ペルー・ボリビア旅行記の第24回です。
7日目は観光列車チチカカ・トレインに乗って鉄道の旅。クスコからプーノまでの383.7キロを10時間かけて移動します。
高原の交易都市フリアカに到着。人であふれる線路市場が列車を迎えてくれました。
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■ 7日目 2018年1月31日
クスコからチチカカ湖畔の町プーノまでの384キロを10時間かけて走るチチカカ・トレインの旅。
道中のハイライトである標高4319メートルのララヤ峠を過ぎ、沿線屈指の大都市フリアカへと向かっています。
ペルー南部鉄道のクスコ〜プーノ線は週3便の観光列車のみの運行となり、ほとんどの駅は廃止されました。
ですがフリアカの駅は観光列車の停車駅として今でも機能しており、チチカカ・トレイン唯一の途中駅となっています。
時刻は15時。7時10分にクスコを出発してから8時間が経過し、チチカカ・トレインの旅も後半に差し掛かりました。
線路の両側に建物が増えてきました。
大きな川を渡ります。
チチカカ湖に注ぐ川です。
線路の両側に並ぶ謎の建造物。トイレでしょうか。おそらく違うと思いますが・・・。
古ぼけた長距離バス。
土埃舞う街中に入りました。ここはフリアカ。標高3800メートルの高山地帯にあって人口21万人を誇る大都市です。
フリアカの町は昔からアンデスの交通の要衝にあり、交易拠点として栄えたのだそうです。
舗装されていない道路に建物が並んでいます。
数日前に大雨が降ったのでしょうか。いたるところに汚い水たまりがあります。
線路が土に埋まりかけています。このあたりは保線状態が良くありません。
歩道に並ぶベンチと銅像。
数日前まで線路とその周辺が泥水に埋まっていたのでしょう。ダンプカーが並び、土を流し込んで整地作業を行っているようです。
線路の両側に露店が並び始めました。
フリアカの線路市場です。観光名所の一つとなっています。
タイにもメークロン市場という線路市場がありますが、メークロン市場は食料品主体でした。
ここフリアカの線路市場はパイプや自動車部品、バイク部品など武骨な売り物が多いです。
何に使うのかわからない部品が山積みになって売られています。
露店の脇で手を振る子供たち。
工具や生活用品を売る店が並びます。
市場を歩く人たち。フリアカの治安はあまり良いとはいえず、かつては列車に石を投げる不届き者もいたそうです。
現在そんな危険なことをする人はいないようです。
女の子が笑顔で手を振ってくれました。
線路に子供向けの本を並べるおばさん。確かに列車は週3本しか来ませんし、普段は線路内に商品を置いても問題ないのでしょうけども。
車両の下からも子供向けの本が現れました。
乱雑な置き方ですね。ゴミじゃないんですから。
ペルー南部の都市アレキパからの線路が合流してきました。
アレキパは人口100万の大都市ですが鉄道旅客輸送は壊滅しており、フリアカ〜アレキパ間の定期旅客列車は2002年ごろに運行を休止しました。
現在は超高級周遊列車のアンデアン・エクスプローラーが週1便足を延ばすだけとなっています。
列車が来る時だけテントを片付け列車が通りすぎたら元通り。
線路内に果物が無造作に置かれています。
アンデスに生きる人たちのたくましさを感じさせる光景です。
もう線路がどこにあるかわかりません。
食料品の店が並んでいます。
線路の両側にちゃんとした建物のお店が並びだしました。
道路を横断します。
チチカカ・トレインに手を振る子供たち。
久々の大都市ですね。人であふれています。
長い間大自然の中を走ってきたので、青いビルがとても新鮮に見えます。
マイクロバスが線路を横断しています。中国から来た中古バスでしょうか。
愛虎更美と書かれていますが、よく見ると更の字が左右逆です。
厳重な扉を抜け、フリアカ駅の構内へ。
錆びだらけの屋根がペルーの鉄道の衰退ぶりを現しています。
16:15。フリアカの駅に到着。数人の客が降りました。
ホームは厳重なフェンスで覆われ、外界と完全に遮断されています。
列車到着後すぐに閉鎖されたフリアカ駅のゲート。
人々は明るい笑顔であっても、貧しいフリアカの町とチチカカ・トレインは別の世界なのですね。
マリア像でしょうか。
駅員に見送られ、フリアカ駅を出発。終点のプーノまではあと1時間少々です。
もはや1日1本ですらなくなった列車のためにある駅にしては立派です。
かつてはターミナルとしての役目を果たしていたのでしょう。
バスに負けたペルーの鉄道は貨物と観光に活路を見出しています。
やたら長いホームがかつての栄光を忍ばせてくれます。
10両編成が余裕で停車できるホーム。
フリアカ、プーノ、アレキパはそれなりの都市ですし、なんとか鉄道を復活させる方法はないものでしょうか。
貨車が3両、ポツンと停車していました。
かつては貨物列車が何本も止まっていたであろう側線。
分岐しているのは機回しのためのデルタ線です。
列車はフリアカを出発。
次は終点、チチカカ湖畔の町プーノです。
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クスコからチチカカ湖畔の町プーノまでの384キロを10時間かけて走るチチカカ・トレインの旅。
道中のハイライトである標高4319メートルのララヤ峠を過ぎ、沿線屈指の大都市フリアカへと向かっています。
ペルー南部鉄道のクスコ〜プーノ線は週3便の観光列車のみの運行となり、ほとんどの駅は廃止されました。
ですがフリアカの駅は観光列車の停車駅として今でも機能しており、チチカカ・トレイン唯一の途中駅となっています。
時刻は15時。7時10分にクスコを出発してから8時間が経過し、チチカカ・トレインの旅も後半に差し掛かりました。
線路の両側に建物が増えてきました。
大きな川を渡ります。
チチカカ湖に注ぐ川です。
線路の両側に並ぶ謎の建造物。トイレでしょうか。おそらく違うと思いますが・・・。
古ぼけた長距離バス。
土埃舞う街中に入りました。ここはフリアカ。標高3800メートルの高山地帯にあって人口21万人を誇る大都市です。
フリアカの町は昔からアンデスの交通の要衝にあり、交易拠点として栄えたのだそうです。
舗装されていない道路に建物が並んでいます。
数日前に大雨が降ったのでしょうか。いたるところに汚い水たまりがあります。
線路が土に埋まりかけています。このあたりは保線状態が良くありません。
歩道に並ぶベンチと銅像。
数日前まで線路とその周辺が泥水に埋まっていたのでしょう。ダンプカーが並び、土を流し込んで整地作業を行っているようです。
線路の両側に露店が並び始めました。
フリアカの線路市場です。観光名所の一つとなっています。
タイにもメークロン市場という線路市場がありますが、メークロン市場は食料品主体でした。
ここフリアカの線路市場はパイプや自動車部品、バイク部品など武骨な売り物が多いです。
何に使うのかわからない部品が山積みになって売られています。
露店の脇で手を振る子供たち。
工具や生活用品を売る店が並びます。
市場を歩く人たち。フリアカの治安はあまり良いとはいえず、かつては列車に石を投げる不届き者もいたそうです。
現在そんな危険なことをする人はいないようです。
女の子が笑顔で手を振ってくれました。
線路に子供向けの本を並べるおばさん。確かに列車は週3本しか来ませんし、普段は線路内に商品を置いても問題ないのでしょうけども。
車両の下からも子供向けの本が現れました。
乱雑な置き方ですね。ゴミじゃないんですから。
ペルー南部の都市アレキパからの線路が合流してきました。
アレキパは人口100万の大都市ですが鉄道旅客輸送は壊滅しており、フリアカ〜アレキパ間の定期旅客列車は2002年ごろに運行を休止しました。
現在は超高級周遊列車のアンデアン・エクスプローラーが週1便足を延ばすだけとなっています。
列車が来る時だけテントを片付け列車が通りすぎたら元通り。
線路内に果物が無造作に置かれています。
アンデスに生きる人たちのたくましさを感じさせる光景です。
もう線路がどこにあるかわかりません。
食料品の店が並んでいます。
線路の両側にちゃんとした建物のお店が並びだしました。
道路を横断します。
チチカカ・トレインに手を振る子供たち。
久々の大都市ですね。人であふれています。
長い間大自然の中を走ってきたので、青いビルがとても新鮮に見えます。
マイクロバスが線路を横断しています。中国から来た中古バスでしょうか。
愛虎更美と書かれていますが、よく見ると更の字が左右逆です。
厳重な扉を抜け、フリアカ駅の構内へ。
錆びだらけの屋根がペルーの鉄道の衰退ぶりを現しています。
16:15。フリアカの駅に到着。数人の客が降りました。
ホームは厳重なフェンスで覆われ、外界と完全に遮断されています。
列車到着後すぐに閉鎖されたフリアカ駅のゲート。
人々は明るい笑顔であっても、貧しいフリアカの町とチチカカ・トレインは別の世界なのですね。
マリア像でしょうか。
駅員に見送られ、フリアカ駅を出発。終点のプーノまではあと1時間少々です。
もはや1日1本ですらなくなった列車のためにある駅にしては立派です。
かつてはターミナルとしての役目を果たしていたのでしょう。
バスに負けたペルーの鉄道は貨物と観光に活路を見出しています。
やたら長いホームがかつての栄光を忍ばせてくれます。
10両編成が余裕で停車できるホーム。
フリアカ、プーノ、アレキパはそれなりの都市ですし、なんとか鉄道を復活させる方法はないものでしょうか。
貨車が3両、ポツンと停車していました。
かつては貨物列車が何本も止まっていたであろう側線。
分岐しているのは機回しのためのデルタ線です。
列車はフリアカを出発。
次は終点、チチカカ湖畔の町プーノです。
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