
ギリシャ旅行記の第11回です。
3日目は世界遺産のメテオラの天を衝く奇岩群と、岩山の頂上に立つ修道院を巡ります。
ふもとの町カランバカで電動自転車を借り、山道を登ってルサヌ修道院に向かいました。
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■ 3日目 2019年8月30日 金曜日
世界遺産のメテオラにやってきました。
メテオラは「宙に浮いた」という意味のギリシャ語で、切り立った奇岩群とその奇岩の山頂に建つ6つの修道院から成ります。
この奇岩地帯に修道院が建設されたのは東ローマ帝国時代の14世紀にさかのぼり、その後16世紀ごろまでに24の修道院が建設されました。
現在は6つの修道院が残り、修道士たちが日々祈りを捧げています。
ただ、最近は観光地化が急速に進んだことから、世俗化を嫌った修道士の一部がギリシャ正教の聖地であるアトス山に移り始めているそうです。
とはいえ、世界遺産となってここは観光地というよりも祈りの場。
6つある修道院はそれぞれ好き勝手に休館日を設けています。
アギオス・ステファノス修道院・・月曜日
メガロ・メテオ論修道院・・・・・火曜日
ルサヌ修道院・・・・・・・・・・水曜日
アギア・トリアダ修道院・・・・・木曜日
ヴァルラーム修道院・・・・・・・金曜日
アギオス・ニコラオス修道院・・・金曜日
すべての修道院を見学したければ土日しかありません。平日にメテオラに行くと必ずどこかの修道院が休館しています。
私も最初は土日にメテオラ観光を入れようと日程調整を頑張りましたが、観光列車の運行日とエーゲ海のフェリーの運航日との兼ね合いがどうしてもうまくいかず、結局2つの修道院が休みとなる金曜日にせざるを得ませんでした。
いいのです。奇岩地帯メテオラは景色を楽しむ場所。私はキリスト教徒ではないのですし、6つの修道院よりも鉄道や絶景の方が優先です。
一番の見どころであるメガロ・メテオロン修道院は開館しているのですから、それで十分です。
次の問題はメテオラ観光の足。どうやって修道院を巡るかです。
岩山が連なるメテオラは山登り。つまり上り坂が続きます。
しかし公共交通機関はカランバカとメガロ・メテオロン修道院を往復する路線バスが1日わずか3本。使い物になりません。
レンタカーを借りるか、バイクを借りるか、タクシーをチャーターするか、割り切って歩くか。
そして最近はもう1つの選択肢として、電動自転車のレンタルが新たに加わりました。
車だと駐車場の問題がありますし、そもそも国際免許を持っていません。
タクシーのチャーターはお金がかかりますし、歩くのは疲れますし、なにより時間がかかりすぎます。
そこで電動自転車です。上り坂も苦になりませんし、止める場所の制約もありません。
なによりも気に入った景色があったらすぐに自転車を止めて写真撮影ができます。
多少の体力があれば、小回りが利いてスピードも出る電動自転車が最適解なのです。
というわけで、私は電動自転車を借りて、メテオラの岩山を走り回ることにしました。

朝10時。メテオラのふもとの町カランバカのホテル「テアトロ・ホテル・オデッセオン(Theatro Hotel Odysseon)」に荷物を預かってもらい、観光開始です。
チェックインはまだできませんが、冷たいオレンジジュースを出してもらったのがすごくありがたかったです。
そしてホテルから歩くこと10分。HOBBYSHOP/Meteora-bike-rentalsという自転車屋で電動自転車を借りました。
地球の歩き方に載っている「メテオラEバイク」という店が予約でいっぱいだったので、もう一つのこの店にメールしてレンタルの予約をしておいたのです。

女性の店員さんは電動自転車の使い方を丁寧に説明してくれ、ヘルメット、前照灯、後ろにつける赤色灯を貸してくれました。
そして地図を広げて修道院の開館時間や回り方、夕陽のビュースポットの説明もしてくれました。
「今日はヴァラーム修道院とアギオス・ニコラオス修道院はお休みです。一番左端のアギオス・ステファノス修道院は昼休みが15時までですから、後に回した方がいいです。
ルサヌ修道院、メガオ・メテオロン修道院、アギア・トリアダ修道院、アギオス・ステファノス修道院の順番で回るといいですよ。
サンセットのビューポイントはここです。日没は20時ごろです。日が暮れると真っ暗になりますから気を付けてください」英語での説明はとても懇切丁寧。ありがたい限りです。

電動自転車の1日レンタルは25ユーロ。ちゃんと整備されており、ブレーキの利きもいいです。
ただ、欧米人仕様なのでサドルの位置が高く、短足の私では足が地に着きません。

さあ、電動自転車に乗ってカランバカの町を出発!
時刻は朝10時を過ぎたところです。

しばらく走るとカストラキという村に入ります。

カストラキはホテルやペンションが並ぶ落ち着いた雰囲気の村で、カランバカと並んでメテオラの玄関口となっています。

カストラキを過ぎると、メテオラの岩山が目前に迫ってきました。

朝早いですし平日だからでしょう。交通量は少ないです。
自転車でフラフラ走っていても危険はあまりありません。

やがて岩山に張り付くように建つ、アギオス・ニコラオス修道院が見えてきました。

今日は雲一つない快晴。晴れて本当に良かったです。
さすがに雨の中自転車を漕ぐ元気はありません。

緩やかにカーブしながら山を登ります。

アギオス・ニコラオス修道院の真下に来ました。

今日は金曜日なのでアギオス・ニコラオス修道院は休館日。
入口も閉まっていました。

アギオス・ニコラオス修道院を通り過ぎると、道の両側に岩山がそそり立っていました。
手前の岩山はなんだか象のように見えます。

奇岩群を横目に坂を上ります。

象のように見える岩山。

象の鼻の付け根の横に穴があります。
板や柱があり、人の手が入っていますね。かつては修道院だったのかもしれません。

車に追い抜かれました。
日本と違い右側通行なので、間違えないようにしないといけません。

斜めに連なる岩山。
岩山を守るかのように建つアギオス・ニコラオス修道院。
水の流れが長い年月をかけて岩を削った結果がこの地形なのだそうです。

アギオス・ニコラオス修道院は細い岩山の上にそそり建っています。
よくぞこんなところに修道院を作ったものです。
建材は人力で担ぎ上げたのでしょうか。

別の岩山の頂上にはヴァルラーム修道院が建っています。
まるで天空から下界を見下ろす要塞のような雰囲気です。

ヴァルラーム修道院は比較的大規模な修道院です。
残念ながら休館日なので見学できません。

不思議な形をした岩山は、トルコのカッパドキアを思い出させます。

坂が急になってきましたが、電動自転車なので苦になりません。
かなり性能がいいです。

角度によって形を変えるメテオラの奇岩群。

ヘアピンカーブを曲がると2つの修道院が見えてきました。
右手がルサヌ修道院、左手がヴァルラーム修道院です。

ルサヌ修道院はヴァルラーム修道院よりも小さいですが、岩山の上にしっかりと建てられています。

しばし立ち止まり、山を見上げながら修道院を撮影します。

ヘアピンカーブが連続します。

岩山が朝の光を浴びて輝いています。

岩山の上にそびえる修道院を見上げつつ、ひたすら電動自転車を漕ぎます。

転落防止の柵はあまり高くありません。
景色を見やすいのはいいですが。

だいぶ登ってきました。

キノコのようにニョキニョキとそびえる岩山。
大自然の不思議発見です。

なかなか近づいてこないヴァルラーム修道院。

中空に浮かぶアギオス・ニコラオス修道院。

この辺りは斜めにそびえる岩山と修道院群をきれいに見ることができるビューポイントです。

10:40。ふもとのまちカランバカから電動自転車を漕ぐこと40分。
最初の目的地であるルサヌ修道院に到着しました。
入口は道路沿いにありますが、修道院は岩山の山頂にありますから歩いて階段を登らなければなりません。
看板にはタンクトップ不可と書かれていました。
宗教施設なので肌を露出が多い服はダメなのです。

ルサヌ修道院の看板です。
開館時間9:00〜17:00で、日曜日は9:30から。
毎週水曜日は休みです。

階段を登りきると、ルサヌ修道院の建物が見えてきました。

ルサヌ修道院は現役の修道院。女子修道士が修行しています。

ルサヌ修道院のテラス。

テラスからの眺めは絶景です。

ヴァルラーム修道院やアギオス・ニコラオス修道院も良く見えます。

どこまでも広がるギリシャの大地。

ギリシャ国旗がはためきます。

階段を上ってルサヌ修道院内部へ。
残念ながら撮影禁止でした。
礼拝堂の宗教画は一見の価値あると思いますが、建物自体は小さいので20分で見終わりました。
次の目的地、メガロ・メテオロン修道院に向かって出発しましょう。
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世界遺産のメテオラにやってきました。
メテオラは「宙に浮いた」という意味のギリシャ語で、切り立った奇岩群とその奇岩の山頂に建つ6つの修道院から成ります。
この奇岩地帯に修道院が建設されたのは東ローマ帝国時代の14世紀にさかのぼり、その後16世紀ごろまでに24の修道院が建設されました。
現在は6つの修道院が残り、修道士たちが日々祈りを捧げています。
ただ、最近は観光地化が急速に進んだことから、世俗化を嫌った修道士の一部がギリシャ正教の聖地であるアトス山に移り始めているそうです。
とはいえ、世界遺産となってここは観光地というよりも祈りの場。
6つある修道院はそれぞれ好き勝手に休館日を設けています。
アギオス・ステファノス修道院・・月曜日
メガロ・メテオ論修道院・・・・・火曜日
ルサヌ修道院・・・・・・・・・・水曜日
アギア・トリアダ修道院・・・・・木曜日
ヴァルラーム修道院・・・・・・・金曜日
アギオス・ニコラオス修道院・・・金曜日
すべての修道院を見学したければ土日しかありません。平日にメテオラに行くと必ずどこかの修道院が休館しています。
私も最初は土日にメテオラ観光を入れようと日程調整を頑張りましたが、観光列車の運行日とエーゲ海のフェリーの運航日との兼ね合いがどうしてもうまくいかず、結局2つの修道院が休みとなる金曜日にせざるを得ませんでした。
いいのです。奇岩地帯メテオラは景色を楽しむ場所。私はキリスト教徒ではないのですし、6つの修道院よりも鉄道や絶景の方が優先です。
一番の見どころであるメガロ・メテオロン修道院は開館しているのですから、それで十分です。
次の問題はメテオラ観光の足。どうやって修道院を巡るかです。
岩山が連なるメテオラは山登り。つまり上り坂が続きます。
しかし公共交通機関はカランバカとメガロ・メテオロン修道院を往復する路線バスが1日わずか3本。使い物になりません。
レンタカーを借りるか、バイクを借りるか、タクシーをチャーターするか、割り切って歩くか。
そして最近はもう1つの選択肢として、電動自転車のレンタルが新たに加わりました。
車だと駐車場の問題がありますし、そもそも国際免許を持っていません。
タクシーのチャーターはお金がかかりますし、歩くのは疲れますし、なにより時間がかかりすぎます。
そこで電動自転車です。上り坂も苦になりませんし、止める場所の制約もありません。
なによりも気に入った景色があったらすぐに自転車を止めて写真撮影ができます。
多少の体力があれば、小回りが利いてスピードも出る電動自転車が最適解なのです。
というわけで、私は電動自転車を借りて、メテオラの岩山を走り回ることにしました。

朝10時。メテオラのふもとの町カランバカのホテル「テアトロ・ホテル・オデッセオン(Theatro Hotel Odysseon)」に荷物を預かってもらい、観光開始です。
チェックインはまだできませんが、冷たいオレンジジュースを出してもらったのがすごくありがたかったです。
そしてホテルから歩くこと10分。HOBBYSHOP/Meteora-bike-rentalsという自転車屋で電動自転車を借りました。
地球の歩き方に載っている「メテオラEバイク」という店が予約でいっぱいだったので、もう一つのこの店にメールしてレンタルの予約をしておいたのです。

女性の店員さんは電動自転車の使い方を丁寧に説明してくれ、ヘルメット、前照灯、後ろにつける赤色灯を貸してくれました。
そして地図を広げて修道院の開館時間や回り方、夕陽のビュースポットの説明もしてくれました。
「今日はヴァラーム修道院とアギオス・ニコラオス修道院はお休みです。一番左端のアギオス・ステファノス修道院は昼休みが15時までですから、後に回した方がいいです。
ルサヌ修道院、メガオ・メテオロン修道院、アギア・トリアダ修道院、アギオス・ステファノス修道院の順番で回るといいですよ。
サンセットのビューポイントはここです。日没は20時ごろです。日が暮れると真っ暗になりますから気を付けてください」英語での説明はとても懇切丁寧。ありがたい限りです。

電動自転車の1日レンタルは25ユーロ。ちゃんと整備されており、ブレーキの利きもいいです。
ただ、欧米人仕様なのでサドルの位置が高く、短足の私では足が地に着きません。

さあ、電動自転車に乗ってカランバカの町を出発!
時刻は朝10時を過ぎたところです。

しばらく走るとカストラキという村に入ります。

カストラキはホテルやペンションが並ぶ落ち着いた雰囲気の村で、カランバカと並んでメテオラの玄関口となっています。

カストラキを過ぎると、メテオラの岩山が目前に迫ってきました。

朝早いですし平日だからでしょう。交通量は少ないです。
自転車でフラフラ走っていても危険はあまりありません。

やがて岩山に張り付くように建つ、アギオス・ニコラオス修道院が見えてきました。

今日は雲一つない快晴。晴れて本当に良かったです。
さすがに雨の中自転車を漕ぐ元気はありません。

緩やかにカーブしながら山を登ります。

アギオス・ニコラオス修道院の真下に来ました。

今日は金曜日なのでアギオス・ニコラオス修道院は休館日。
入口も閉まっていました。

アギオス・ニコラオス修道院を通り過ぎると、道の両側に岩山がそそり立っていました。
手前の岩山はなんだか象のように見えます。

奇岩群を横目に坂を上ります。

象のように見える岩山。

象の鼻の付け根の横に穴があります。
板や柱があり、人の手が入っていますね。かつては修道院だったのかもしれません。

車に追い抜かれました。
日本と違い右側通行なので、間違えないようにしないといけません。

斜めに連なる岩山。
岩山を守るかのように建つアギオス・ニコラオス修道院。
水の流れが長い年月をかけて岩を削った結果がこの地形なのだそうです。

アギオス・ニコラオス修道院は細い岩山の上にそそり建っています。
よくぞこんなところに修道院を作ったものです。
建材は人力で担ぎ上げたのでしょうか。

別の岩山の頂上にはヴァルラーム修道院が建っています。
まるで天空から下界を見下ろす要塞のような雰囲気です。

ヴァルラーム修道院は比較的大規模な修道院です。
残念ながら休館日なので見学できません。

不思議な形をした岩山は、トルコのカッパドキアを思い出させます。

坂が急になってきましたが、電動自転車なので苦になりません。
かなり性能がいいです。

角度によって形を変えるメテオラの奇岩群。

ヘアピンカーブを曲がると2つの修道院が見えてきました。
右手がルサヌ修道院、左手がヴァルラーム修道院です。

ルサヌ修道院はヴァルラーム修道院よりも小さいですが、岩山の上にしっかりと建てられています。

しばし立ち止まり、山を見上げながら修道院を撮影します。

ヘアピンカーブが連続します。

岩山が朝の光を浴びて輝いています。

岩山の上にそびえる修道院を見上げつつ、ひたすら電動自転車を漕ぎます。

転落防止の柵はあまり高くありません。
景色を見やすいのはいいですが。

だいぶ登ってきました。

キノコのようにニョキニョキとそびえる岩山。
大自然の不思議発見です。

なかなか近づいてこないヴァルラーム修道院。

中空に浮かぶアギオス・ニコラオス修道院。

この辺りは斜めにそびえる岩山と修道院群をきれいに見ることができるビューポイントです。

10:40。ふもとのまちカランバカから電動自転車を漕ぐこと40分。
最初の目的地であるルサヌ修道院に到着しました。
入口は道路沿いにありますが、修道院は岩山の山頂にありますから歩いて階段を登らなければなりません。
看板にはタンクトップ不可と書かれていました。
宗教施設なので肌を露出が多い服はダメなのです。

ルサヌ修道院の看板です。
開館時間9:00〜17:00で、日曜日は9:30から。
毎週水曜日は休みです。

階段を登りきると、ルサヌ修道院の建物が見えてきました。

ルサヌ修道院は現役の修道院。女子修道士が修行しています。

ルサヌ修道院のテラス。

テラスからの眺めは絶景です。

ヴァルラーム修道院やアギオス・ニコラオス修道院も良く見えます。

どこまでも広がるギリシャの大地。

ギリシャ国旗がはためきます。

階段を上ってルサヌ修道院内部へ。
残念ながら撮影禁止でした。
礼拝堂の宗教画は一見の価値あると思いますが、建物自体は小さいので20分で見終わりました。
次の目的地、メガロ・メテオロン修道院に向かって出発しましょう。
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