フェニックスリーグでチームの指揮を執る吉井新監督。
ファンからの期待も高い平沢を新キャプテンに指名し、自覚を促しています。

【ロッテ】平沢大河がフェニックスLキャプテン「本当に1軍で活躍してほしい選手」吉井新監督(ニッカン)
<みやざきフェニックスリーグ:ロッテ4−3阪神>◇10日◇サンマリンスタジアム宮崎

ロッテ吉井理人新監督(57)の初仕事はキャプテン指名だった。

この日、フェニックスリーグ阪神戦の試合前に、選手たちの円陣に参加。何かを伝えたかのように見えた。「フェニックスリーグのキャプテンを大河に指名しただけです」と吉井新監督。今季イースタン・リーグで首位打者を獲得した平沢大河内野手(24)を今リーグの主将に据えた。

理由としては「まず本当に1軍で活躍してほしい選手なんで、自覚もってみんなを引っ張るところを見せてほしいと。2軍の成績もよかったんで、いま一番やる気になってると思ってるんで。そういう意味で」と説明。「キャプテンマークのアップリケ付けとけ」と添えた。

新指揮官の言葉通り、この日、試合前に真っ先にベンチ前に現れて熱心に素振りを繰り返していたのは平沢だった。円陣でも「1軍監督見てるんで。来年もう始まってると思うんで。アピールしていきましょう!」と声出しで景気づけ。戦いが始まった。【金子真仁】


そして選手たちにバックネット裏から試合を観戦し、試合後に意見を言うよう指示。
「考えて野球せぇ」という野村イズムの注入です。

【ロッテ】吉井理人新監督、選手に試合を観戦させミーティング「日本ハムの時やって成果あった」(ニッカン)
<みやざきフェニックスリーグ:ロッテ4−3阪神>◇10日◇サンマリンスタジアム宮崎

ロッテ吉井理人新監督(47)はまず、司会役に回った。

試合後の青空ミーティング。新指揮官に促されて話し始めたのは、トレーニングウエア姿の広畑敦也投手(24)だった。試合前にミッションを言い渡され、ネット裏で試合を眺めた。

あえて広畑を選んだのかは不明だが、社会人出身のルーキーは発信力が強く、物おじもしない。3時間少々、グラウンドを俯瞰(ふかん)して感じた課題を誠実に口にする。

勝利寸前の9回2死から崩れた種市、それに絡んでしまった外野の声掛け連係ミスでの失策。広畑のスピーチが終わると、吉井新監督は穏やかに種市に話を振る。「反論はある?」。あくまでも穏やかに、内心は悔しいであろう右腕をたてるように。ひと言ふた言、種市も謙虚に発した。

他の選手にも意見を求める。佐藤都が声を上げた。外野の連係ミスを冷静に、しっかりと指摘した。

「やっぱりみんなに考えてもらいたいんで。選手同士でしゃべるともっと頭に入ってくるし、ちょっとカーッとなって反論したくなるところを抑えて自分のことを振り返ったり、客観的に見られるようになると思うので。日本ハムの2軍コーチの時に投手陣でやってみて成果があったんで、全体でやってみようかなと」

自分のミスはどんな原因から起きたのか−。試合直後、当事者として冷静になりすぎない前に、第三者の客観視をとり入れる。

「今日の試合に関しては最後の1つのアウトとるの本当に難しいなとあらためて分かりましたし、選手たちが気持ちでパフォーマンスが変わっちゃうというのもよく分かったので。ここは若い選手がいるので、そういう子たちは自分の感情もうまくコントロールできるようになっていってくれればなと思いました」

来季、2軍ではこの取り組みを年間を通じて実施したいという意向も示した。この日、グラウンドを観戦者目線で眺めた広畑は、11日のオリックス戦(SOKKEN)に先発予定。前日の学びをどう生かすか。11日の試合後には、池田来翔内野手(22)が総括を担当する予定だ。【金子真仁】



【ロッテ】もう浸透してきた吉井イズム “夕焼けミーティング”で相次ぐ若手の積極的な発言(ニッカン)
<みやざきフェニックスリーグ:ロッテ4−4オリックス>◇11日◇宮崎・清武

吉井イズムと言うべきなのかはさておき、吉井理人新監督(57)が就任したロッテの若手選手たちが日に日に変化してきている。

試合後の夕焼けミーティング。前日に“吉井MC”から指名された池田来翔内野手(22)が試合を振り返った。「ピンチを野手がしっかりカバーできた」「投手も同じ打者に続けて打たれなかった」と守備の粘りをプレゼンし「勝ちきれないのはどこかに甘さというか、引き込めないところがあった」と振り返った。

前日10日は広畑が総括し、ピンチを作って降板した種市が促されて発言し、佐藤都が挙手で発言した。その1日後。この日は池田がチームメートに意見を求めると谷川、西巻、佐藤都、植田が立て続けに挙手で発言した。「あの時もし送球していたら(誰も)カバーに行けていなかった」。ポジションや年齢の壁を越え、客観的に指摘し合う空気が早くも出始めた。

控え野手が少なかったこともあり、鈴木や種市ら登板予定のない投手たちが、ベンチに入った。守備が終わると、DH出場のキャプテン平沢に負けじと、ベンチの投手陣が率先して野手たちを迎えるシーンが目立った。

吉井新監督は「しっかり(試合を)見ろという意味もあるので。どうせ最後までいなきゃいけないので」と趣旨を説明したが「昨日も反省の中で声掛けが出てたのでしっかり声出てましたし。いい方向にいってるんじゃないかなと思います」と手ごたえも感じている様子。ロッテがどんどん多角的になっている。【金子真仁】


野手では佐藤が本職のキャッチャー以外に外野、ファースト、サードにも挑戦しているようです。
打てる田中雅を目指すのでしょうか。

【ロッテ】捕手の佐藤都志也が外野や一塁守備に続き三塁守備も「これからは4つを使い分けたい」(ニッカン)
<みやざきフェニックスリーグ:日本独立リーグ野球機構選抜5−4ロッテ>◇12日◇宮崎・ひむかスタジアム

ロッテ佐藤都志也捕手(24)がこの日は三塁守備についた。

今季は捕手スタメンも多かったが、10日のフェニックスリーグ阪神戦は一塁、11日のオリックス戦は右翼を守り、この日は一塁でスタメン出場し、6回から三塁へ。遊び感覚で作っていたという内野用グラブで、ホットコーナーを4イニング守った。6回には強いゴロを弾く場面もあった。

三塁守備は軟式野球でプレーした中学1年以来という佐藤都は「強い打球でもしっかりと捕れるように早く感覚に慣れて、自分のものとできるように練習していきたいと思います」と振り返り「キャッチャーミット、ファーストミット、内野、外野とこれからは4つ(のグラブ)を使い分けたいです」と前向きに話した。打席では2戦連続で本塁打を放った。

吉井理人新監督(57)は「根元コーチが三塁もいけますって言ってたので」と起用理由を説明。佐藤都の守備位置について「捕手としてはまだ半人前なので。その上でどこかを守れたら試合に出られるチャンスが出てくると思うので、どんどんトライしてほしいなと思います」としつつ「(来春)キャンプへ行った時にはある程度決めて、今年はこれで勝負みたいなのをやっていきたいな」と、フェニックスリーグ期間中に一定の方向性を見定めたい意向を明かした。

佐藤都は試合後はさらに、諸積2軍外野守備走塁コーチの指導を受けながら、左翼の位置で守備練習を行っていた。【金子真仁】


あとは山本大斗。パワフルな打撃が注目されています。
井上があと何年かで衰えてくるでしょうし、安田、山口に続く長距離砲の育成は急務。
和製大砲が並ぶ打線はロマンがあふれていますよ。楽しみです。


【ロッテ】山本大斗フェニックスLで豪快弾 吉井新監督から「ダイナマイト山本」命名(ニッカン)
<みやざきフェニックスリーグ:中日5−4ロッテ>◇13日◇アイビースタジアム

プロ2年目のロッテ山本大斗外野手(20)が、吉井理人新監督(57)から高評価を受けている。

この日、フェニックスリーグの第1節4試合が終了。最も印象に残った選手を問われた吉井新監督は「野手ではダイナマイト山本ですね。山本、やっぱりいいスイングしてるんで」と通り名を命名しつつ、名指しで褒めた。

リーグ初戦の阪神戦、広いサンマリンでいきなり左翼席へ豪快本塁打。阪神の左翼手がほとんど動けないほどの当たりだった。開星(島根)から育成契約で入団し、プロ2年目となった今年7月に支配下登録。1軍初安打は来季に持ち越しとなったが、力強いスイングは高い評価を受けている。

格闘技好きでもあり、ダイナマイト山本と命名され当の本人もうれしそう。「そういうふうに監督自身にネーミングしてもらうことは光栄ですし、一番覚えてもらえると思うのでうれしいです。期待に応えるように大活躍をしたいです」と誓っていた。【金子真仁】



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