
ギリシャ旅行記の第25回です。
5日目はデルフィからアテネに移動し、夕方はアテネを観光します。
古代ローマ時代に政治経済の中心として栄えたローマン・アゴラ、わずかな柱のみが残るゼウス神殿を見学。
夜はライトアップされたアクロポリス神殿などの遺跡を眺めました。
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■ 5日目 2019年9月1日 日曜日

今日の夕方はギリシャの首都アテネを観光しています。
古代ギリシャ時代に政治経済の中心地として栄えた古代アゴラ遺跡の見学を終え、地下鉄モナスティラキ駅近くにある古代遺跡、ローマン・アゴラにやってきました。

ローマン・アゴラはその名の通り古代ローマ時代の初期にあたる紀元前1世紀から紀元後2世紀ごろに政治経済の中心として栄えた場所で、市場や集会場などがありました。
時刻は18:45。夏のギリシャは日が長いです。まだまだ観光できますよ。

今は集会場や柱廊の跡が並ぶ広場になっています。
見学はアクロポリス神殿や古代アゴラとの共通入場券が便利です。

見上げればアクロポリス神殿。

かつては通路だった場所。柱が整然と並びます。

古代ギリシャ時代に比べて装飾が少ない、シンプルなデザインの柱が並んでいます。

八角形の建物が気になりますね。

アテネ市街のど真ん中に古代遺跡があるのには驚きです。

古代アゴラに比べると遺跡の規模は小さいです。

柱廊の柱。かつては屋根もあったのでしょう。

過去の姿を想像したくなります。

この辺りは神殿があったのでしょうか。

建物の床と柱の一部だけが残ります。

階段状になっています。

この八角形の建物は風の神の塔といい、1世紀に天文学者アンドロニコスが建てた時計です。
日時計、水時計、風見という3つの機能がありました。
塔の八つの面は正確に東西南北を向いており、壁の上部にはそれぞれの方角の風の神様のレリーフがあります。

水時計が設置されていた床面。

天井です。

風の神の像。

風の神というだけあり、飛んでいるように見えます。

風の神の塔と言われるだけあり、美しい彫刻ですね。
ローマン・アゴラは見ごたえがあってよかったです。
小さな遺跡ですから15分もあれば十分見学できるでしょう。
19時にローマン・アゴラを出て、次の遺跡へと向かいました。

次なる目的地のゼウス遺跡へ。直線距離で1キロ以上離れていますが、公共交通機関を利用するより歩いた方が速いです。
アクロポリス神殿のふもとに広がるレストラン街を抜ける小道を急ぎました。

途中でコーラを買い、15分ほどでアマリアリス大通りへ。アテネ中心部の東側を走る大通りです。

これはハドリアヌスの門。古代ローマ時代の2世紀に建てられました。
古代世界への入口を表すかのような、アテネを象徴する門です。

ハドリアヌスの門からさらに歩くと巨大なゼウス神殿の跡地が見えてきます。

アクロポリス神殿などの遺跡で使える共通入場券を使って中に入りましょう。

ゼウス神殿遺跡に入ると外が騒がしいです。
どうやらカシミール地方の独立を求め、軍事行動を行うインドに抗議するデモ隊のようでした。
カシミールはインドとパキスタンが領有権を求めて争っている危険地帯です。
聞けばここギリシャにもカシミールからの難民が押し寄せているとのこと。
何が起きるかわかりませんから、デモ隊にはあまり近づかない方がよさそうです。

時刻は19:20。日暮れも近いです。
仰ぎ見るアクロポリス神殿も夕陽を背に輝いていました。

気を取り直してゼウス神殿を見学しましょう。
ゼウス神殿は紀元前515年に建設が始まりましたが、工事推進者の死によって何度も中断し、紀元2世紀になってようやく完成しました。古代ローマのハドリアヌス帝の時代であり、完成まで実に700年もかかったのです。

かつては104本もの柱が並ぶ巨大な神殿だったのですが、今は15本しか残っていません。

わずかに残った神殿の柱が、西日を受けて輝いています。

優美な装飾ですね。

神殿の周りをぐるりと一回り。

大きな柱ですね。
右下に写っている人間の大きさと比べれば、どれだけ神殿が大きいかわかると思います。

19:45。閉館時間の20時まであと15分ありますが、係員が見学者を追い出しにかかりました。
夕闇に沈む神殿はとても幻想的ですが、あまり感傷にひたる時間はありません。

いいですね。神殿のシルエットがロマンにあふれています。

19:50にゼウス神殿を出ました。
あとはライトアップされるというアクロポリス神殿を眺めてから、ホテルのあるプリウス港に向かいましょう。
しかし、ゼウス神殿から5分ほど歩いて地下鉄のアクロポリ駅に着いたところでトラブルに遭いました。
地下鉄に乗ってパルテノン神殿の最寄りであるモナスティラキ駅まで行こうとしたのですが、地下鉄が車両故障なのか運転を見合わせてしまったのです。
英語の放送が無いので詳細不明とはいえ、一度閉まったドアが開き、ギリシャ語の放送の後に乗客が全員下車したのですから状況は明白です。しかも反対方向に向かう電車も運転を見合わせて乗客が全員下車しています。
止むを得ません。ゼウス神殿からアクロポリス神殿までは2キロ弱ですから、いつ運行再開するかわからない地下鉄を待つよりも歩きましょう。

ローマンアゴラからゼウス神殿へと歩いた道を引き返します。
このように急いでいる時は一度歩いたことのある道を歩くのがセオリー。
地図を見て近道だからと見知らぬ道を歩いてトラブルに巻き込まれるわけにはいきません。
特に今は夜ですから、人通りのあるにぎやかな道から外れないことが防犯上も大事です。

というわけでレストラン街を抜けて先へ。

先ほど見学したローマン・アゴラが見えてきました。
こちらもキレイにライトアップされています。

風の神の塔とアクロポリス神殿。

闇夜に浮かぶ神殿はなぜこうも美しいのでしょう。

アクロポリス神殿も綺麗にライトアップされています。

20:30。30分ほど歩き、アクロポリス神殿の入口近くにある岩山の上にやってきました。
アクロポリス神殿の入口が光り輝いています。
残念ながら中には入れないようでした。

アテネの街並み。

古代アゴラのヘファイストス神殿もライトアップされています。
やはり古代アゴラには入場できないようです。

美しいアテネの夜景。

ここはアテネ市街の夜景やアクロポリス神殿のライトアップが見られることもあり、夜でも観光客が多くいます。
そして警官も数人いて警戒に当たっていますから、治安の問題はなさそうです。
私は安心して写真を撮り、モナスティラキ駅まで戻って地下鉄に乗ってピレウスへと向かいました。
ホテルのあるピレウスに着いたのは22時。駅前のパン屋でトルティーヤを買って部屋で食べて23時ごろ就寝。
明日はピレウス港からフェリーに乗り、エーゲ海に浮かぶミコノス島へと向かいます。
夢のエーゲ海クルーズです。楽しみですぞ。
ところで、この日の私はどうやら運が良かったようです。
私が地下鉄の運転見合わせの憂き目に遭ったアクロポリ駅の近くで、日本人を狙った強盗未遂事件が起きていたのです。
私がアクロポリ駅を立ち去った1時間後の出来事でした。
翌日ギリシャの日本大使館のホームページに掲載された注意喚起を読み、思わず身を震わせました。
油断せず、防犯に努めなければなりません。
●夜間、路上で強盗未遂事件が発生。
昨日夜9時半ころ、アクロポリス駅近くのひと気のない路上で、日本人男性観光客
が背後から首をしめられるという強盗未遂事件が発生しました。被害者が抵抗し、大
声を出したところ犯人は逃げて行ったとのことです。
暗い夜道のひとり歩きは避けるとともに、危険を感じたら、逃げて大声で助けを呼
んでください。音楽を聴きながら、スマートフォンを操作しながら歩く「ながら歩き」は、
周囲への注意が散漫になり、狙われやすくなります。
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今日の夕方はギリシャの首都アテネを観光しています。
古代ギリシャ時代に政治経済の中心地として栄えた古代アゴラ遺跡の見学を終え、地下鉄モナスティラキ駅近くにある古代遺跡、ローマン・アゴラにやってきました。

ローマン・アゴラはその名の通り古代ローマ時代の初期にあたる紀元前1世紀から紀元後2世紀ごろに政治経済の中心として栄えた場所で、市場や集会場などがありました。
時刻は18:45。夏のギリシャは日が長いです。まだまだ観光できますよ。

今は集会場や柱廊の跡が並ぶ広場になっています。
見学はアクロポリス神殿や古代アゴラとの共通入場券が便利です。

見上げればアクロポリス神殿。

かつては通路だった場所。柱が整然と並びます。

古代ギリシャ時代に比べて装飾が少ない、シンプルなデザインの柱が並んでいます。

八角形の建物が気になりますね。

アテネ市街のど真ん中に古代遺跡があるのには驚きです。

古代アゴラに比べると遺跡の規模は小さいです。

柱廊の柱。かつては屋根もあったのでしょう。

過去の姿を想像したくなります。

この辺りは神殿があったのでしょうか。

建物の床と柱の一部だけが残ります。

階段状になっています。

この八角形の建物は風の神の塔といい、1世紀に天文学者アンドロニコスが建てた時計です。
日時計、水時計、風見という3つの機能がありました。
塔の八つの面は正確に東西南北を向いており、壁の上部にはそれぞれの方角の風の神様のレリーフがあります。

水時計が設置されていた床面。

天井です。

風の神の像。

風の神というだけあり、飛んでいるように見えます。

風の神の塔と言われるだけあり、美しい彫刻ですね。
ローマン・アゴラは見ごたえがあってよかったです。
小さな遺跡ですから15分もあれば十分見学できるでしょう。
19時にローマン・アゴラを出て、次の遺跡へと向かいました。

次なる目的地のゼウス遺跡へ。直線距離で1キロ以上離れていますが、公共交通機関を利用するより歩いた方が速いです。
アクロポリス神殿のふもとに広がるレストラン街を抜ける小道を急ぎました。

途中でコーラを買い、15分ほどでアマリアリス大通りへ。アテネ中心部の東側を走る大通りです。

これはハドリアヌスの門。古代ローマ時代の2世紀に建てられました。
古代世界への入口を表すかのような、アテネを象徴する門です。

ハドリアヌスの門からさらに歩くと巨大なゼウス神殿の跡地が見えてきます。

アクロポリス神殿などの遺跡で使える共通入場券を使って中に入りましょう。

ゼウス神殿遺跡に入ると外が騒がしいです。
どうやらカシミール地方の独立を求め、軍事行動を行うインドに抗議するデモ隊のようでした。
カシミールはインドとパキスタンが領有権を求めて争っている危険地帯です。
聞けばここギリシャにもカシミールからの難民が押し寄せているとのこと。
何が起きるかわかりませんから、デモ隊にはあまり近づかない方がよさそうです。

時刻は19:20。日暮れも近いです。
仰ぎ見るアクロポリス神殿も夕陽を背に輝いていました。

気を取り直してゼウス神殿を見学しましょう。
ゼウス神殿は紀元前515年に建設が始まりましたが、工事推進者の死によって何度も中断し、紀元2世紀になってようやく完成しました。古代ローマのハドリアヌス帝の時代であり、完成まで実に700年もかかったのです。

かつては104本もの柱が並ぶ巨大な神殿だったのですが、今は15本しか残っていません。

わずかに残った神殿の柱が、西日を受けて輝いています。

優美な装飾ですね。

神殿の周りをぐるりと一回り。

大きな柱ですね。
右下に写っている人間の大きさと比べれば、どれだけ神殿が大きいかわかると思います。

19:45。閉館時間の20時まであと15分ありますが、係員が見学者を追い出しにかかりました。
夕闇に沈む神殿はとても幻想的ですが、あまり感傷にひたる時間はありません。

いいですね。神殿のシルエットがロマンにあふれています。

19:50にゼウス神殿を出ました。
あとはライトアップされるというアクロポリス神殿を眺めてから、ホテルのあるプリウス港に向かいましょう。
しかし、ゼウス神殿から5分ほど歩いて地下鉄のアクロポリ駅に着いたところでトラブルに遭いました。
地下鉄に乗ってパルテノン神殿の最寄りであるモナスティラキ駅まで行こうとしたのですが、地下鉄が車両故障なのか運転を見合わせてしまったのです。
英語の放送が無いので詳細不明とはいえ、一度閉まったドアが開き、ギリシャ語の放送の後に乗客が全員下車したのですから状況は明白です。しかも反対方向に向かう電車も運転を見合わせて乗客が全員下車しています。
止むを得ません。ゼウス神殿からアクロポリス神殿までは2キロ弱ですから、いつ運行再開するかわからない地下鉄を待つよりも歩きましょう。

ローマンアゴラからゼウス神殿へと歩いた道を引き返します。
このように急いでいる時は一度歩いたことのある道を歩くのがセオリー。
地図を見て近道だからと見知らぬ道を歩いてトラブルに巻き込まれるわけにはいきません。
特に今は夜ですから、人通りのあるにぎやかな道から外れないことが防犯上も大事です。

というわけでレストラン街を抜けて先へ。

先ほど見学したローマン・アゴラが見えてきました。
こちらもキレイにライトアップされています。

風の神の塔とアクロポリス神殿。

闇夜に浮かぶ神殿はなぜこうも美しいのでしょう。

アクロポリス神殿も綺麗にライトアップされています。

20:30。30分ほど歩き、アクロポリス神殿の入口近くにある岩山の上にやってきました。
アクロポリス神殿の入口が光り輝いています。
残念ながら中には入れないようでした。

アテネの街並み。

古代アゴラのヘファイストス神殿もライトアップされています。
やはり古代アゴラには入場できないようです。

美しいアテネの夜景。

ここはアテネ市街の夜景やアクロポリス神殿のライトアップが見られることもあり、夜でも観光客が多くいます。
そして警官も数人いて警戒に当たっていますから、治安の問題はなさそうです。
私は安心して写真を撮り、モナスティラキ駅まで戻って地下鉄に乗ってピレウスへと向かいました。
ホテルのあるピレウスに着いたのは22時。駅前のパン屋でトルティーヤを買って部屋で食べて23時ごろ就寝。
明日はピレウス港からフェリーに乗り、エーゲ海に浮かぶミコノス島へと向かいます。
夢のエーゲ海クルーズです。楽しみですぞ。
ところで、この日の私はどうやら運が良かったようです。
私が地下鉄の運転見合わせの憂き目に遭ったアクロポリ駅の近くで、日本人を狙った強盗未遂事件が起きていたのです。
私がアクロポリ駅を立ち去った1時間後の出来事でした。
翌日ギリシャの日本大使館のホームページに掲載された注意喚起を読み、思わず身を震わせました。
油断せず、防犯に努めなければなりません。
●夜間、路上で強盗未遂事件が発生。
昨日夜9時半ころ、アクロポリス駅近くのひと気のない路上で、日本人男性観光客
が背後から首をしめられるという強盗未遂事件が発生しました。被害者が抵抗し、大
声を出したところ犯人は逃げて行ったとのことです。
暗い夜道のひとり歩きは避けるとともに、危険を感じたら、逃げて大声で助けを呼
んでください。音楽を聴きながら、スマートフォンを操作しながら歩く「ながら歩き」は、
周囲への注意が散漫になり、狙われやすくなります。
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