マリーンズが2022年にオリックスを自由契約となった澤田圭佑投手を育成契約で獲得しました。

【ロッテ】前オリックス沢田圭佑を育成で獲得「1回終わった野球人生」「絶対に恩返ししたい」(ニッカン)
ロッテは23日、前オリックスの沢田圭佑投手(28)と育成契約を結んだことを発表した。背番号は未定。沢田はZOZOマリンで取材に応じ、「1回終わった野球人生なので、それを救ってもらったチームに絶対に恩返ししたいと思っているので、絶対にやります」と決意表明した。

「持ち味はまっすぐだと思っているので、思いきり腕を振る姿を皆さんにお見せしたいです」。オリックス時代にはすべて救援で通算126試合に登板し、7勝。最速152キロの直球と多彩な変化球が武器の本格派右腕だが、昨年6月にトミー・ジョン手術を受け、同10月に戦力外通告を受けていた。

以降はオリックス山本由伸投手(24)と一緒に練習を行ってきた。「必死に練習して過ごしてきた。技術的なことはすごく学んだんですけれど、しっかりやっていれば、絶対にどこかに戻れると思って頑張っていました」。現在は約80メートルの遠投に加え、立ち投げの状態でブルペンに入るなど、回復具合は順調だ。

ロッテ球団からは焦らずに完全に治すことを最優先とすることを伝えられており、「焦る思いはあったのですが、いったん落ち着いてリハビリに励もうと思います」。早ければ今年6月ごろの復帰を目指していく。

大阪桐蔭から立大をへて、16年ドラフト8位で入団以降、先発は1度も経験がない。「(ロッテでも)リリーフのイメージでいます。益田(直也)さんが守護神でいると思うので、どういう心境でマウンドに上がっているのかとか、見ても学びますけれど、聞いてみたい」。古巣との対戦に向けては「絶対に抑えます」と一番力強く、言葉を発した。【鎌田直秀】


2018年には47試合に登板し防御率2.54という成績を残した澤田ですが、2019年は右手の骨折でシーズンの大半を欠場し、2020は右ひじ痛を発症し22試合の登板にとどまりました。
2021年にも右時通が再発し14試合の登板に終わり、オフに右ひじのクリーニング手術を受けました。
2022年は4月の2軍戦で2/3イニングを投げるも2被弾して降板。6月に右ひじのトミー・ジョン手術を受けました。
その後リハビリに専念していましたが、オリックスは契約を更新することなく自由契約となりました。
通常リハビリ中の選手には育成選手扱いでの再契約を打診することが多いのですが、澤田は代理人を立てて契約交渉をしていたことから、オリックス球団側の印象があまり良くなかったのかもしれません。

とはいえ、1軍で活躍した実績のある投手です。
完全復活を遂げることができれば戦力になってくれるでしょう。

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