千葉市は老朽化が進むZOZOマリンスタジアムの今後について、今年4月以降本格的な議論を始めることとしています。

千葉市 老朽化進むスタジアムの方向性本格的な議論へ(NHK)
プロ野球・ロッテの本拠地で、老朽化が進んでいる千葉市の「ZOZOマリンスタジアム」について、千葉市は、改修や立て替えなど複数の案の中から一定の方向性を打ち出すため、ことしから本格的な議論を始めることにしています。

千葉市美浜区の幕張新都心地区にあるZOZOマリンスタジアムは、完成から30年以上がたち老朽化が進んでいて、今後のあり方については、大規模な改修や同じ場所での建て替え、それに地区内の別の場所への移転・新築など複数の案が出ています。
千葉市は一定の方向性を打ち出すため、新年度のことし4月以降、千葉県や球団、それに有識者や市民などと本格的な議論を始めることにしています。
具体的には、それぞれの案の費用の見通しや必要な工期、それに移転の場合は候補地があるかどうかなど、民間の調査会社が行った基礎調査の結果をもとに議論が行われるということです。
千葉市都市政策課は、おおむね2年以内をめどに、議論の結果をふまえてスタジアムの「基本構想」や「基本計画」をまとめたいとしています。


千葉市は昨年「ZOZOマリンスタジアムあり方検討基礎調査業務」をみずほリサーチ&テクノロジーズに委託し、先行調査や現状把握を行っています。
基礎調査の委託期間は2023年3月20日までとなっていますから、調査結果を踏まえて新年度から本格的な議論を行うということなのでしょう。

ZOZOマリンスタジアムの建替えなど検討 みずほリサーチを選定 (千葉市)(日刊建設新聞)
[2022/6/1 千葉版]
 千葉市は、ZOZOマリンスタジアムあり方検討基礎調査業務の公募型プロポーザルを実施し、優先交渉者にみずほリサーチ&テクノロジーズ(東京都千代田区)を選定した。築30年以上が経過し、老朽化が進んでいることから、幕張新都心のまちづくりを踏まえ、建て替えや大規模改修などの方向性を検討していく。委託限度額は2940万3000円となっている。

 プロポでは6者が企画提案書を提出。書類審査の得点が高い5者までをプレゼンテーション審査の対象とし、1000点満点中773点の最高評価点を獲得したみずほリサーチ&テクノロジーズを優先交渉者に選定している。

 同業務では、現状把握や先行事例調査などを踏まえ、「新スタジアムの建設」と「現スタジアムの改修」について、収容規模や主要機能、多機能複合化のほか、周辺施設との連携などを検討し、スタジアム機能のコンセプトを整理する。

 稼働見込みや適切な利用料金を想定し、ライフサイクルコストを試算。「現スタジアムの改修」については、プロ野球などの興行を継続した場合の改修を想定し、事業費を概算する。

 新スタジアムを建設した場合の現スタジアムの跡地利用や概算事業費について、概略検討を実施。さまざまな官民連携手法の導入可能性や民間資金の調達可能性を検討するほか、今後の計画や事業のほか、関係者との合意形成に関するスケジュールをとりまとめる。

 定性的・定量的な検討結果を踏まえ、施設整備の方向性を含めたスタジアムのあり方を整理する。委託期間は2023年3月20日まで。

 マリンスタジアムは、美浜区の幕張海浜公園内にある多目的野球場で、1990年2月に竣工。千葉ロッテマリーンズの本拠地として使用されている。規模は両翼99m、センター122mで、収容人数は約3万人。総事業費は123億円。元設計は富家建築事務所、元施工は大成・清水・西松・熊谷・五洋JVが担当した。

 幕張新都心エリアでは、まちづくりの主体が今後、県から同市へ移行する。将来にわたり持続的に発展していくため、まちの将来像や取り組みの方向性を示す「幕張新都心まちづくり将来構想」の策定が進む。三菱総合研究所(東京都千代田区)が支援している。


築30年以上経過した球場は他にもありますが、マリンスタジアムは海に面して建っているため塩害による劣化が激しいのです。
また、階段を登らないと観客席に行けず、バリアフリーの観点からも時代に即した施設とは言えません。
千葉市にお金が無いのは承知の上ですが、現幕張メッセ駐車場に開閉式屋根のドーム球場を建ててくれるのが理想です。

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