
先日千葉県の佐原に行ってまいりました。
利根川の水運で栄えた佐原はかつて「江戸まさり」と呼ばれるほどの賑わいを見せたそうです。
特に小野川沿いの街並みは江戸時代の雰囲気を色濃く残しています。
そして、日本地図を歩いて完成させた伊能忠敬が住んでいた町でもあります。
佐原の街並みを写真に収めましたので、ぜひご覧ください。
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JR成田線に乗って千葉の小江戸佐原にやってきました。
特急すいごうがあやめ祭り開催中のみの臨時運行になってしまい、成田線の成田以北は寂れる一方です。
東京からなら銚子行きの高速バスの方が便利だったりします。

駅前広場には千葉が誇る偉人、伊能忠敬の像が鎮座しています。

江戸時代の街並みが残る小野川沿いへは駅から徒歩10分ほど。

小野川沿いの景観保存地区。川岸の柳が良い雰囲気です。

江戸時代を思わせる古い建物が川沿いに並んでいます。

しっとりした、とても良い雰囲気です。

川沿いをぶらぶら歩きます。
電線が無く、視界を邪魔するものがありませんから簡単にタイプトリップ感を味わえます。

川に沿って緩やかにカーブする道。

立派な蔵、立派な松の木。

お土産屋が並びます。

まさに江戸時代の街並み。
よくぞここまで残っていたものです。

小野川沿いを南へと歩きます。

コンクリートの護岸がやや景観を損ねていますね。
もったいないです。

遊覧船の乗り場。

小野川にかかる木造橋。
樋橋といいます。

もともとは小野川をまたいで農業用水を通すための橋で、樋からあふれた水がジャージャー落ちることからジャージャー橋とも呼ばれています。

樋橋を渡ります。

樋橋を反対側から。

樋橋は30分に1度水が流れ、ジャージャーという水音を聞かせてくれます。
小江戸の街並みにマッチしたこの水音は「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。

風情があってよいですね。

樋橋からさらに南へ。

落ち着いた街並みです。

遊覧船がゆっくりと通り過ぎていきます。

江戸時代の旧家と柳の木。

小野川沿いを歩いた後は、佐原のもう一つの目玉を見学しましょう。

それは江戸時代に歩いて日本地図を完成させた伊能忠敬の記念館です。

記念館ではなんと本物の伊能図を見ることができます。

測量の際に用いられた図。

青森県周辺の地図。歩いて作ったとは思えない正確さです。
地名なども詳細に書き込まれていました。
もちろん千葉県の地図もあります。今と地名が違い、面白いですよ。

静岡県の風景図。
伊能忠敬記念館には測量の際に使用された道具なども展示されており、歴史好きにはたまりません。

そして最後はこちら。かつて伊能忠敬が住んでいた旧宅を見学することができます。

入り婿として伊能家に入った伊能忠敬は商才を発揮し大いに伊能家を富ませました。

立派な日本家屋です。

旧宅に建つ伊能忠敬像。

見学料は無料でした。

小野川から少し離れた佐原の街並み。道路沿いにも古い建物が残っています。

いかがでしたでしょうか。
佐原は江戸時代の街並みが残るだけでなく、伊能忠敬の足跡もたどることができる、歴史好きにはたまらない町です。
東京からも近いですし、皆さまぜひ訪れてみてください。