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ニュージーランド旅行記の第13回です。
今日は首都ウェリントンを散策。クリスマスで魅せも観光施設も全部閉まっていますから、バスと電車に乗ることにしました。

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■6日目 2018年12月25日 火曜日


ニュージーランド旅行の6日目。今日は1日中首都ウェリントンに滞在します。
ウェリントンは北島の最南端にあり、人口約20万。都市圏全体では約40万人です。
経済の中心がオークランドなら政治の中心はウェリントン。山あり海ありで起伏に富んだ風光明媚な都市です。
ただ、起伏がありすぎて長い滑走路のある空港を建設できず、諸外国からの玄関口の座はオークランドに譲る形になっています。
特に観光名所があるわけではないので早々に南島に移動してしまいたかったのですが、あいにく本日3便運行されるフェリーはすべて満席。
そこで今日は休養日とし、のんびりすることにしました。
どうせ今日はクリスマス。ニュージーランドのクリスマスは家で過ごすのが当たり前のようで、お店も観光施設もすべてお休みになるのです。


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朝9時に起きてのんびり朝ご飯を食べます。クリスマスとはいえホテルの朝食は通常通りなのが嬉しいです。


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雨が降っていますが街中をぶらつくことにしました。
国会議事堂がある界隈は観光客がちらほら歩いている程度で、あまり人の姿はありません。


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円形の近代的な建物が国会議事堂。
蜂の巣のような形状ということで、ビーハイブと呼ばれています。


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この宮殿のような建物は議会図書館です。


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バスターミナルがありました。


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そしてぶらぶら歩きながらウェリントン駅へ。
ウェリントンは郊外電車が3路線あります。
西側の海沿いに向かいノーザンエクスプローラー号と同じルートを走りワイカナエに向かうルート。
西北の山に登りジョンソンビルに至るルート。
そして東側の湾内を北上しアッパーハット、さらにはマスタートンに至るルートです。
そして鉄道を補完するように路線バス網が伸びています。


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今日はクリスマスということで電車もバスも全区間が無料。ありがたいことです。


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まずは東側のアッパーハットに向かいましょう。


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アッパーハット行きの列車は4両編成の新しい電車です。


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11:05にウェリントン駅を出発すると海沿いを走ります。


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雨が強く降ってきました。窓が曇り景色が見えません。
ナエナエ駅に停車しましたが、私の心も萎え萎えです。


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海を離れると住宅地になります。


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11:50に終点のアッパーハットに到着。ウェリントンの東北にある住宅地です。
電車線はここからさらに東北のマスタートンまで伸びていますが、今日は休日なので走っていません。
なお、線路自体はマスタートンからパーマストンノースまでつながっていますが、マスタートン以北は貨物列車のみの運行です。


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いかにも地方都市のベッドタウンの駅前といった雰囲気です。


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真新しい駅舎。トイレに鍵がかかっており入れません。


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昨日スーパーで買ったバナナを食べ、車内へ。
特に見るべき場所はないので来た電車で引き返します。


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ウェリントン駅に戻ってきました。
今度は山に登るジョンソンビル線です。


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2両編成の電車はカーブしながらぐいぐい山を登ります。
神戸電鉄のような雰囲気ですね。


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山を登りきると住宅地です。


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緑に囲まれたお洒落な住宅地ですね。


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駅はほとんどが無人駅。
ICカードがない場合は乗車後に車掌に目的地を伝えてお金を払うことになります。


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駅に停車。


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平地が少ないウェリントンという土地柄のため、山のかなり上の方まで住宅地が広がっています。
晴れていれば山の向こうに海が見えてきれいな景色を拝めたことでしょう。


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13:30に終点のジョンソンビル駅に到着。
片面ホームと待合室があるだけの無人駅です。


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駅前には広大な駐車場とスーパーマーケットがあります。
クリスマスなのでスーパーは閉まっており、ついでにトイレもありません。


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このままひきかえしてもいいですが、今度はバスに乗ってみようと思います。


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バス乗り場は駅の裏側にありました。


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ジョンソンビルからウェリントン中心部に向かうバスは2系統ありますが、バス好きにとって面白いのは24系統でしょう。
主要道を通らず住宅地の細い道を曲がりくねりながら丘を下り、中心部を抜けると南側の岬を半周して終点に至ります。
路線図を見ただけでも変化に富んだ車窓を想像できます。


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13:45に出発。24系統のバスは数人の客を乗せ丘を下っていきます。


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ウェリントン中心部のバスターミナルに到着。


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木造の旧政府公邸が見えました。


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ウェリントンの南側へ。


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アップダウンを繰り返しながらバスは岬を半周します。


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いい景色です。晴れていればもっとすばらしい景色が見られたことでしょう。


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エバンス湾を見下ろす高台の細い道を行きます。意外と途中で乗ってくる人がいました。


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空港近くのミラマーレという停留所が終点でした。大きなショッピングセンターが目の前にありますが、当然やっていません。
時刻は15時過ぎ。もうホテルに戻りましょう。
2番系統のバスに乗ってホテルに戻り、明日のフェリー乗り場までのタクシーの手配をフロントで頼んでから部屋に戻ります。
もう夕方なのであとはご飯を食べて寝るだけ。
昨日スーパーで買ったレトルトのパスタやピザを室内のレンジで温めて食べました。

明日はフェリーと鉄道を乗り継ぎ、一気に南島の中心都市クライストチャーチまで南下します。

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