あいにくの雨模様でしたが、じつに3年ぶりとなるファン感謝デーが行われました。
引退を表明した松永、田中のセレモニーや、佐々木朗の表彰なども行われたほか、紅白戦では山口が投手として登板し144キロを出すなどのサプライズもあったとのことです。


【ロッテ】3年ぶり有観客でのファン感謝デー 開会前にOB村田兆治さん黙とうも(ニッカン)
ロッテ3年ぶりに有観客でのファン感謝デーが行われた。

球団は20年2月15日にファンサービス自粛方針を表明し、1009日ぶりの交流に。左腕坂本とキャッチボールした19歳男性は「お互いが前向きな気持ちで交流できる機会が復活したことをとてもうれしく感じました」と話した。開会前には、11日に急逝したOB村田兆治さんへの黙とうが行われた。



【ロッテ】正午から3年ぶりに有観客でファン感謝デー開催 ファンとの直接交流は1009日ぶり(ニッカン)
ロッテのファン感謝デーが20日、12球団の先頭を切ってZOZOマリンで開催される。3年ぶりに有観客での開催。選手とファンのキャッチボールやサイン会なども企画されている。

ロッテは新型コロナウイルスの感染が広がり始めた20年2月15日付で、球団としてのファンサービスの当面自粛を発表し、この日まで解除していない。直接のファンサービスは1009日ぶりとなる。

コロナ禍もあり、ここ2年間は無観客で行われ、ZOZOマリン室内練習場でのトーク企画などが生配信されていた。20年のイベント後、「鬼滅の刃」コスプレを終えた井上晴哉内野手(当時31)は「生で見てほしいのは確かなんですけど、できることは参加させてもらって、1年間お互いお疲れさまでしたみたいな感謝の気持ちを込めて参加させてもらいました」と振り返っていた。

ファンサービスについては「新幹線とかホームで声かけられて、サインお願いしますって言われるんですけど、どうしても球団の方で決まってるし。1人がルールを破って感染の元になるとそれが一番良くないので、いつものクセで応じようとして、あぁ…と踏みとどまったり。本当はサインを求められたら書いてあげるのがプロだと思うんですけど、今年はできなかったので」と話していた。抽選に当たったファンに限られるとはいえ、約2年9カ月ぶりに直接交流が行われる。【金子真仁】



【ロッテ】松永昂大、カンペ見ながら引退あいさつ「プロ野球を意識したのは大人になってから」(ニッカン)
ロッテのファン感謝デーが20日、ZOZOマリンで行われ、今季限りで現役引退した松永昂大投手(34)の引退セレモニーが行われた。

右翼からリリーフカーで登場。グラブは付けず、両ひざに手を置いて、笑顔でファンに手を振った。

同じく引退する田中靖洋投手(35)の後にあいさつ。いきなり「ちょっと飛んだので、カンペ見ます」とファンをくすくすさせながら「このようなセレモニーを企画していただいた千葉ロッテマリーンズ球団の皆様、いつも最高のコールをしていただいた千葉ロッテマリーンズのファンの皆様、このセレモニーを協賛していただいた株式会社カクタ様、本当にありがとうございます」と話し始めた。

「僕の野球人生は0対29、3回コールド負けからのスタートでした。実際、そういうところで育ってきたので、プロ野球を意識したのは大人になってからです。そんな自分が中学、高校、大学、社会人とステップアップできてきたのは、両親からいただいたこの体と、ありあまる身体能力のおかげです。ありがとうございました。そして小さいころから指導者、先輩方、同級生、後輩たちに本当に恵まれたおかげで、プロ野球までの道筋をいただいたと思っております」

過去を回想しつつ、続けた。

「千葉ロッテマリーンズに入団して10年。1年目から運良く、チャンスをいただいて、1軍で投げることができました。まっすぐとスライダーだけの2球種でここまで投げてきたので、捕手は配球にとても苦労したなと思います。最後に。指導者、隣にいる田中さんをはじめ先輩方、同級生、後輩に尻ぬぐいをしてもらいながら、最高の声援の中で野球ができたことは本当に幸せなことだなと今、感じております。10年間本当に、ありがとうございました」

ひょうひょうと投げ続けた鉄腕サウスポーが、グラブを置いた。来季からは指導者になる。



【ロッテ】田中靖洋引退セレモニー「ヤスヒロコール生涯忘れることはありません」感謝のスピーチ(ニッカン)
ロッテのファン感謝デーが20日、ZOZOマリンで行われ、今季限りで現役引退した田中靖洋投手(35)の引退セレモニーが行われた。

右翼からリリーフカーで登場。グラブは付けず、両ひざに手を置いて、トレードマークのひげ姿でファンの前に現れた。

同じく引退する松永昂大投手(34)に先んじて、ファンに挨拶。寒さに手をこすり合わせながら舞っていたが、マイクの前で「本日はこのようなセレモニーを用意していただき、千葉ロッテマリーンズ、関係者の皆様、本当にありがとうございます」と堂々と話し始めた。

まずはファンへ。

「ファンの皆様、どんな時も温かい声援、ありがとうございました。ヤスヒロコールは生涯忘れることはありません。西武ライオンズ10年、千葉ロッテマリーンズ7年。たくさんの出会いに恵まれました。監督、コーチ、裏方スタッフの皆様、数々の先輩方、そしてともに戦ったチームの仲間たち。皆さんのおかげで、幸せな選手生活を送ることができました。本当にありがとうございます」

家族へ。

「両親へ。丈夫な体に産んでくれて、ありがとうございます。2人の兄貴へ。2人の背中を追い掛け、野球を始めて本当に良かったです。ありがとうございます。家族へ。いつも笑顔で励まし、支えてくれて、ありがとうございます」

そして締めた。

「最後になりますが、17年間、何も悔いはありません。今日で引退します。本当にありがとうございました」

直球をほとんど投げない個性派リリーバーが、堂々とまっすぐ、グラウンドを去った。



【ロッテ】佐々木朗希が千葉県知事賞を受賞「来シーズンは優勝して千葉県を盛り上げられるよう」(ニッカン)
ロッテ佐々木朗希投手(21)が20日、ZOZOマリンで行われたファン感謝デーで、千葉県知事賞を受賞した。

4月10日のオリックス戦で完全試合を達成したことの活躍などがたたえられてのもの。この日は熊谷俊人知事が表彰に訪れた。

受賞した佐々木朗は「今回、こういった賞を受賞することができて、大変うれしく思います。今シーズン、チームとしては悔しい結果になったので、来シーズンは優勝してさらに千葉県を盛り上げられるよう、頑張りたいと思います。応援ありがとうございました」とスピーチした。


【ロッテ】先発山口航輝の最速144キロにどよめき ファン感紅白戦で唐川や佐々木千らを空振り(ニッカン)
ロッテ山口航輝外野手(22)の直球に球場がどよめいた。20日、ファン感謝デーの紅白戦に先発。最速144キロを投げ込んだ。

秋田・明桜高(現・ノースアジア大明桜)時代には、オリックス1位の白鴎大・曽谷をさしおいて2年夏までエースナンバーだったが、県大会決勝のマウンドで右肩を脱臼。「あそこは本当に人生が変わるというか、人にも迷惑かけることになりましたし、自分の野球人生のターニングポイントというか、あの1球ちょっと、戻れるなら戻りたいです」と以前、思いを明かしたことがある。

3年夏は後に社会現象を引き起こした金足農・吉田(現日本ハム)とのライバル関係に。「2年夏までは全然普通の投手やなと思ってました。3年で印象変わりましたけどね」と明かすなど、投手へのこだわりも深かった青春時代。この秋季練習でもひそかに平地で投球練習を行っていた。その時は「130キロくらいっす」と笑っていたが、この日は常時140キロ台。鋭い変化球でも唐川や佐々木千らを空振りさせると、ネット裏の辛口解説員・角中から「先輩相手なら普通…」と茶々を入れられていた。【金子真仁】


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