
ペルー・ボリビア旅行記の第9回です。
4日目の夕方はクスコからマチュピチュへ。
オリャンタイタンボ駅から観光列車に乗車してマチュピチュへと向かいました。
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■ 4日目 2018年1月28日

ペルーに残された数少ない旅客鉄道の一つであるクスコ〜マチュピチュ線に乗車する日がやってきました。
小学生の時宮脇俊三氏の本を読んでから30年。ようやく念願がかなったのです。
マチュピチュ線はペルー・レイルとインカ・レイルという2つの会社が列車を運行しています。
メインの運行区間は両社ともにオリャンタイタンボ〜マチュピチュ間。クスコから車で2時間。距離にして70キロほど離れています。
オリャンタイタンボは標高2600メートル、マチュピチュは標高2400メートル。
標高3400メートルだったクスコよりはだいぶ低い場所にあるので、高山病になりにくいのがポイントです。
列車の所要時間は約1時間半。ペルー・レイルは3種類の列車種別があり、一番豪華なハイラム・ビンガム号は食事と沿線の観光もついて片道5万円もします。
我々が乗る観光客向けのビスタドームは片道1万5千円。気動車なので運転席横に客席があり、前方の視界を楽しむことができます。軽食とお茶も出ます。座席は向かい合わせで、進行方向後ろ向きに座ることになる可能性があります。
いちばん安いのはエクスペディションという種別で、以前はバックパッカーズと言う名前でした。
安いと言っても1万4千円程度で、ビスタドームとサービスと値段は変わりません。客車列車で前が見えないのと、座席が向かい合わせではない点が異なります。
ペルー・レイルはこの区間の他にオリャンタイタンボからクスコに向かわず川沿いに分岐したウルバンバの町とマチュピチュを結ぶ列車も1日2往復ほど運行しています。
夏季になるとクスコ近郊のポロイからもマチュピチュまでの列車を運行してます。
インカ・レイル社はクスコ・サンペドロ駅とマチュピチュを結ぶ列車が3往復、オリャンタイタンボとマチュピチュを結ぶ列車が1往復運行しています。
ペルー・レイルに比べて知名度が低いですが、クスコから乗車できるのが魅力ですね。
なお、我々が乗車するのはオリャンタイタンボ駅始発のペルー・レイル社のビスタドームです。
ペルー・レイル
インカ・レイル

リマの空港に貼ってあったペルー・レイルのポスター。ビスタドームの車内はこんな感じです。マチュピチュ遺跡は山の上にあるので川沿いを走る列車から見ることはできませんが、あこがれのマチュピチュを目指しテンションが最大出力になれば心の眼でマチュピチュが見えるということです。

オリャンタイタンボ駅の構内。15:37発のマチュピチュ行き列車が入線しています。3両編成のディーゼルカーです。

我々のツアーが乗車するのは先頭の車両です。全席指定なのでくじ引きで座席を選びました。

険しい山々を背にするオリャンタイタンボ駅。列車に乗りこみ、15:37の定刻に出発しました。

ビスタドームの座席は向かい合わせの座席で、座席の間にテーブルがあります。
私の席は最悪なことに進行方向右側の通路側。ウルバンバ川は進行方向左側で、右側の車窓はほどんど崖です。
列車の先頭で前面展望が見られますし、進行方向左の扉の部分なら立って外を見る手もあります。
落ち着いたら移動しましょう。

マチュピチュ線は単線ですが、頻繁に列車とすれ違います。出発早々インカ・レイル社の列車とすれ違いました。

車窓から見る険しい山々。

左側に見える川がアマゾン川の支流のウルバンバ川。この川をたどればブラジルに入り大西洋に至ります。

インカ・トレイルというトレッキングコースもあります。標高4000メートルの山を越えてマチュピチュに至る欧米人に人気のトレッキングコースで、全て歩くと4日間かかります。

Gare Ollaytantambo駅に到着。

対向列車とすれ違います。

ペルー・レイルのエクスペディション号です。

駅を出発。列車は曲がりくねるウルバンバ側に沿ってゆっくり走ります。
バラストは新しく、保線作業は比較的きっちり行われているようです。

リャマを連れてつり橋を渡るおじさん。

荒々しく険しい景色が続きます。

がけ崩れが起きたらひとたまりもありません。

雨季なので川の水量が多く、濁っています。

川が増水するとマチュピチュへの列車は運休してしまいます。天気が崩れなかったのは幸運と言えるでしょう。

前面かぶりつきは他の旅行者に譲り、左側の車窓を眺めます。

山のふもとにポツンと一軒家。

険しい岩山です。

いいつり橋です。渡りたい。

少し雲が出てきました。

駅ですれ違った列車を振り返ります。

そそり立つ岩の壁。

雨季のウルバンバ川。川の流れが激しいです。

線路沿いを歩いている人がいました。

川幅が狭くなります。

つり橋があり、その向こうには段々畑がありました。

川の向こうに滝と遺跡が見えます。ウィニャウェイナというインカ時代の遺跡です。
インカトレイルというトレッキングコースを歩かないとこの遺跡には行けません。

山の中腹にある段々畑とインカの遺跡。クスコからマチュピチュに至るインカ時代の街道の中継地点だったのでしょう。

水力発電所がありました。

水力発電所の横が駅になっています。

岩をくりぬいただけのトンネルに入ります。

トンネルを抜け、後ろを振り返ります。

地震が来たらひとたまりもないですね。

マチュピチュの看板が見えました。いよいよ終点です。

17:05。終点のマチュピチュに到着しました。

座席は悪かったですが、移動しやすい席でしたので前方や側面の景色を見られたのは良かったです。

ガイドさんに連れられ駅の外へ。

マチュピチュ駅の駅舎。観光地だけあって大きいです。

駅舎を出るとお土産屋さんが並んでいました。

駅を出て今日のホテルへ。山の上にあるマチュピチュ観光の拠点となる村です。
アグアス・カリエンテスという名前ですが、マチュピチュ村で通ります。

川があって山があって・・・。
なにか日本の鄙びた温泉街のような雰囲気です。

マチュピチュ村の中心はレストランやホテルやお土産屋が集まっています。
我々のツアーが今日から2泊するのはエル・マピという洒落たホテルです。

部屋は洒落ておりwi-fiも使えました。
マチュピチュの夜は冷えるので、ヒーターを付けました。

ホテルのレストランで夕食。シーザーサラダやマスのグリルが出ました。
明日は1日中マチュピチュ遺跡を観光。夢が次々にかないます。
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ペルーに残された数少ない旅客鉄道の一つであるクスコ〜マチュピチュ線に乗車する日がやってきました。
小学生の時宮脇俊三氏の本を読んでから30年。ようやく念願がかなったのです。
マチュピチュ線はペルー・レイルとインカ・レイルという2つの会社が列車を運行しています。
メインの運行区間は両社ともにオリャンタイタンボ〜マチュピチュ間。クスコから車で2時間。距離にして70キロほど離れています。
オリャンタイタンボは標高2600メートル、マチュピチュは標高2400メートル。
標高3400メートルだったクスコよりはだいぶ低い場所にあるので、高山病になりにくいのがポイントです。
列車の所要時間は約1時間半。ペルー・レイルは3種類の列車種別があり、一番豪華なハイラム・ビンガム号は食事と沿線の観光もついて片道5万円もします。
我々が乗る観光客向けのビスタドームは片道1万5千円。気動車なので運転席横に客席があり、前方の視界を楽しむことができます。軽食とお茶も出ます。座席は向かい合わせで、進行方向後ろ向きに座ることになる可能性があります。
いちばん安いのはエクスペディションという種別で、以前はバックパッカーズと言う名前でした。
安いと言っても1万4千円程度で、ビスタドームとサービスと値段は変わりません。客車列車で前が見えないのと、座席が向かい合わせではない点が異なります。
ペルー・レイルはこの区間の他にオリャンタイタンボからクスコに向かわず川沿いに分岐したウルバンバの町とマチュピチュを結ぶ列車も1日2往復ほど運行しています。
夏季になるとクスコ近郊のポロイからもマチュピチュまでの列車を運行してます。
インカ・レイル社はクスコ・サンペドロ駅とマチュピチュを結ぶ列車が3往復、オリャンタイタンボとマチュピチュを結ぶ列車が1往復運行しています。
ペルー・レイルに比べて知名度が低いですが、クスコから乗車できるのが魅力ですね。
なお、我々が乗車するのはオリャンタイタンボ駅始発のペルー・レイル社のビスタドームです。
ペルー・レイル
インカ・レイル

リマの空港に貼ってあったペルー・レイルのポスター。ビスタドームの車内はこんな感じです。マチュピチュ遺跡は山の上にあるので川沿いを走る列車から見ることはできませんが、あこがれのマチュピチュを目指しテンションが最大出力になれば心の眼でマチュピチュが見えるということです。

オリャンタイタンボ駅の構内。15:37発のマチュピチュ行き列車が入線しています。3両編成のディーゼルカーです。

我々のツアーが乗車するのは先頭の車両です。全席指定なのでくじ引きで座席を選びました。

険しい山々を背にするオリャンタイタンボ駅。列車に乗りこみ、15:37の定刻に出発しました。

ビスタドームの座席は向かい合わせの座席で、座席の間にテーブルがあります。
私の席は最悪なことに進行方向右側の通路側。ウルバンバ川は進行方向左側で、右側の車窓はほどんど崖です。
列車の先頭で前面展望が見られますし、進行方向左の扉の部分なら立って外を見る手もあります。
落ち着いたら移動しましょう。

マチュピチュ線は単線ですが、頻繁に列車とすれ違います。出発早々インカ・レイル社の列車とすれ違いました。

車窓から見る険しい山々。

左側に見える川がアマゾン川の支流のウルバンバ川。この川をたどればブラジルに入り大西洋に至ります。

インカ・トレイルというトレッキングコースもあります。標高4000メートルの山を越えてマチュピチュに至る欧米人に人気のトレッキングコースで、全て歩くと4日間かかります。

Gare Ollaytantambo駅に到着。

対向列車とすれ違います。

ペルー・レイルのエクスペディション号です。

駅を出発。列車は曲がりくねるウルバンバ側に沿ってゆっくり走ります。
バラストは新しく、保線作業は比較的きっちり行われているようです。

リャマを連れてつり橋を渡るおじさん。

荒々しく険しい景色が続きます。

がけ崩れが起きたらひとたまりもありません。

雨季なので川の水量が多く、濁っています。

川が増水するとマチュピチュへの列車は運休してしまいます。天気が崩れなかったのは幸運と言えるでしょう。

前面かぶりつきは他の旅行者に譲り、左側の車窓を眺めます。

山のふもとにポツンと一軒家。

険しい岩山です。

いいつり橋です。渡りたい。

少し雲が出てきました。

駅ですれ違った列車を振り返ります。

そそり立つ岩の壁。

雨季のウルバンバ川。川の流れが激しいです。

線路沿いを歩いている人がいました。

川幅が狭くなります。

つり橋があり、その向こうには段々畑がありました。

川の向こうに滝と遺跡が見えます。ウィニャウェイナというインカ時代の遺跡です。
インカトレイルというトレッキングコースを歩かないとこの遺跡には行けません。

山の中腹にある段々畑とインカの遺跡。クスコからマチュピチュに至るインカ時代の街道の中継地点だったのでしょう。

水力発電所がありました。

水力発電所の横が駅になっています。

岩をくりぬいただけのトンネルに入ります。

トンネルを抜け、後ろを振り返ります。

地震が来たらひとたまりもないですね。

マチュピチュの看板が見えました。いよいよ終点です。

17:05。終点のマチュピチュに到着しました。

座席は悪かったですが、移動しやすい席でしたので前方や側面の景色を見られたのは良かったです。

ガイドさんに連れられ駅の外へ。

マチュピチュ駅の駅舎。観光地だけあって大きいです。

駅舎を出るとお土産屋さんが並んでいました。

駅を出て今日のホテルへ。山の上にあるマチュピチュ観光の拠点となる村です。
アグアス・カリエンテスという名前ですが、マチュピチュ村で通ります。

川があって山があって・・・。
なにか日本の鄙びた温泉街のような雰囲気です。

マチュピチュ村の中心はレストランやホテルやお土産屋が集まっています。
我々のツアーが今日から2泊するのはエル・マピという洒落たホテルです。

部屋は洒落ておりwi-fiも使えました。
マチュピチュの夜は冷えるので、ヒーターを付けました。

ホテルのレストランで夕食。シーザーサラダやマスのグリルが出ました。
明日は1日中マチュピチュ遺跡を観光。夢が次々にかないます。
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どこかで見たことのある風景(北欧の車窓・日本の温泉宿風)もあり。
しばらく留まりたいですが、なんせ高額でしょうね。