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ギリシャ旅行記の第26回です。
6日目はエーゲ海をクルーズ。
アテネのピレウス港をフェリーで出発し、エーゲ海に浮かぶミコノス島へと向かいます。


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■ 6日目 2019年9月2日 月曜日



ギリシャ旅行は折り返し地点の6日目。
今日から4日間かけてエーゲ海に浮かぶミコノス島とサントリーニ島を船で巡ります。
ミコノス島は白壁の街並みがかわいらしいリゾートの島ですが、歴史好きにとっても外せない名所があるのです。
それは歴史の教科書に必ず出てくる「デロス同盟」の本拠地であるデロス島。
紀元前477年にアテナイを盟主として結ばれた軍事同盟が締結された場所なのです。
しかしその後戦争によって衰退し無人島となり、今では島全体が古代ギリシャ遺跡となっています。
デロス島はミコノス島から観光船で片道30分。明日9月3日の便を予約していますから、海が荒れて欠航しないことを祈りましょう。

もう一つの目的地であるサントリーニ島は新婚旅行の行き先として人気が高いです。
ホテルも部屋から海と夕陽が見える高級ホテル。1人で泊まるには気遅れしてしまいますが、旅は一期一会です。
二度とは訪れないであろう場所でケチることはありません。1泊7万円をつぎ込みました。絶対に楽しみます。
それにサントリーニ島も美しい街並みがありますし、古代ギリシャの遺跡もあります。夕陽だけでなく、観光も楽しみましょう。
サントリーニ島での観光を楽しんだ後は夜行フェリーに乗ってアテネに戻ります。
深夜0時にサントリーニ島を出港し、アテネのピレウス港に8時到着予定。ちょうどいい時間です。

ちなみに、ピレウス港、ミコノス島、サントリーニ島を結ぶフェリーのチケットはダイレクトフェリーズというホームページで購入しました。

遠い外国のフェリーを日本にいながら日本語で予約できるとは・・・。
10年前には考えられなかったことで、とてもありがたいです。


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まずはアテネの海の玄関口にあたるピレウス港からブルースターフェリーに乗ってミコノス島を目指します。
料金は約8000円。飛行機よりもだいぶ安いです。
ピレウス港の出航は朝7時。ミコノス島への到着は11時35分。約4時間半の船旅となります。

当日は朝5時に起床。朝5時半から朝食です。
船の出発が早いですから、ホテルの朝食も早いです。
メニューはパンやピザなど簡単なものですが、早朝からたくさんは食べられませんからこれで十分。
ただ、私が止まっているホテル・トリトンは小さなエレベーターが一機しかありません。
4階から乗ろうと思っても満員で乗れないのです。
さすがに待ちきれず、スーツケースを抱えて階段を降りました。

ホテルから港へは徒歩5分。フェリーを利用する車や観光客が多く、早朝からにぎやかです。



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港に着くとブルースターフェリーの大きな船が4隻も停泊しています。
私が乗る船はいったいどれなのでしょう。船会社の案内所に行って乗船場所を聞き、スーツケースを引っ張り目的の船を目指します。


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船が見えてきました。電光掲示板にミコノスと書いてありますから間違いないでしょう。
いよいよ乗船です。
憧れのエーゲ海クルーズ!
おっさん一人旅ですが、行きたい時に行きたいところに行けることはとても素晴らしいことなのです。
開き直って旅行できる幸せを全身で味わいたいと思います。


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乗船してすぐの場所でスーツケースを預け、階段を登って船室へと向かいます。


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ミコノス島行きの巨大なフェリーは客室も広いです。
自由席エリア、指定席エリア、レストラン、展望室などたくさんの部屋がありました。
私は指定席のチケットを持っています。ただ場所がわかりません。
しかたなく自由席らしきエリアに座りました。
ところが、自由席かと思いきや、座った座席の肘掛の下の目立たないところに番号が書いてありました。
どうやらここは自由席ではなく、私が予約した指定席エリアのようです。
番号と違う席に座っていたのでチケットに指定された正しい席へ移動します。
当初確保した窓側ではなくなり、隣がデブのおっさんです。
暑苦しいし、移動した方がいいかもしれません。


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いよいよ出港。甲板に出てみました。
時刻は7:20。まだ薄暗いアテネのピレウス港を出港です。


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我々が乗るミコノス島行きのフェリーを高速船が追い抜いていきました。
高速船と言ってもかなり大きいです。


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しばらくはアテネとお別れです。


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フェリー後部の甲板で景色を眺める観光客。
今日もまた晴天に恵まれて良かったです。


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朝日が昇ってきました。
残念ながらビルに隠れています。


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ピレウス港はエーゲ海に浮かぶたくさんの島々への船が出港します。
巨大なフェリーからやや小さ目ながらスピードが出る高速船など、船の種類も豊富です。


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この巨大な船はクルーズ船です。


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クルーズ船のターミナル。
ピレウス港からはアテネ近郊の島々を巡る日帰りのクルーズツアーも催行されているそうです。


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先ほど我々のフェリーを追い抜いた高速船がもう外海に出ています。


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わずか5分でかなり差をつけられました。
実はミコノス島に向かう船も普通のフェリーと高速船が運航されているのですが、高速船の方が揺れやすいという話なので、多少時間がかかってもこちらのフェリーにしたのです。
以前フィンランドのヘルシンキからエストニアのタリンまで高速船に乗った時は激しい揺れに見舞われて船酔いになり、下船後数時間動けなくなりました。


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我々のフェリーも港を抜けて外界へ。
大海原にたくさんの客船が航行しています。さすがエーゲ海です。
さすエー。


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ピレウス港を振り返ります。


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船内に戻ってトイレへ。
先ほどとは違う客室です。こちらの方がおちついた雰囲気ですね。


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再び甲板へ。
ピレウス港に向かうブルスターフェリーとすれ違いました。


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エーゲ海に浮かぶ朝日。
新しい朝が来ました。古代と現代を結ぶ朝です。


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小さな島の灯台。


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小さな島々を眺めます。甲板は風が強く涼しいです。
9時半ごろからやや船が揺れだしましたが、酔うほどではありません。


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たくさんのフェリーとすれ違います。


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ピレウス港を出港してから約3時間。時刻は10時半です。
最初の寄港地であるシロス島が見えてきました。


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シロス島は観光名所が無いため地球の歩き方には紹介されていませんが、南エーゲ地方の主要都市であるエルムポリがあり、役所や病院などの公共施設が集まっています。
そのためこの地域の中心としてにぎわっている島です。


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町の中心の教会。


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港を中心に市街地が広がっています。


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山の上にも教会がありました。


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シロス島は街歩きを楽しめそうですが、残念ながら降りる時間はありません。


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フェリーはシロス島の港であるエルムポリへ。


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甲板にてシロス島の町を眺めます。


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シロス島の港。観光客でにぎわっています。


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10:45シロス島に到着。
10分ほど停泊し、10:55に出発しました。


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フェリーの甲板の様子。
晴れていて気持ちがいいですが、風が非常に強いです。
スマホや帽子が飛ばされないよう注意しなければなりません。


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シロス島を出発しミコノス島へ。
フェリーはエーゲ海を南へと進みます。


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エーゲ海に浮かぶ島々を甲板上から眺めます。
少し靄がかかってきました。


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畑が広がる島がぼんやりと見えています。


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ティノス島が見えてきました。
島の上空が厚い雲に覆われています。


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島の上だけが雲に覆われ、海上には全く雲がありません。
どうしてこのようなことになるのでしょうか。気温や気流の影響とはいえ、とても不思議です。


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エーゲ海は島が多いので、景色がどんどん変わります。
ずっと甲板にいても景色を見るのに飽きることがありません。


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小さな島を背にエーゲ海を疾走する高速船。
様々な船が見られるのもエーゲ海ならではです。


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いよいよ今日の目的地であるミコノス島が見えてきました。


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エーゲ海の島々を代表する観光地の一つなので、停泊する船も多いです。


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白い家並みがまぶしいミコノス島の旧港。
フェリーが発着する新港と旧港を結ぶ小型船のシーバスや、デロス島に向かう観光船が見えています。
今日と明日はミコノス島を観光。気持ちが上がってきました。


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11:45にミコノス島に到着。
出口に向かう階段が狭く、下船する客で大渋滞していました。
停船から10分かかってようやく出口に降り立ち、預けたスーツケースを回収して船外に向かいます。


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今日と明日は島内のエターナル・スイーツというリゾートホテルに宿泊します。
送迎をお願いしているので迎えの車を探しましょう。


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なお、送迎を頼んでいない場合は自力でタクシーに乗るか、旧港のあるミコノスタウンまで路線バスに乗ることになります。
たくさんの観光客であふれていますし、時間を節約するためにもホテルの送迎は必須でしょう。


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ミコノス島に停泊するフェリー。
この船はミコノス島が終点ではなく、他にもいくつかの島を巡るようです。


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5分ほどうろついたところで私の名前が書かれたネームプレートを持ったおばさんを発見。
おばさんに案内されるまま車に乗り込み、港からホテルへと向かいました。

次回はエーゲ海の真珠と名高い美しい島、ミコノス島のミコノスタウンを歩きます。


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