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ペルー・ボリビア旅行記の第23回です。
7日目は観光列車チチカカ・トレインに乗って鉄道の旅。クスコからプーノまでの383.7キロを10時間かけて移動します。
高原の小さな駅で、豪華列車アンデアン・エクスプローラー号とすれ違いました。


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■ 7日目 2018年1月31日


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クスコからチチカカ湖畔の町プーノまでの384キロを10時間かけて走るチチカカ・トレイン。
マチュピチュやウユニ塩湖に行きたかったのはもちろんですが、私はこの列車に乗りたいがために100万円もするユーラシア旅行社の「ペルー・ボリビア、アンデス物語14日間」というツアーに参加しました。
クスコからプーノに移動するツアーは他にもありますが、日程に余裕がなかったり安いツアーだったりするとバス移動なのです。
鉄道ファンとしては紀行作家宮脇俊三氏も乗車したチチカカ・トレインを見逃すわけにはいきません。
これまでの人生で一番の出費でしたが、おかげで最高の体験ができています。


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そんなチチカカ・トレインの旅もいよいよ後半。
標高4319メートルのララヤ峠を過ぎ、列車は徐々に高度を下げつつチチカカ湖へと向かいます。


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標高が下がってきたとはいえ標高3900メートル地帯。富士山よりも高いです。


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空が透明でやや黒っぽい青。そして雲がとても低い位置にあります。


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アンデスのグランドキャニオンですね。


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アンデスの丘を背にした廃墟。まるで絵画のような風景です。


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静かに流れる川。
もう6時間近く後方の展望車にて立ちっぱなしですが、全く疲れません。


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列車は川沿いを進みます。チチカカ湖に注ぐ川です。


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アルパカの群れ。


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川を渡ります。


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かつての駅の跡は牧場になり、アルパカが放牧されています。


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駅舎の跡。


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列車を見送るインディオの親子。


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道路を斜めに渡ります。


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牧草地帯と菜の花畑と雄大な山々。素晴らしい景色です。


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アンデスの山々から湧きだした水が流れる小さな川。


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チチカカ・トレインの最後尾の展望車に立ち続け、アンデスの光景をひたすら眺めます。


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アルパカが列車に向けて走ってきました。


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時刻は14:30。集落に入り、列車は速度を落としました。停車するようです。


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チチカカ・トレインは集落の中の小駅に停車。
列車から降りてきた乗務員が手動でポイントを切り替えています。
どうやら、列車のすれ違いがあるようです。


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線路際では羊が草を食べています。


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なんと反対方向から車がやってきました。
ただの車ではなく、列車を先導し、障害物が無いか確認する重要な役目を果たす車です。


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車が走り去ってしばらくすると列車がやってきました。


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一目見ればわかる豪華さ。これがクスコ〜プーノ〜アレキパを週1回運行する高級列車、アンデアン・エクスプローラーです。
クスコ〜プーノ間で30万円以上かかります。当然全車両が高級ホテル並みの豪華個室寝台です。


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オリエント急行を運行するベルモント社による、南米を代表する豪華列車の一つです。


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最後尾には展望車がついていました。同じくチチカカ・トレインの展望車にいる我々とお互い手を振り合います。


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アンデアン・エクスプローラーが走り去っていきました。これからララヤ峠を越えてクスコへと向かうのです。


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すれ違いを終え、駅を出発。プカラという廃駅でした。
クスコからは281キロ。このあたりの標高は3900メートルです。


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プカラ駅前のお店からおじさんが列車を眺めています。
他の小駅と違い、10年ほど前までは客扱いを行っていたのでしょう。


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パトカーが線路を横断していました。


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駅を出たところで一度停車し、ポイントを手動で切り替えて再び走り出しました。


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奥さんと子供を背負ってバイクを疾走させるお兄さん。
標高3900メートルの過酷な土地でたくましく生きています。


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街を出ると周囲には何もなくなります。


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展望車の後ろのラウンジでショーが始まりました。


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小さな廃駅を通過します。


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犬が列車に並走し始めました。


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列車に置いていかれる犬。よく見ると後方の線路沿いからもう1匹犬が追いかけてきます。


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チチカカ・トレインを追いかける3匹の犬。ほほえましい光景です。


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一面の牧草地帯。


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質素な教会がありました。


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高度が下がり、緑が濃くなってきたように思います。それでもまだ富士山よりは高いですが。


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大きな川を渡ります。


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私は景色を見ていますが、後ろのラウンジではショーが続いています。


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駅に停車。今度は貨物列車とすれ違いました。


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貨物列車を見送り出発。
次は、沿線屈指の大都市フリアカに到着します。


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