしょうか。
また地図にあるように市が運行する電気バスも利用できます。オルティージャ島と本土を繋ぐ橋の近くから考古学地区に向かうAルート、海沿いの北東部に向かうBルート。シラクーサ駅とオルティージャ島を結ぶCルートとあり、運賃は90分以内1ユーロと安いです。
ただ、30分おきに運行しているらしいのですが時刻表がはっきりしません。バス停で待っていても来ないという情報もあり、イタリアクオリティを感じさせます。
なお、上記の情報は2017年当時のもので、2019年現在はルートが異なっています。
シラクーサ駅、オルティージャ島、考古学地区を大回りで巡回するルートになっており、乗り換えの必要が無くなった半面、時間がよりかかるようになりました。詳細は下記リンクをご覧ください。
Siracusa d'Amare

こちらは観光客向けの巡回バスで運賃は1回5ユーロ。だいたい20分おきに走っています。
オルティージャ島と考古学地区を結ぶので利便性が高く、市の電気バスよりも本数が多いです。
しかし5ユーロと高いのが難点です。
Siracusa Open Tour

バスの時間がわからないので歩いていくことにしました。オルティージャ島から橋を渡ってシチリア本土へと入ります。

公園がありました。

円形の建物は教会です。

さらに歩くと団地がありました。

団地の隣には遺跡。古代ローマ時代の遺跡でしょうか。

近代的なデザインのドームが見えてきました。
シラクーサのランドマーク、涙の聖母教会です。
1953年に聖母マリア像が涙を流すという奇跡が起き、奇跡のマリア像を収める聖所として1990年に完成した新しい教会なのだそうです。

涙の聖母教会内部。涙を流したというマリア像を拝めるわけではありません。残念。

さらに10分ほど歩き、シラクーサの町の北にあるネアポリ考古学公園に着きました。

まずはチケット売り場で入場券を購入します。
考古学公園のチケットは9ユーロ。天国の石切り場、ギリシャ劇場、ローマ闘技場跡、考古学博物館に入場できます。

派手なブローチはシチリア土産です。

まずは天国の石切り場に向かいましょう。

古い教会がありました。

なにやら人だかりができています。

ここはローマ闘技場の入口でした。先に天国の石切り場を見学をするように言われ、先へと進みます。

古代ローマ時代の闘技場跡地。あとで見学します。

周辺地図。

天国の石切り場へ。

大きな岩が見えてきました。

かつてシラクーサには石灰岩の石切り場が数多くありました。
ここ天国の石切り場もその一つ。ギリシャ劇場の真横にあり、なにやら神秘的な雰囲気が漂っています。
ここから切り出された石灰岩は様々な建築物に使用されました。

岩をくぐり、さらに奥へ。

不思議な雰囲気です。

遊歩道を歩きます。

大きな洞窟が見えてきました。
高さ23メートル。ディオニシオスの耳と呼ばれています。あの有名な画家カラバッジョの命名なのだそうです。

他にも様々な洞窟がありますが、中には入れないようです。

ディオニシオスの耳の内部へ。
天井が高く、声が響きます。

歌を歌う人もいます。

人の大きさと比べてみれば、洞窟がいかに巨大であるかがわかるでしょう。

天国の石切り場はそれほど広くないので、15分も見れば十分です。
次の目的地、古代ギリシャ劇場へと向かいましょう。

ひたすら階段を上り下りして劇場へと向かいます。

石灰岩が露出した荒れ地のような場所に出ました。

先ほど見学したディオニシオスの耳の上部が見えています。

あの細長い岩はなぜ残ったのか?不思議な場所でした。
次回は古代ギリシャ劇場を見学します。
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朝7時半に起床。今日はシチリア島の東南部にある歴史ある町シラクーサを観光します。
私が宿泊しているのはシラクーサの旧市街オルティージャ島にある五つ星ホテル、グランドホテル・オルティージャです。
部屋からは海が見え、朝から最高の気分になりました。

グランドホテル・オルティージャは建物こそ古いですが、テラスで食べる朝食は最高の一言。
朝の地中海を見ながら優雅に朝食を楽しむことができます。

眺めは最高。素晴らしいの一言です。

せっかくなので旧市街と海の両方が見える席に座りました。

朝食もおいしく、大満足です。
8時半にホテルを出て、シラクーサの観光を始めましょう。
シラクーサは古代ギリシャの時代から栄えた町で、アテネをも凌ぐとまで言われました。
その証拠がシラクーサに今も残るヨーロッパで最も大きいギリシャ劇場です。
古代ローマや中世においてもシチリアの中心都市として栄えましたが、1542年と1693年に起きた大地震で壊滅的な被害を受けました。
その後後期バロック様式の統一された町並みとして再建され、現在もシチリア島南部の中心都市として重要な位置を占めています。
古代ギリシャ・ローマ時代の遺跡も多く、2005年には世界遺産として指定されました。

こちらがシラクーサの地図。シラクーサの観光エリアは2つに分かれており、一つは今私がいる南のオルティージャ島。
バロック様式の美しい建物が並び、細い路地が複雑に入り組んでいます。
もう一つはシラクーサの北部にある考古学地区。神殿のマークが集中しているエリアです。
ここには古代の石切り場、ギリシャ劇場、ローマ闘技場、パオロ・オルシ考古学博物館など多くの見どころがあります。
オルティージャ北部の考古学地区へは橋を渡って本土に向かい、ひたすら北に向かって歩けば行けます。所要20分ほどでしょうか。
また地図にあるように市が運行する電気バスも利用できます。オルティージャ島と本土を繋ぐ橋の近くから考古学地区に向かうAルート、海沿いの北東部に向かうBルート。シラクーサ駅とオルティージャ島を結ぶCルートとあり、運賃は90分以内1ユーロと安いです。
ただ、30分おきに運行しているらしいのですが時刻表がはっきりしません。バス停で待っていても来ないという情報もあり、イタリアクオリティを感じさせます。
なお、上記の情報は2017年当時のもので、2019年現在はルートが異なっています。
シラクーサ駅、オルティージャ島、考古学地区を大回りで巡回するルートになっており、乗り換えの必要が無くなった半面、時間がよりかかるようになりました。詳細は下記リンクをご覧ください。
Siracusa d'Amare

こちらは観光客向けの巡回バスで運賃は1回5ユーロ。だいたい20分おきに走っています。
オルティージャ島と考古学地区を結ぶので利便性が高く、市の電気バスよりも本数が多いです。
しかし5ユーロと高いのが難点です。
Siracusa Open Tour

バスの時間がわからないので歩いていくことにしました。オルティージャ島から橋を渡ってシチリア本土へと入ります。

公園がありました。

円形の建物は教会です。

さらに歩くと団地がありました。

団地の隣には遺跡。古代ローマ時代の遺跡でしょうか。

近代的なデザインのドームが見えてきました。
シラクーサのランドマーク、涙の聖母教会です。
1953年に聖母マリア像が涙を流すという奇跡が起き、奇跡のマリア像を収める聖所として1990年に完成した新しい教会なのだそうです。

涙の聖母教会内部。涙を流したというマリア像を拝めるわけではありません。残念。

さらに10分ほど歩き、シラクーサの町の北にあるネアポリ考古学公園に着きました。

まずはチケット売り場で入場券を購入します。
考古学公園のチケットは9ユーロ。天国の石切り場、ギリシャ劇場、ローマ闘技場跡、考古学博物館に入場できます。

派手なブローチはシチリア土産です。

まずは天国の石切り場に向かいましょう。

古い教会がありました。

なにやら人だかりができています。

ここはローマ闘技場の入口でした。先に天国の石切り場を見学をするように言われ、先へと進みます。

古代ローマ時代の闘技場跡地。あとで見学します。

周辺地図。

天国の石切り場へ。

大きな岩が見えてきました。

かつてシラクーサには石灰岩の石切り場が数多くありました。
ここ天国の石切り場もその一つ。ギリシャ劇場の真横にあり、なにやら神秘的な雰囲気が漂っています。
ここから切り出された石灰岩は様々な建築物に使用されました。

岩をくぐり、さらに奥へ。

不思議な雰囲気です。

遊歩道を歩きます。

大きな洞窟が見えてきました。
高さ23メートル。ディオニシオスの耳と呼ばれています。あの有名な画家カラバッジョの命名なのだそうです。

他にも様々な洞窟がありますが、中には入れないようです。

ディオニシオスの耳の内部へ。
天井が高く、声が響きます。

歌を歌う人もいます。

人の大きさと比べてみれば、洞窟がいかに巨大であるかがわかるでしょう。

天国の石切り場はそれほど広くないので、15分も見れば十分です。
次の目的地、古代ギリシャ劇場へと向かいましょう。

ひたすら階段を上り下りして劇場へと向かいます。

石灰岩が露出した荒れ地のような場所に出ました。

先ほど見学したディオニシオスの耳の上部が見えています。

あの細長い岩はなぜ残ったのか?不思議な場所でした。
次回は古代ギリシャ劇場を見学します。
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