新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
プロ野球の開幕も延期に延期を重ねてきましたが、ついに無観客試合の開催も視野に入れ、6月19日開幕に向けて動き出しました。残念ながら交流戦は中止です。

プロ野球 交流戦中止決定 6・19から最大125試合目標も無観客開幕濃厚(スポニチ)
 プロ野球の12球団代表者会議が17日、オンライン会議で開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大で延期しているセ、パ両リーグの公式戦の5月中の開幕を断念し、交流戦中止を決めた。05年に導入された交流戦が実施されないのは初めて。今後は125試合開催を目指し、最短で6月19日開幕を目指すとみられるが、7月以降にずれ込むことも予想される。感染防止の観点から、開幕は史上初の無観客で迎える可能性が高まった。 
 またも苦渋の決断を迫られた。交流戦中止を決断した斉藤惇コミッショナー(80)は無念さを絞り出した。「交流戦を見送るのは大変な決断でした。心待ちにしたファンの方々には大変申し訳なく思う」。加えて5月中の開幕と、レギュラーシーズン143試合開催を断念したことを明言した。

 開幕日についての議論は凍結しているが、代表者会議では6月14日の交流戦最終戦までの入場券の払い戻しを決めた。減速しない新型コロナウイルスの感染拡大の前に、視界は一向に開けない。交流戦18試合分を引いた125試合開催が目標となり「今の計算ではそう。(感染)状況がこれで終われば125」と斉藤コミッショナーは明かした。交流戦明け再開の6月19日が最短候補に挙がるが、そこですら不透明。「6月中の開幕も難しいのではないか」と漏らす関係者もおり、7月以降にずれ込む可能性も十分にありそうだ。

 球界には避けたい選択肢が、次々と現実的になってくる。開幕を迎えても、当面は無観客開催となる可能性が高まった。「状況が状況ですし否定できない」と斉藤コミッショナー。ソーシャルディスタンスの確保へ、以前から大幅な入場制限などの話し合いも行われてきたが、世界的にもプロスポーツ興行は無観客の流れに傾いている。日本国内の感染状況も地域差があり、12球団の本拠地全てで感染が落ち着かないと、有観客での開催は難しい。同コミッショナーは「お客さんが入れない状況でも、野球ができて、テレビ、ネットで配信され、皆さんが元気になれたらいいなという考えはあります」と続けた。

 無観客開催でもチームという集団での移動のリスク、入場できなくても球場周辺やスポーツバーなどに密集を招くリスクも残る。新たなシーズンの全体像を描くにはもうしばらく時間を要しそうだ。 (後藤 茂樹)

 ≪5・6以降に日程目標設定か≫12球団は政府の22日の専門家会議を受けて、23日に新型コロナウイルス対策連絡会議と代表者会議を開く。開幕日については今月下旬から5月上旬にかけて議論するとしており、「23日に必ず決めるとかはまだ言えない。5月6日の後、緊急事態宣言を振り返る分析を見て決めるケースもあると思う」と斉藤コミッショナー。政府の専門家会議は5月6日前後にも行われる見込みで、その見解を受けた後に代表者会議を開き、開幕目標を決める可能性もある。


12球団代表者会議で「コロナ特例」報告 ベンチ入り人数など現行ルール変更なし(スポニチ)
プロ野球の12球団代表者会議が17日、オンライン会議で開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大で延期しているセ、パ両リーグの公式戦の5月中の開幕を断念し、交流戦中止を決めた。
 代表者会議では15日の協約・ドラフト改定委員会でまとめられた「コロナ特例」について報告された。1軍の出場登録は29人以内、ベンチ入り25人以内とする現行ルールは変更しないことが確認された。

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「コロナ特例と言われる登録抹消ルールなど、継続審議の案件が多くありました」と説明。PCR検査のため登録抹消後、陰性だった場合は規定の10日を経ずとも再登録できることや、FA取得日数の短縮などが検討されているとみられる。

 また143試合からの削減が決まり、今後は選手の年俸も議論の余地が出てきそうだ。「今日はそういう話は出ていません」と斉藤コミッショナー。選手会との調整も必要で、12球団で検討課題に挙がる可能性はある。



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