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ギリシャ旅行記の第47回です。
10日目はペロポネソス半島の登山鉄道乗車とと遺跡見学。
オドンドトスと呼ばれるアプト式の登山鉄道に乗車し、終点のカラブリタ駅に向かいました。

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■ 10日目 2019年9月6日 金曜日 

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ギリシャの南西部、ペロポネソス半島にやってきました。
目的は遺跡巡りと、これから乗車するオドンドトスというアプト式の登山鉄道です。
オドントドスはペロポネソス半島北岸の町ディアコプトからヴォライコス渓谷に沿って南下し、スキーの町カラブリタに至る全長22.3kmの路線です。
線路幅は750mm。日本の在来線より狭いナローゲージで、小さな車両が険しい渓谷を走る様は観光客からも人気があるのですが、日本ではほとんど知られていません。地球の歩き方もさらっと触れるだけです。
アテネからのアクセスが非常に悪く、自力で訪れるのが難しいことが知名度が無い理由の一つでしょう。
アテネから空港とペロポネソス半島の入口コリントスを経由してキアトに至る区間は複線電化の郊外鉄道が運行されているのですが、その先のペロポネソス半島の北岸を走る狭軌鉄道は財政難を理由に運行休止。
標準軌の郊外鉄道の延長部分として工事が進められているものの、2019年時点では完成しておらず、不便で本数が少ない代行バスによる運行となっています。
その代行バスとオドンドトスと呼ばれる登山鉄道の接続は最悪と言ってよく、使い物になりません。
そんなわけで、私はアテネから旅行会社を通じてチャーターした車に乗ってここディアコプトにやってきたわけです。

ディアコプト駅を出発する今度の列車は11時半発。
たまに土砂崩れにより運休するそうで、旅行会社の方が事前に運行状況を電話で確認してくれました。
なお、ギリシャ国鉄の切符はインターネットで購入できるので、この登山鉄道オドンドトスの切符も日本で事前に買ってあります。


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出発時刻である11時半に列車がホームに入ってきました。
日本と違い、列車が時間通りに動きません。


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狭い車内へ。座席は指定席です。


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指定された席は運転手の後ろの席でした。ただ、後ろ向きの席なので立ったり座ったりして景色を見ることにしましょう。


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11時35分。定刻より5分遅れてディアコプト駅を発車しました。


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しばらく走り、列車はヴォライコス峡谷へ入っていきます。


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列車は崖下をゆっくりと進みます。


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谷底を走る列車。両脇には険しい山々がそびえていました。

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小さなトンネルを通過。


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車窓の右側はひたすら岩山です。


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谷底は木が生い茂っています。


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最初の駅であるニアマタ駅を通過。山の中の小さな駅です。



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今日は雲一つない晴天ですね。


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勾配が急な区間はアプト式になります。
車輪だけでなく歯車を線路中央のラックにかみ合わせて走るのです。


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崖をくりぬいた荒々しい素掘りのトンネル。
オドンドトス一番の見どころです。


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切り立った崖に線路を通すのは大変な工事だったことでしょう。


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トンネルを抜け、渓谷の奥へ。
線路を歩いているハイカーがいます。


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結構人がいます。


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オドンドトスの運転席。


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運転手は私服ですし、運転台右にはドリンクホルダー、サンドイッチの包みも置いています。
日本では考えられないことに、なんと運転しながらサンドイッチを食べていました。
さすがギリシャ。緩すぎる。
ですが、運転手がちょくちょく水を飲んでいるのはいいですね。
熱中症の防止に有効です。


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またラックレール区間が始まります。


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2つ目の駅、トリクリア駅を通過。
周りには何もありませんし、今は駅として機能していないようです。


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崖をくりぬいて線路を敷いた区間。


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素掘りのトンネルの先に橋が見えます。
線路の付け替えにより廃止になった区間だそうです。


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峡谷に架かる旧鉄橋が一瞬だけ見えました。ハイキングコースになっているようです。


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駅か、と思ったら違いました。
ハイカー用の休憩施設のようです。


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ラックレール区間が終わり、普通の線路になりました。


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12:10、メガ・スピレオ駅に到着。しばらく停車するようなので、外に出てみました。


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メガ・スピレオ駅は同名の修道院のある小さな町の最寄り駅です。
黄色い駅舎がおしゃれですね。


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駅は谷底にひっそりと建っています。


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発車を待つ登山列車。
構内をうろうろしているとフランス人に声をかけられました。
4年前に日本を旅行し、東京、大阪、広島を巡ったそうです。
富士山に登ってご来光も見たのだとか。アグレッシブですね。


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木立の下で発車を待つ登山列車。とても絵になります。


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12:17に出発。急峻な地形を抜け、だいぶ穏やかな雰囲気になりました。


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列車はペロポネソス半島の内陸部に向かっています。


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ケルピーニ駅を通過します。


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終点が近づくにつれ、人家が増えてきました。


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谷底も広がってきました。


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列車は速度を落とし、終点のカラブリタ駅へ。

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カラブリタの町に入りました。


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住宅地をゆっくりと進みます。


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終点のカラブリタ駅が見えてきました。


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12:38、約1時間で終点のカラブリタ駅に到着しました。


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車内の様子。


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駅に停車する登山列車。


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列車はディアコプト駅に向けて折り返しますが、私はここからチャーターした車に乗り、ミケーネ遺跡へと向かいます。


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駅前はレストランになっています。


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石造りの駅舎と木立がとてもいい感じです。


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角度を変えてもう1枚。


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カラブリタ駅の正面。
ペンションのようにお洒落な建物です。
できればのんびりしたいところですが、あまり時間がありません。
駅舎の前にドライバーさんが待っていたので声をかけ、次の目的地に向けて出発しました。



私が撮影したものではありませんが、オドンドトスの前面展望の動画です。
遠いですが、乗る価値のある列車ですよ。