
ペルー・ボリビア旅行記の第22回です。
7日目は観光列車チチカカ・トレインに乗って鉄道の旅。クスコからプーノまでの383.7キロを10時間かけて移動します。
定期旅客列車が走る地点としては中国の西蔵鉄道に次いで2番目に高い、標高4319メートルのララヤ峠に到着しました。
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■ 7日目 2018年1月31日

クスコからチチカカ湖畔の町プーノまでの384キロを10時間かけて走るチチカカ・トレインに乗車し、標高4000メートルの世界にやってきました。
11:50、ついに定期旅客列車が走る場所としては世界で2番目に高いララヤ峠に到着です。
なんと標高4319メートル。富士山よりも500メートル以上も高いのです。

クスコから約5時間。ララヤ峠に到着しました。周囲には何もありませんが、15分ほど停車します。
ホームに出ると空気が冷たく、そして薄いです。
少し歩くだけで息が上がり、苦しくなります。走るなどもってのほかです。

ララヤ峠は小さな駅になっており、地元の人たちがアルパカのセーターやマフラーを売っています。

ララヤ峠は標高4319メートル。2006年に中国の西蔵鉄道が開通するまではここララヤ峠が定期旅客列車が走る場所としては世界一高い場所でした。
現在の最高所は西蔵鉄道の唐古拉峠で標高5,072メートルです。
なお、ペルーの鉄道路線にはペルー中央鉄道のリマ〜ワンカーヨ間に標高4781メートルのチクリオ峠があり、ララヤ峠よりも高かったのですが、1990年代に旅客営業を休止してしまいました。
なお、2006年からは3〜11月のみ月1〜2回程度観光列車がリマ〜ワンカーヨ間を走っているので、乗れないこともありません。

あらためてとんでもないところに来たと思います。
遠くに見える雪を頂く山はチンボヤ山。標高5300メートルもあります。

チチカカ・トレインの乗客はお土産を買ったり記念撮影をしたり、思い思いの時間を過ごしています。

ララヤ峠駅のホーム。

列車の先頭まで行ってみましょう。

ララヤ峠駅のポイント。

チチカカ・トレインを引っ張るディーゼル機関車。

使われなくなった駅舎があります。

階段を駆け上がる乗務員。
我々にはまねできません。

筆舌に尽くしがたい光景ですね。よくぞこんなところに線路を敷いたものです。

ララヤ峠駅を取り囲む山々は4500メートル級の高山ですが、地面の標高が高すぎて丘にしか見えません。

チチカカ・トレインの最後尾に連結された展望車。この素晴らしい車窓を思う存分眺められるのは最高の贅沢です。
一生に一度ぐらいなら、こんな贅沢も許されるでしょう。

ララヤ峠駅のホーム沿いにある小さな教会。

教会の内部はとても素朴な造りでした。

ララヤ峠の教会の祭壇。
標高4319メートルという想像を絶する場所でもちゃんと人々は生きていて、日々の生活を営んでいるのですね。

最後尾の展望車。前半分はラウンジカーになっています。
私のもともとの座席は展望車の一つ前の客車にあります。

ぼちぼち出発時刻なので、車内に戻ります。

12:10にララヤ峠を出発。
展望車に戻ろうとしたら、これから昼食なので席に座るよう言われました。

座席のテーブルにテーブルクロスがセットされました。
標高4300メートルで昼食?どんなご飯が出てくるのでしょう。

線路沿いの草原にはリャマやアルパカが放牧されています。

標高4000メートルの世界。木は一切生えていません。
そんな過酷な世界ですか、アルパカたちがのんびり草を食べています。

川を渡ります。

草原の向こうに集落があるのが見えます。こんなところにも人が住んでいるのですね。

ララヤ峠を越えてから人々の生活の気配が漂ってきました。
宇宙から地球に帰ってきたような気分です。

線路沿いの牧場。ちゃんと電気も来ており、街灯があります。

蛇行する川と岩肌がむき出しになった丘。まさに地面の侵食で出来上がった地形です。

のんびり草を食べるモコモコのアルパカたち。

景色を見ていたら昼食が運ばれてきました。

ドライポテトのスープ、牛肉のサルティンボッカです。牛肉は柔らかく、料理はおいしいです。

びっくりですよ。標高4000メートルなのにレストラン顔負けのしっかりとした食事が出てきました。
思わずビールを飲みたくなりますが、やめておきます。
高山地帯でお酒を飲むと高山病になりやすいのです。

デザートにはチョコレートケーキ。これもおいしいです。

車窓を見ればやたらバイクが止まっている建物。何の建物なのでしょうか。

また晴れ間が出てきました。

菜の花の黄色と青い空。

小川。

レストランの店先でご飯を食べる人たち。列車に手を振っています。

標高4000メートルの小さな町。

建設中のままの家が並んでいます。
完成させるより建設中のままにしておいた方が税金が安いとどこかで聞きました。

ララヤ峠を超えて高度が若干下がり、小さな町が点在するようになりました。

砂ぼこりが舞う高原の町。
アヤビリという小さな町です。

公園がありました。

昼食を食べてしばらくのんびりしたのち、最後尾の展望車に戻りました。

だいぶ景色がカラフルになったと思います。

吸い込まれるような空の青さです。
次回もチチカカ・トレインの旅は続きます。
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クスコからチチカカ湖畔の町プーノまでの384キロを10時間かけて走るチチカカ・トレインに乗車し、標高4000メートルの世界にやってきました。
11:50、ついに定期旅客列車が走る場所としては世界で2番目に高いララヤ峠に到着です。
なんと標高4319メートル。富士山よりも500メートル以上も高いのです。

クスコから約5時間。ララヤ峠に到着しました。周囲には何もありませんが、15分ほど停車します。
ホームに出ると空気が冷たく、そして薄いです。
少し歩くだけで息が上がり、苦しくなります。走るなどもってのほかです。

ララヤ峠は小さな駅になっており、地元の人たちがアルパカのセーターやマフラーを売っています。

ララヤ峠は標高4319メートル。2006年に中国の西蔵鉄道が開通するまではここララヤ峠が定期旅客列車が走る場所としては世界一高い場所でした。
現在の最高所は西蔵鉄道の唐古拉峠で標高5,072メートルです。
なお、ペルーの鉄道路線にはペルー中央鉄道のリマ〜ワンカーヨ間に標高4781メートルのチクリオ峠があり、ララヤ峠よりも高かったのですが、1990年代に旅客営業を休止してしまいました。
なお、2006年からは3〜11月のみ月1〜2回程度観光列車がリマ〜ワンカーヨ間を走っているので、乗れないこともありません。

あらためてとんでもないところに来たと思います。
遠くに見える雪を頂く山はチンボヤ山。標高5300メートルもあります。

チチカカ・トレインの乗客はお土産を買ったり記念撮影をしたり、思い思いの時間を過ごしています。

ララヤ峠駅のホーム。

列車の先頭まで行ってみましょう。

ララヤ峠駅のポイント。

チチカカ・トレインを引っ張るディーゼル機関車。

使われなくなった駅舎があります。

階段を駆け上がる乗務員。
我々にはまねできません。

筆舌に尽くしがたい光景ですね。よくぞこんなところに線路を敷いたものです。

ララヤ峠駅を取り囲む山々は4500メートル級の高山ですが、地面の標高が高すぎて丘にしか見えません。

チチカカ・トレインの最後尾に連結された展望車。この素晴らしい車窓を思う存分眺められるのは最高の贅沢です。
一生に一度ぐらいなら、こんな贅沢も許されるでしょう。

ララヤ峠駅のホーム沿いにある小さな教会。

教会の内部はとても素朴な造りでした。

ララヤ峠の教会の祭壇。
標高4319メートルという想像を絶する場所でもちゃんと人々は生きていて、日々の生活を営んでいるのですね。

最後尾の展望車。前半分はラウンジカーになっています。
私のもともとの座席は展望車の一つ前の客車にあります。

ぼちぼち出発時刻なので、車内に戻ります。

12:10にララヤ峠を出発。
展望車に戻ろうとしたら、これから昼食なので席に座るよう言われました。

座席のテーブルにテーブルクロスがセットされました。
標高4300メートルで昼食?どんなご飯が出てくるのでしょう。

線路沿いの草原にはリャマやアルパカが放牧されています。

標高4000メートルの世界。木は一切生えていません。
そんな過酷な世界ですか、アルパカたちがのんびり草を食べています。

川を渡ります。

草原の向こうに集落があるのが見えます。こんなところにも人が住んでいるのですね。

ララヤ峠を越えてから人々の生活の気配が漂ってきました。
宇宙から地球に帰ってきたような気分です。

線路沿いの牧場。ちゃんと電気も来ており、街灯があります。

蛇行する川と岩肌がむき出しになった丘。まさに地面の侵食で出来上がった地形です。

のんびり草を食べるモコモコのアルパカたち。

景色を見ていたら昼食が運ばれてきました。

ドライポテトのスープ、牛肉のサルティンボッカです。牛肉は柔らかく、料理はおいしいです。

びっくりですよ。標高4000メートルなのにレストラン顔負けのしっかりとした食事が出てきました。
思わずビールを飲みたくなりますが、やめておきます。
高山地帯でお酒を飲むと高山病になりやすいのです。

デザートにはチョコレートケーキ。これもおいしいです。

車窓を見ればやたらバイクが止まっている建物。何の建物なのでしょうか。

また晴れ間が出てきました。

菜の花の黄色と青い空。

小川。

レストランの店先でご飯を食べる人たち。列車に手を振っています。

標高4000メートルの小さな町。

建設中のままの家が並んでいます。
完成させるより建設中のままにしておいた方が税金が安いとどこかで聞きました。

ララヤ峠を超えて高度が若干下がり、小さな町が点在するようになりました。

砂ぼこりが舞う高原の町。
アヤビリという小さな町です。

公園がありました。

昼食を食べてしばらくのんびりしたのち、最後尾の展望車に戻りました。

だいぶ景色がカラフルになったと思います。

吸い込まれるような空の青さです。
次回もチチカカ・トレインの旅は続きます。
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