3842


ニュージーランド旅行記の第9回です。
今日は鉄道の旅。北島を南北に縦断する長距離列車、ノーザンエクスプローラー号に乗車します。
オークランド・ストランド駅を出発し、南へと向かいました。

にほんブログ村 千葉ロッテマリーンズ
  
プロ野球・人気blogランキング
■5日目 2018年12月24日 月曜日


ニュージーランド旅行は5日目。今日から数日間は鉄道の旅となります。
まずは北島を南北に縦断するノーザンエクスプローラー号に乗車しオークランドから首都ウェリントンへ。
翌日はウェリントンで1日休養し、明後日はフェリーで南島に渡り、コースタルパシフィック号でピクトンからクライストチャーチへ向かいます。
クライストチャーチからは南島を山越えルートで横断するトランツアルパイン号に往復乗車します。
ニュージーランドの旅客輸送は人口密度の低さから衰退してしまい、長距離を走る定期列車はこの3本だけ。
その3本のすべてに乗車できるのですから嬉しい限りです。

さて、今日は北島を縦断するノーザンエクスプローラー号に乗車します。
風前の灯の旅客輸送を現すかのごとく、もはや毎日運行ですらありません。
片道週3便の隔日運行。オークランド発ウェリントン行きが毎週月・木・土曜。ウェリントン発オークランド行きが毎週水・金・日曜に運行です。
オークランド・ストランド駅の出発時刻は7:45。終点ウェリントン着は18:57。約11時間かけてのんびり走ります。
乗車券は日本を発つ前にインターネットで購入済み。座席指定込みで216.18ドル、約17000円です。まあまあ高いですね。
残念ながら座席の席番号までは指定できません。

KIWI RAILのホームページはこちら。予約も可能です

DSC03828

異国で迎えるクリスマスイブ。12月24日は朝6時に起床しホテルで朝食を取り、ノーザンエクスプローラー号が出発するオークランド・ストランド駅に向かいます。
オークランド・ストランド駅はオークランドの中心部から2キロほど西にあります。
旅客列車が盛んに運行されていたころはレンガ造りの立派な駅舎があったのですが、今は駅舎はアパートとなり、たくさんあったホームも取り壊されてしまいました。
唯一生きているのは小さなプレハブ小屋の駅舎と、仮設のような片面1線のホームだけ。
まるでお屋敷を追い出されて安アパートに引っ越した没落貴族のような様相です。
確かに今やオークランドを発着する長距離列車は週3便のウェリントン行きノーザンエクスプローラー号だけですから、立派な駅舎を維持する意味が無いことはわかります。
ですがやはり、ニュージーランドを代表する長距離列車の発着駅としては情緒がないです。

3泊してホテル「メルキュール・オークランド」を7時にチェックアウトし、ホテル前のタクシースタンドからタクシーに乗ってストランド駅へ。
東南アジア系の女性の運転手でした。ストランド駅までの運賃を訪ねると25ドルとのこと。約2000円ですからやや高いように思えます。怪しいです。
私の懸念は走り出してすぐ的中しました。
20ドルから始まったタクシーメーターの料金が恐ろしい勢いで上がっていくのです。
間違いありません。ぼったくりです。
5分ほどでストランド駅に到着した時点では35ドルになっていました。5分で3000円は高いです。
さっき25ドルと言ったじゃないかと抗議し、5ドルだけ下がりましたがそれでも30ドル。2400円です。
ユーアーラッキーと言われてしぶしぶ払いましたが、まさか平和なオークランドでぼったくりタクシーの被害に遭うとは思いませんでしたよ。
本来なら1000円ちょっとで行けたはず。油断していました。
ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらえばよかったです。


DSC03829

プレハブの小さな駅舎で係員に予約票を見せ、切符と引き換えます。片面1線のホームにはすでにノーザンエクスプローラー号が入線していました。
先頭にはディーゼル機関車、展望車、カフェカー、客車3両、最後尾に荷物車を連結しています。
ニュージーランドの長距離列車は荷物者を連結しており、スーツケースなどの大きな荷物を預かってくれるのです。これは安心です。

DSC03830

スーツケースを預けて身軽になりました。残念ながら大雨ですが、先頭まで行ってみましょう。


DSC03832

ホームの屋根は最後尾の1両分しかありません。せめて編成が収まる長さの屋根を付けてほしいものです。
ニュージーランドの鉄道は日本のJRの在来線と同じ線路幅1067mm。座席幅を広げるため、車両も膨らんでいます。


DSC03834

機関車の後ろに連結された展望車。窓が無く、写真撮るのに最適です。


DSC03835

先頭はディーゼル機関車2両。これから南下する北島本線は郊外電車が走る区間のみ電化され、あとは非電化です。


DSC03836

旅客輸送が華やかなりしころのポスターなどを展示しています。


DSC03837

立派な駅舎だったころのオークランド・ストランド駅。


DSC03843

そろそろ時間なので乗りましょう。


DSC03845

ノーザンエクスプローラー号の車内。2列の座席が並んでいます。2人席とテーブルを挟んで向かい合う4人席がありますが、座席幅も座席間隔も狭いです。
巨大なニュージーランド人が隣に座ったのでかなり圧迫感がありました。


DSC_8927

7:45。時間通りに出発。これから北島最南端の首都ウェリントンに向け約11時間の鉄道旅行です。
列車はしばらく郊外電車のイーストラインと同じ線路を走ります


DSC_8936

一昨日路線バスで走った海沿いの道路です。大雨なのにランニングしているおじさんがいました。


DSC_8939

郊外電車の路線が分岐していきます。


DSC_8943

頻繁に郊外列車の駅を通過します。長距離列車なので止まりません。


DSC_8946

8:35にパパクラ駅を通過。オークランドからパパクラ駅までは郊外電車が20分おきに運行されています。
電化区間もここまでです。


DSC_8949

大きな駅なのですが、ノーザンエクスプローラー号は通過。
一応停車駅にはなっていますが、事前に予約が無ければ通過してしまうのです。


DSC_8954

パパクラ駅付近の住宅地。このあたりはオークランドの通勤圏です。


DSC_8960

パパクラ駅を出ると一気に景色がのどかになります。


DSC_8961

9:30ごろにプケコヘ駅を通過。非電化区間ですがここまではオークランドの通勤圏で、パパクラ〜プケコヘ間を往復するディーゼルカーが1〜2時間おきに運行されています。
電化の話もありますが遅々として進まず、2020年に政府が電化工事の資金援助を行う旨を発表したのだそうです。


DSC_8966

グレー一色の路線バス。


DSC_8969

大きな貨物ターミナルに差し掛かりました。


DSC_8973

雨が小降りになったので、前方の展望客車に行ってみました。椅子が無いので立つしかないのですが、窓も無いので撮影の邪魔になるものがありません。
狭い座席に座っているよりこちらの方が快適ですね。終点までここにいましょう。


DSC_8979

列車は速度を落とし、ハミルトン駅に到着しました。
今見えているのは本線から分岐する東海岸線のホームです。1980年代を最後に旅客輸送が廃止され貨物輸送のみとなったため、現在は使われていません。


DSC_8984

10:04にハミルトンに到着。10分の早着です。
ハミルトンは人口14万人。ニュージーランドで4番目に大きな都市です。
オークランドへは高速バスで2時間で行けるため鉄道輸送は衰退し、今は週3便のノーザンエクスプローラー号しか停車しません。
しかし環境にやさしい鉄道輸送の利点が見直され、2021年4月から普通列車の定期運行が復活することとなりました。
テ・フイアと呼ばれる列車がハミルトン発パパクラ行きが朝2本、パパクラ発ハミルトン行きが夕方2本運行される予定です。
パパクラからは前述のとおりオークランド行きの郊外電車に乗り換えができます。


DSC_8990

10:15にハミルトンを出発しました。


DSC_8996

列車の写真を撮る親子。


DSC_8998

踏切を渡ります。


DSC_9006

ここからはノーザンエクスプローラー号しか通らない区間です。
あたりは一面の牧場となりました。


DSC_9022

パパクラから南は単線ですが、貨物列車が頻繁に運行されるため行き違い設備を持つ信号場が多くあります。信号場の多くはかつて旅客駅でした。


DSC_9028

牛たちがのんびり草を食べています。


DSC_9041

遠くに山が見えています。


DSC_9048

ニュージーランドは羊だけじゃないのです。


DSC_9060

10:55にオトロハンガ駅に到着しました。


DSC_9063

ツチボタルの鍾乳洞のあるワイトモの最寄り駅です。


DSC_9069

駅前はさびれています。


DSC_9073

公園がありました。


DSC_9075

川を渡ります。


DSC_9078

北海道のような景色です。


DSC_9089

馬と競争。


DSC_9093

南下するにつれ起伏が激しくなってきました。


DSC_9101

丘の中腹に立つ家。ニュージーランド国旗がはためきます。


DSC_9104

このあたりは牧場です。


DSC_9108

起伏に富んだ地形。高い木があまりありません。


DSC_9122

羊がいました。


DSC_9129

ニュージーランドの景色を眺めつつ、列車に揺られます。

次回も鉄道の旅です。

次の旅行記へ  前の旅行記へ  2018年ニュージーランド旅行記目次へ