ペルー・ボリビア旅行記の第26回です。
8日目は午前中にチチカカ湖を見学し、その後バスに乗ってボリビアの首都ラパスへと移動します。
まずは遊覧船に乗ってチチカカ湖に浮かぶウロス島に向かい、先住民の暮らしを見学しました。
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■ 8日目 2018年2月1日 木曜日
クスコからプーノまで10時間の鉄道の旅を終え、興奮も冷めやらぬ中プーノのホテルへ。
ホセ・アントニオホテルという湖畔の観光ホテルは市街地から離れておりとても静かです。
静かなのですが、眠れません。ベッドに横になると息苦しくなり、頭がいたくなってきました。
そう、ここは標高3800メートル。富士山より高い場所なのです。
空気は薄く、高山病になりかねません。ペルーについて1週間が経過して徐々に高地に慣れてきたものの、さすがに富士山より高い場所で泊るのは初めてです。
添乗員さんが「熱いお湯の湯船につかったり、お酒を飲むと高山病にかかりやすくなりますよ」とのアドバイスを受け、風呂は軽くシャワーを浴びるだけにしてお酒も控えているのですが・・・。
日本から持参したバファリンを飲み、水筒に入れたコカ茶を飲んで、なんとか眠りにつきました。
ユーラシア旅行社の「ペルー・ボリビア・アンデス物語14日間」のツアーに参加し、今日は8日目。
息苦しさはありますが、なんとか数時間は寝たでしょうか。
今日は午前中にチチカカ湖に浮かぶトトラ葦の浮島ウロス島を見学し、ティワナク遺跡を経由して隣国ボリビアの首都ラパスに向かいます。
移動距離が長いため朝6時ホテルを出発。起きたのは5時です。眠い・・・。
早朝のプーノの町を走り、バスはチチカカ湖の船着き場へと向かいます。
クスコ〜プーノ線の線路を横断します。空は雲が垂れ込め、今にも雨が降りそうです。
15分ほどで船着き場に到着しました。
ここから遊覧船に乗ってチチカカ湖に浮かぶ島、ウロス島へと向かいます。
時刻は朝6時20分。早い・・・。
ですが今日中にラパスにたどり着くためには仕方ないのです。
この先のデサグアデロという街で国境を越えますが、ボリビア側の出入国管理局は運が悪いと大混雑して時間がかかるかもしれないとのこと。急ぐに越したことはありません。
遊覧船は我々ユーラシア旅行社のツアーによる貸し切りです。
波も風も無いチチカカ湖をすべるように進みました。
大きなホテルが見えます。
チチカカ湖は琵琶湖の12倍もの大きさを誇る湖です。
湖面にはトトラという葦が生い茂っています。
チチカカ湖にはこのトトラ葦を敷き詰めた浮島が大小100以上あり、ウル族という先住民族が浮島の上で5000人程度暮らしているそうです。
こうした葦の浮島をウロス諸島といい、我々が向かっている島もその一つです。便宜上ウロス島と呼ぶことにしましょう。
浮島とはいえ建物は立派です。ホテルやレストランもあり、観光客を受け入れる体制が整っています。
ウル族なぜ陸地を離れて浮島で暮らしだしたのかははっきりしません。
スペイン人から逃れたとも、インカ帝国の侵略から逃れたともいわれています。
長らく漁業などで生計を立ててきましたが、現在は観光が主な収入源なのだそうです。
こうしてみると水に浮いている島には見えませんね。ちょっとした町です。
ウル族による伝統的な船。バルサという、葦でできた船です。
朝7時前にウロス島に到着。小さな浮き島です。
マリオさんら家族16人が暮らす島だそうで、いろいろと説明をしてくれます。スペイン語なのでわかりませんが。
我々が乗ってきた船です。
船と浮島のミニチュア。かわいらしいです。
ウル族によるお土産用の毛織物。商売っ気たっぷりです。
まずこの浮島がどのようにして作られているのかを実演してくれます。
トトラ葦を積んでいきますが、下の方は腐って土のようになっています。
浮島とはいえ、葦はかなり分厚く敷かれているのですね。ふわふわした踏み心地ですが、水がにじむことはありません。
状況に応じて隣の島とくっつけたり話したり、柔軟に大きさを変えられると言います。
無造作に並べられたお土産品。
家の中を見せてもらえました。ちゃんと電気もあります。
家の外にはソーラー発電機。フジモリ大統領の時代にソーラー発電が行われるようになったそうです。
トイレもかつてはその辺の湖に垂れ流しでしたが、今は浮島ごとにタンク式のトイレがあるそうです。
ウロス島のお土産類。キーホルダーなどの定番商品が売られています。
雨が強く降ってきましたが、毛織物は野ざらしのままです。商品管理上どうなんでしょうか。
現地の人は気にしないのでしょうか。
ここは葦でできた簡素な建物が並ぶだけの小さな島です。
朝7時から押しかけたのにしっかり対応してくれる島の人たちはとても仕事熱心ですね。
生活のためとはいえ、なかなかできることではありません。
伝統的な葦の家とソーラーパネルがなんともアンバランスです。
店番をする小さな子供。
ウロス群島には小学校があり、子供たちは船に乗って学校に通うそうです。
ですが中学校以上となると陸上に行かざるを得ないため、進学のため島を離れた若い人たちがなかなか戻ってこないそうです。
葦でできたバルサ船に乗って隣の島へと向かいます。
女性たちが歌を歌って我々を見送ってくれました。
雨が強く降る中先住民伝統の船でチチカカ湖を進みます。
伝統の船とはいっても手漕ぎではなく。モーターボートで押しながら進みます。
島に到着。観光客向けの島で、レストランや売店があるそうです。
レストランの看板。
ここは標高3810メートルもあります。高地にはだいぶ慣れてきましたが、時折深呼吸しないと息苦しくなります。
犬が2匹。
売店。寒いので、あったかいお茶が飲みたいです。
浮島なのに池があります。
不思議な雰囲気の島ですが、10分も見れば充分でしょう。
ウロス島版太陽の門。
8時ごろに遊覧船に乗りこみ船着き場へと戻ります。
あの密集した家屋の中にこそ観光客向けではない真のウル族の生活があるのでしょう。
ウル族の島民が我々を見送ってくれました。
8時20分ごろに船着き場へ到着。
ウロス島は不思議な世界でした。
ホテルに戻り、国境越えです。
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クスコからプーノまで10時間の鉄道の旅を終え、興奮も冷めやらぬ中プーノのホテルへ。
ホセ・アントニオホテルという湖畔の観光ホテルは市街地から離れておりとても静かです。
静かなのですが、眠れません。ベッドに横になると息苦しくなり、頭がいたくなってきました。
そう、ここは標高3800メートル。富士山より高い場所なのです。
空気は薄く、高山病になりかねません。ペルーについて1週間が経過して徐々に高地に慣れてきたものの、さすがに富士山より高い場所で泊るのは初めてです。
添乗員さんが「熱いお湯の湯船につかったり、お酒を飲むと高山病にかかりやすくなりますよ」とのアドバイスを受け、風呂は軽くシャワーを浴びるだけにしてお酒も控えているのですが・・・。
日本から持参したバファリンを飲み、水筒に入れたコカ茶を飲んで、なんとか眠りにつきました。
ユーラシア旅行社の「ペルー・ボリビア・アンデス物語14日間」のツアーに参加し、今日は8日目。
息苦しさはありますが、なんとか数時間は寝たでしょうか。
今日は午前中にチチカカ湖に浮かぶトトラ葦の浮島ウロス島を見学し、ティワナク遺跡を経由して隣国ボリビアの首都ラパスに向かいます。
移動距離が長いため朝6時ホテルを出発。起きたのは5時です。眠い・・・。
早朝のプーノの町を走り、バスはチチカカ湖の船着き場へと向かいます。
クスコ〜プーノ線の線路を横断します。空は雲が垂れ込め、今にも雨が降りそうです。
15分ほどで船着き場に到着しました。
ここから遊覧船に乗ってチチカカ湖に浮かぶ島、ウロス島へと向かいます。
時刻は朝6時20分。早い・・・。
ですが今日中にラパスにたどり着くためには仕方ないのです。
この先のデサグアデロという街で国境を越えますが、ボリビア側の出入国管理局は運が悪いと大混雑して時間がかかるかもしれないとのこと。急ぐに越したことはありません。
遊覧船は我々ユーラシア旅行社のツアーによる貸し切りです。
波も風も無いチチカカ湖をすべるように進みました。
大きなホテルが見えます。
チチカカ湖は琵琶湖の12倍もの大きさを誇る湖です。
湖面にはトトラという葦が生い茂っています。
チチカカ湖にはこのトトラ葦を敷き詰めた浮島が大小100以上あり、ウル族という先住民族が浮島の上で5000人程度暮らしているそうです。
こうした葦の浮島をウロス諸島といい、我々が向かっている島もその一つです。便宜上ウロス島と呼ぶことにしましょう。
浮島とはいえ建物は立派です。ホテルやレストランもあり、観光客を受け入れる体制が整っています。
ウル族なぜ陸地を離れて浮島で暮らしだしたのかははっきりしません。
スペイン人から逃れたとも、インカ帝国の侵略から逃れたともいわれています。
長らく漁業などで生計を立ててきましたが、現在は観光が主な収入源なのだそうです。
こうしてみると水に浮いている島には見えませんね。ちょっとした町です。
ウル族による伝統的な船。バルサという、葦でできた船です。
朝7時前にウロス島に到着。小さな浮き島です。
マリオさんら家族16人が暮らす島だそうで、いろいろと説明をしてくれます。スペイン語なのでわかりませんが。
我々が乗ってきた船です。
船と浮島のミニチュア。かわいらしいです。
ウル族によるお土産用の毛織物。商売っ気たっぷりです。
まずこの浮島がどのようにして作られているのかを実演してくれます。
トトラ葦を積んでいきますが、下の方は腐って土のようになっています。
浮島とはいえ、葦はかなり分厚く敷かれているのですね。ふわふわした踏み心地ですが、水がにじむことはありません。
状況に応じて隣の島とくっつけたり話したり、柔軟に大きさを変えられると言います。
無造作に並べられたお土産品。
家の中を見せてもらえました。ちゃんと電気もあります。
家の外にはソーラー発電機。フジモリ大統領の時代にソーラー発電が行われるようになったそうです。
トイレもかつてはその辺の湖に垂れ流しでしたが、今は浮島ごとにタンク式のトイレがあるそうです。
ウロス島のお土産類。キーホルダーなどの定番商品が売られています。
雨が強く降ってきましたが、毛織物は野ざらしのままです。商品管理上どうなんでしょうか。
現地の人は気にしないのでしょうか。
ここは葦でできた簡素な建物が並ぶだけの小さな島です。
朝7時から押しかけたのにしっかり対応してくれる島の人たちはとても仕事熱心ですね。
生活のためとはいえ、なかなかできることではありません。
伝統的な葦の家とソーラーパネルがなんともアンバランスです。
店番をする小さな子供。
ウロス群島には小学校があり、子供たちは船に乗って学校に通うそうです。
ですが中学校以上となると陸上に行かざるを得ないため、進学のため島を離れた若い人たちがなかなか戻ってこないそうです。
葦でできたバルサ船に乗って隣の島へと向かいます。
女性たちが歌を歌って我々を見送ってくれました。
雨が強く降る中先住民伝統の船でチチカカ湖を進みます。
伝統の船とはいっても手漕ぎではなく。モーターボートで押しながら進みます。
島に到着。観光客向けの島で、レストランや売店があるそうです。
レストランの看板。
ここは標高3810メートルもあります。高地にはだいぶ慣れてきましたが、時折深呼吸しないと息苦しくなります。
犬が2匹。
売店。寒いので、あったかいお茶が飲みたいです。
浮島なのに池があります。
不思議な雰囲気の島ですが、10分も見れば充分でしょう。
ウロス島版太陽の門。
8時ごろに遊覧船に乗りこみ船着き場へと戻ります。
あの密集した家屋の中にこそ観光客向けではない真のウル族の生活があるのでしょう。
ウル族の島民が我々を見送ってくれました。
8時20分ごろに船着き場へ到着。
ウロス島は不思議な世界でした。
ホテルに戻り、国境越えです。
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