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ニュージーランド旅行記の第24回です。
8日目は山越えの観光列車トランツアルパイン号に乗車し、ニュージーランド南島東岸のクライストチャーチと西岸のグレイマウスを往復します。
雄大な大河を眺めつつクライストチャーチに到着。
2011年のカンタベリー大震災の爪痕が残るクライストチャーチの町を歩き、ステーキを食べました。


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■8日目 2018年12月27日 木曜日



タスマン海沿いのグレイマウスからトランツアルパイン号に乗車しクライストチャーチへと向かいます。


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グレイマウスからサザンアルプスを越え、クライストチャーチに向かうトランツアルパイン号。13両編成の後部に連結された展望車から編成前方を眺めます。


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橋を渡ります。


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岩を穿つ急流。


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深い深い谷間を渡ります。


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氷河から流れる川の水が長年かけて侵食したのでしょう。


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川沿いの崖っぷちをゆっくりと走ります。


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前方に鉄橋が見えてきました。


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谷を渡る赤い鉄橋。
車窓が変化に富んで面白いです。


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曇ってきました。風も冷たくなり、夏ですが長袖を着ないと肌寒いです。
明日はハイキングなので、晴れてほしいです。


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蛇行しながら流れるワイマカリリ川。


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地面を豪快に削って流れています。


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川沿いを走るこの区間はいくつかトンネルがありました。


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白い花が咲いています。


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前方に平地が見えてきました。
クライストチャーチが近づいてきたのです。


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サザンアルプスの山々を振り返ります。


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ゆるやかにカーブします。


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橋を渡ります。


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山を削って流れてきたワイマカリリ川が平地に到達しました。


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地形とはこうやってできるんだとわかる景色です。


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くちばしが黄色い鳥。何の鳥でしょう。


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スプリングフィールド駅に17:58に到着。20分ほど遅れています。
もう平地に差し掛かりましたので景色も平凡なものとなります。
この辺で展望車から最後尾の客車に戻り、自分の座席に座りました。


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ダーフィールド駅とロレストン駅に停車し、終点のクライストチャーチ駅には18:57に到着。
20分ほど遅れての到着でした。


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クライストチャーチ駅は町の中心部からかなり離れているので、昨日と同じく10ドル払って乗り合いタクシーに乗りました。
20分ほどでホテル・クラウンプラザ・クライストチャーチに到着です。


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時刻は夜7時半。せっかくニュージーランドに来たのですからお肉が食べたいです。
ステーキが食べられる店を調べたところ、ローンスターという店が日本のファミレスに近くお手頃だということなので、徒歩で向かうことにしました。

ホテルを出ると近くにあるのは図書館です。


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クライストチャーチは2011年2月22日に発生したカンタベリー地震で大きな被害を受けました。
震源はクライストチャーチ近郊。マグニチュードは6.0でしたが、市内南部では1995年の阪神大震災に匹敵する振動だったのだそうです。
犠牲者は185人。市内では大規模な液状化現象が発生し、4000棟以上の建物が損傷。中心部ではビル2棟が倒壊しました。
特にCTVビルの倒壊により多くの日本人留学生の命が失われたことは記憶に新しいです。
ホテル周辺も多くの建物が損傷して取り壊されたため、更地が多いです。


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新しいビルの建設が始まっています。


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クライストチャーチの旧大聖堂。
2011年の大地震により北側の先頭部分が崩壊し、その後の余震で正面ステンドグラスなども被害を受けました。
損傷が激しいため建物の一部が倒壊してしまったため、再建を断念、取り壊しとなることが決まっています。
しかし、震災から8年が経った2018年現在もまだ解体工事は進んでいません。
なお、大聖堂そのものは近くに移転しました。


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被災したビルが取り壊され、階段だけが残されています。


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廃墟となったビル。落書きが生々しいです。


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交差点に出ました。交差点の向こうには芝生の広場があります。
もう少し歩くと地震で倒壊したCTVビル跡地の慰霊碑がありますが、そこまで行く気にはなれませんでした。


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震災から8年たちますが、まだ被災した建物の取り壊しは終わっていないようです。


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観光客向けに新しく敷設されたトラムの線路です。
クライストチャーチ滞在時間は短いので、乗る機会はないかもしれません。


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レンガ造りの廃墟。


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クライストチャーチの中心部から外れると被災したままの建物や廃墟が多く、暗い気持ちになります。


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コンテナーが積まれていますが、危なくないのでしょうか。


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ホテルから15分ほど歩いてローンスターという店に到着。
中に入ると玄以のいい女性店員に案内されて席に座りました。
予約はしなくても大丈夫でした。


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牛肉のリブステーキ300グラムを注文。野菜とポテトもついています。
ビールもプラスして39ドル。約3000円ですからまあまあ安いです。
ソースはガーリックバターで、すきっ腹に染みわたるおいしさでした。

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店内はにぎやかです。私の周辺の床が濡れており嫌な予感がしたのですが、案の定店員が足を滑らせてビールをこぼしました。
私のズボンや荷物にもビールがかかったのですが、特に詫びはなし。
たいして濡れなかったのでティッシュで拭けば問題ないのですが、日本なら詫びの一言ぐらいあると思います。

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まあおいしかったからいいやと満足してお店を出ました。
後は明日の朝食と昼食の確保です。
明日は朝から長距離バスに乗ってマウントクックに行って山歩きをします。
バスが7:40発なのでのんびりホテルで朝ご飯を食べる暇はないですし、昼食もできるだけ短時間ですませて歩きたいです。
幸いローンスターを出ると目の前にパックンセーブという大きなスーパーがありました。
パックンセーブはいわばニュージーランド版業務スーパーです。
広い店内に背の高い棚が並び、大容量の商品がぎっしり並んでいます。
バナナも一房240円ぐらいとまあまあ安く、パンも200円ぐらいでした。


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スーパーを出ると完全に日が暮れていました。
雨がぱらついていたので急いでホテルに戻ります。


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帰り道の途中にバスターミナルがありました。明日乗車するマウントクック経由クイーンズタウン行きの長距離バスの乗り場を確かめ、ついでに3日後に乗車する空港行の路線バスの乗り場も確かめました。
バスターミナルはきれいで広いですね。売店も充実しています。

ホテルに戻り、23時前に就寝。明日から2日間は山歩きです。

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