4回途中まで投げて1失点。8奪三振の好投を披露しました。
【WBC】佐々木朗希3・11に勝利「僕が投げてる姿で何か感じてもらえたら」最速164キロ8K(ニッカン)
<WBC:日本10−2チェコ>◇1次ラウンドB組◇11日◇東京ドーム
「令和の怪物」が衝撃のWBCデビューを飾った。侍ジャパン佐々木朗希投手(21)が「カーネクストWBC東京プール」のチェコ戦に先発し、3回2/3を2安打3四死球で1失点(自責0)。不運な失策から初回に先制を許すも、最速164キロの直球を軸に8三振を奪い、2回以降はチェコ打線を封じた。初回は直球10球すべてが100マイル(約161キロ)超え。東日本大震災から12年となる「3・11」の特別な日に、被災地出身の思いも背負って世界を驚かせた。チェコに勝利し、4連勝での準決勝進出に王手をかけた。
◇ ◇ ◇
満員のスタンドから降り注ぐ拍手と声援を、佐々木がお立ち台からかみしめた。「この満員のドームの中で今日は投げることが出来てうれしいです」。21歳らしくちょっぴり照れくさそうに、でも言葉は力強かった。
剛速球がうなりをあげた。最速164キロ直球と140キロ台後半のフォークで8奪三振と圧倒した。4回1死一塁、スモラを空振り三振に仕留め、球数制限の上限65球を超えて降板。「球数がかさんでしまったんですけど、どうにか最少失点で投げることができて良かった」。栗山監督とナインからハイタッチをかわし、162キロで死球を当ててしまったエスカラへの謝罪も忘れなかった。
忘れられない1日になった。ちょうど12年前の3月11日、人生が一変した。東日本大震災で被災。父功太さんと祖父母を亡くした。自宅は津波で流され、故郷の岩手・陸前高田から大船渡への移住を余儀なくされた。12年後、運命に導かれるように、WBCデビューマウンドに上がった。宮崎での強化合宿中に栗山監督からこの日の先発を告げられた。「3・11」で自分が登板する意味も理解していた。「分かってはいたんですけど、チームの勝ちだったり、自分のピッチングができるように、今日まで準備してきました」と自らの役割に集中して未来を見つめてきた。
ド派手な剛速球の裏にはどっしりとした土台があった。マウンド上に残る右足を蹴る際に描かれた濃く、力強い「わだち」。ほとんど“足跡”が残らない投手もいるなか、佐々木のそれは人一倍深く、長い。特に平地のキャッチボールでは顕著で、約1メートルに及ぶことも。ロッテ小野投手コーチは「ボールを押し出す時間の長さと、力強さの証し」と言う。怪物右腕たる由縁が足元にあった。
マウンドに刻まれたわだちのように、視線は力強く、深く未来を見つめた。東北から画面越しに見つめる子どもたちへ「僕が投げてる姿で何か感じてもらえたらなと思います」。立派に成長した「令和の怪物」。美しく圧倒的な1球1球が、人々の“希望の轍”となる。【小早川宗一郎】
【WBC】佐々木朗希「真っすぐも簡単に打たれた、すごい打線だった」先制許したチェコ打線称賛(ニッカン)
<WBC:日本10−2チェコ>◇1次ラウンドB組◇11日◇東京ドーム
侍ジャパン佐々木朗希投手(21=ロッテ)がWBCデビューを4回途中1失点で勝利に導いた。
「この満員のドームの中で今日投げることが出来てうれしいです」。
4回表の3人目の打者を終えて66球を投じた時点で、球数制限のルールによりマウンドを降りたが、3回2/3を2安打8奪三振2四球1死球1失点(自責0)。最速は初回の164キロだった。
「イニング途中で代わってしまったり、球数もかさんでしまったんですけれど、最少失点で抑えることが出来て良かったと思います。フォアボールが多かったんですけれど、フォークボールを有効的に使うことが出来た。(チェコ打線は)真っすぐも簡単に打たれましたし、すごい打線だったと思います」。
小学生の時に岩手県陸前高田市で被災し、父功太さん(享年37)と祖父母を津波で亡くした佐々木にとって「3・11」は特別な1日だ。
「いろいろありましたけれど、今日出来ることをしっかりやって、今日マウンドに立てたことに感謝しました」
この日は生まれ育った陸前高田市と、震災後に移住した大船渡市でパブリックビューイングが開催され、地元の親戚、友人、知人らの熱い声援にも後押しされた。東京ドームの大歓声に包まれた。
「たくさんの応援は力になりますし、これからも引き続く応援をよろしくお願いします。明日は(山本)由伸さんが素晴らしいピッチングをしてくれると思うので、応援よろしくお願いします」。
佐々木からのオーストラリア戦予告先発でお立ち台を締め、大きな拍手と歓声を浴びた。
○…大多数が学生か野球以外が本業の“二刀流軍団”チェコが底力を見せた。1回2死、「大学5年生」フルプが佐々木の163キロ直球を左翼線へ二塁打。「営業マン」チェルベンカのゴロが遊撃・中野の一塁悪送球を誘う間にフルプが先制のホームを踏んだ。投げては先発の「電気技師」サトリアが100キロ台のチェンジアップを軸に3回3失点の粘投。「精神科医」のハジム監督も「ファンの皆さんの温かい視線、励まし、素晴らしいと思う。選手たちもそれを感じて頑張ってプレーできた」と振り返った。
【WBC】吉井投手コーチ、佐々木朗希の投球評価「ちょっと力んでましたけどね(笑い)」(ニッカン)
<WBC:日本10−2チェコ>◇1次ラウンドB組◇11日◇東京ドーム
侍ジャパンがチェコに逆転勝利し、無傷の3連勝。12日の1次ラウンド第4戦、オーストラリアに勝てば、文句なしでB組1位通過が決まる。佐々木朗希は初勝利をあげた。
▽吉井投手コーチ(佐々木朗希に)「緊張してマウンドに上がったと思うんですけども、その中でも自分のピッチングができていたと思う。ちょっと力んでましたけどね(笑い)」
しかしヒヤリとするシーンもありました。
4回表、チェコ代表のエスカラ選手の打席で佐々木朗希の162キロの剛速球が左ひざを直撃。
エスカラ選手はその場に倒れこみました。
骨折してもおかしくない剛速球ですが、エスカラ選手は立ち上がって1塁へ。
帽子を取って詫びる佐々木朗希に対し、エスカラ選手は1塁付近で全力疾走して無事をアピール。
スポーツマンシップあふれる選手たちの振る舞いに対し、球場は拍手に包まれました。
このエスカラ選手の紳士的な行動には国内外から称賛の声が殺到。
かつて中日のエースとして活躍した川上憲伸氏は「新たな野球だね、ジェントルマンな野球だ。当てた方のピッチャーも落ち着くだろう」と称賛しました。
チェコ代表ウィリー・エスカラ、佐々木朗希から死球を受けたその後の出来事(Jスポーツ)
「ちゃんと病院に行って、検査もしたけど骨は折れてなかったよ」
そう言ってニッコリ笑ってみせたのは、11日の日本との試合で佐々木朗希の162キロの豪速球を膝に受けて悶絶しながらも、出塁してダッシュで健在ぶりをアピールしたチェコ共和国のウィリー・エスカラ。その勇姿にスタンドからは拍手喝采が起きた。
日本の野球ファンみんなが心配していましたよ、と伝えると「本当にありがたい。日本は最高です。あの後もプレーを続けることができて幸運だった」とうれしそうに明かす。
続けて、「あの後に自分のSNSをチェックしたらいきなり300人くらいフォロワーが増えてたんだよ!」と興奮気味に語る。「いやいや……日本の反応はそんなものじゃないですから。あなたの紳士的でリスペクトに値する振る舞いに称賛の嵐だったのですが、知っていますか?」と伝えると
「知ってます!トレンド入りしてたって!」とこれまたうれしそうに笑うのだ。
そんなエスカラは、大会前の宮崎キャンプでハッスルプレーがたたって、顎に裂傷を負うケガをしたという。でも、その時のことも笑い飛ばす。きちんと病院で診てもらったのだが、日本で発行された診察券が「クールだ!記念になる!」と歓喜。診察券の写真を仲間内に送って「名誉の勲章」?とばかりに自慢したという。
そんな話を教えてくれたのが「ケニー」こと、田久保賢植(けんしょく)さん。日米の独立リーグはじめ、欧州のプロリーグで選手やコーチとして活躍。チェコでは日本人初のプロ選手兼コーチとなった異色の野球専門家だ。今大会でチェコ代表に帯同して、さまざまなサポートをしている。
親しげにエスカラ選手にケニーさんがツッコミを入れる。「骨が折れてなかったのは良かったけど、ボールは足じゃなくてバットに当てないと!ヒット何本打てたんだよ」
しっかり言い返しているエスカラ選手だが、打撃は好調とは言い難い。それでも、スタンドからは日本人の多くのファンが声援を送っていた。韓国戦では、子どもたちの声もずっと熱心に響き渡っていた。「チェコがんばれ〜!」が何度も響き渡る。チェコも彼もすっかり人気者で、この時に撮った写真もJ SPORTSのツイッターにあげると、またたく間に50万近い閲覧数だった。
日本との戦いでは、チェコが敗戦したにもかかわらず、選手たちがダグアウトから出てきて、日本選手やスタンドのファンに祝福の拍手を贈っていたことが話題になった。ケニーさんに、なぜそんなことができるのか尋ねると
「彼らにとっては当たり前のことですよ。いつも普段のリーグの試合でも同じようにスタンドの観客、相手選手にリスペクトを表していますから」。
さらに、選手たちのほとんどが別の仕事を持っていながら、非常にしっかりした野球を全員ができていることも驚くことではないと語る。野球の育成や人材教育がしっかりしているのだという。
「そもそも、ヨーロッパには、仕事をしながらも一生懸命スポーツに専念する人はたくさんいます。自転車や山登りだったり、トライアスロンだったりね。両立はできないことではないと思います」。
何事にも一生懸命ですばらしいプレーとパフォーマンスを見せたことで、一瞬にして多くの日本人を虜にしたチェコ代表。ヨーロッパの野球レベルが、野球強豪国に匹敵する日もそう遠くない気がするとともに、チェコから学ぶことは多いと思えてならない。
文/取材:松山ようこ
チェコのメディアもエスカラ選手のすばらしいふるまいを取り上げました。Google翻訳でどうぞ。
エスカラの膝に162 km/h。 何も壊さなくてよかった。聴衆は拍手喝采した(iSport.cz)
東京から直送 | 恐ろしい瞬間でした。日本のスター投手佐々木呂樹の手からのボールは、時速162キロの速度で飛んで、チェコの打者ウィリー・エスカラの左膝に落ちた. 「骨の髄まで打った。何も壊さなくてよかった」と彼は強烈な打球の後、すぐに気絶し、ワールド・ベースボール・クラシックの試合を終えた.
このドラマには序章がありました。佐々木ロキは、ピッチング マウンドからのロケット弾で知られています。そして、チェコ共和国との試合の開始直後、彼は対戦相手の打者を容赦せず、時速約 102 マイル (時速 160 キロメートル以上) の打撃を与えました。これは、野球では絶対的なエクストラ クラスです。彼の素早い投球、または速球のそれぞれに、聴衆から賞賛のため息が漏れた。
しかし、佐々木のボールがストライク ゾーンから飛び出し、ウィリー エスカラの足に当たったとき、スタジアムは恐怖に喘ぎました。
「彼は私を殴り、ポンという音が聞こえました。左ひざのちょうど真ん中あたりだったので、起きすぎないか少し心配でした」とエスカラは振り返る。「まだ百二十も出てないし、ひざも入ってない。何が起こるかわかりませんでしたが、何も壊さなかったことにとても感謝しています。少し緊張しましたが、うまくいきました。
エスカーラは明らかな痛みに一瞬地面に横たわった. しかし、数分以内に彼は立ち上がると、エスカーラはすぐに損傷を確認し、最初のゴールに向かってげっぷをしていました。直後に外野で数回スプリントを試みると、満員の東京ドームからスタンディングオベーションを受けた。
「ファンは素晴らしかったし、それが僕がゲームに留まるモチベーションになった。彼らに感謝しています」とエスカラは語った。
佐々木は遠くから負傷した対戦相手に申し訳なく頭を下げた. そして、山川穂高も初ゴールでの負傷者の様子に関心を寄せていた。
「彼は私と一緒に楽しんでいて、私が大丈夫でよかったと言ってくれました」とエスカラは語った. 「佐々木は絶対に私を殴りたくなかった。彼と対戦できて最高だった。最初のボールは少し驚きましたが、かなり慣れたと思います。もちろん、そのようなピッチャーと対戦するのは決して簡単なことではありませんが、この経験にとても満足しています。」
世界最高の投手の一人と考えられている佐々木との決闘は、マレク・チュラップが特に楽しんだ。最初のイニングで、彼は時速 100 マイルの投球を打ち、それを美しい 6 フッターに変えました。正確な発射速度は時速 101.9 マイルでした。そして、そのようなフラッシュから2つのターゲットを取得することは、かなりユニークなことです. MLBで最後に起こったのは2019年7月、ボルチモア・オリオールズのトレイ・マンシーニがサンディエゴの投手アンドレス・ムニョスからボールを打ったときでした.
「それは素晴らしい情報です。佐々木ロキが投げるボールをマレク・チュラップが打つと、122 マイルという恐ろしい数字になります。これは、10 年か 20 年前のチェコの野球選手にとっては信じられないことです」と、代表チームのパベル チャディム コーチはチュルパのシュートを評価し、チェコ チームの質の高さを証明しています。「正確な数はわかりませんが、ここにはメジャーリーグでプレーできる選手が 5 人います。遠慮なく引用してください。」
しかも、話はこれで終わりません。
試合後の13日早朝。佐々木朗希はチェコ代表が宿泊するホテルに向かい、エスカラ選手にお詫びの品として自費で購入したロッテのお菓子を差し入れたのです。
チェコ戦でデッドボールを当てたエスカラ選手に、お詫びにロッテのお菓子を持って行きました。#佐々木朗希#侍ジャパン#カーネクスト2023WBC東京プール pic.twitter.com/g6EvC33Y0o
— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) March 13, 2023
これにはチェコ代表もびっくり。
佐々木朗希の誠意溢れる紳士的なふるまいに大感激したそうです。
【WBC】佐々木朗希が死球のおわびに両手いっぱいのお菓子「ジェントルマン」チェコ監督は感激(ニッカン)
侍ジャパンの佐々木朗希投手(21=ロッテ)の紳士の振るまいに、チェコ代表が感激した。
佐々木は11日のチェコ戦に登板した際、ウィリー・エスカラ外野手にデッドボールをぶつけた。162キロの剛速球が膝に直撃し、その衝撃は大変なもの。エスカラは翌日の韓国戦も出場したが「膝がまだ腫れて痛い」と話していた。
死球から2日たった13日の早朝、侍ジャパンの1次ラウンドの試合をすべて終えた佐々木が、チェコ代表が宿泊しているホテルを訪れたという。マルティン・ムジーク内野手は「おわびだといって、両手いっぱいのお菓子の袋を持ってきてくれたんだ。みんなびっくりしたよ」と笑顔で明かした。
パベル・ハジム監督は「わぉ、なんというジェントルマンという瞬間だった。日本の文化、観衆には驚かされ続けている。そして彼がスーパースターだという証しだと思う。わざわざ時間を割いて来てくれて、ウィリーにサインボールのお土産までくれた。相手をリスペクトしている表れだよ」と感激した。
1次ラウンド最終戦でオーストラリアに3−8で敗れ、惜しくも準々決勝進出は逃したが、チェコ代表の戦いは日本の野球ファンにも強い印象を残した。
チェコ野球協会もその模様をツイートしました。
Rouki Sasaki got up early in his dayoff to wait for Willie Escala in front of hotel before Czechia departed to ballpark. He personally apologized for misplacing his rocket 🚀 right into Willie’s knee 🦵🏻and bought him two bags of candy 🍭 RESPECT! 🇨🇿🤝🇯🇵 #CzechIN #escala pic.twitter.com/vcNsUqDAb1
— BaseballCzech (@BaseballCzech) March 13, 2023
These moments maaaan… 🫶🏻🇯🇵 #CzechIN pic.twitter.com/fkMb5JmO5L
— BaseballCzech (@BaseballCzech) March 13, 2023
Sportsmanship at its best! @roukisasakii waiting for our boy to make sure he’s okay and treating him with some Japanese candy gotta be the class act moment of @WBCBaseball 🇨🇿🤝🇯🇵 Let’s hope there some painkillers too… pic.twitter.com/RV4VcIpxfd
— BaseballCzech (@BaseballCzech) March 13, 2023
なんとMLB公式も佐々木朗希のお菓子差し入れを取り上げました。
佐々木朗希がお菓子の袋でHBPを謝罪(MLB公式)
佐々木朗希は、世界の誰よりも強くボールを投げることができます。土曜日の夜、日本の 10 対 2 の勝利でチェコ共和国と対戦した佐々木は、わずか 66 投球のうち21回、時速 100 マイルを超えました。残念なことに、若い外野手ウィリー・エスカラにとって、それらの球の 1 つが彼の足に直撃しました。
驚くべきことに、Escala は HBP から退場しただけでなく、トーナメントで欠場することはありませんでした。それだけでなく、月曜日の朝、佐々木が償いに来ました。打者を打った後に謝り、贈り物をする日本の伝統に従って、佐々木はバスが球場に行く前にチェコチームのホテルに立ち寄った. 彼はエスカーラのために舞踏会にサインをし、さらに良いことに、日本のキャンディーがいっぱい入った2つのぬいぐるみバッグを彼に持ってきました。
チーム キャプテンのペトル ジマは、チェコがオーストラリアに 8 対 3 で敗れる前に、「すごい瞬間だった」と語った。「日本文化は、私たちがここにいる毎日、私を驚かせてくれます。彼らは、ロキというスーパースターとして、再び別のレベルに引き上げてくれました。彼は時間をかけてバスに来て、エスカラに会い、たくさんのキャンディーを送ってくれました。ウィリーのためにボールにサインすることは、大きな敬意の表れでした。」
パベル・チャディム監督は、「彼は、野球は単なる戦争やビジネスではなく、紳士のスポーツであることを思い出させてくれた.
試合後、チャディムは日本の鉢巻を着て、「ありがとう、日本!ありがとう!」と言いました。記者会見開始前。
「ロキが私たちにしたことはとても心温まるものであり、私たちに感動を与えました」と彼は後に付け加えました. 「それは私たちに大きなエネルギーをもたらしてくれます。日本という国に改めて感謝したいと思います。」
佐々木朗希投手の「おわび」に反響 「人柄が出ている」「和む」 WBCで死球当てたチェコ選手へお菓子持参【急上昇ニュースのウラ】(千葉日報)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の佐々木朗希投手(21)=千葉ロッテ=が死球をぶつけたチェコ代表のエスカラ選手に、おわびとしてお菓子を持参した様子の写真を、千葉ロッテマリーンズ広報室が13日、ツイッターで投稿し、大きな反響を呼んでいます。写真は、袋いっぱいのロッテのお菓子を渡されたエスカラ選手と朗希投手の笑顔のツーショット。「朗希投手の人柄が出ている」「心が和む」との声が相次いでいます。
同広報室は13日、「佐々木朗希投手は、ずっと気にしていたようです。今朝、チェコ代表がホテルを出発する前に自身で購入したお菓子を持ってお詫びに伺ったとの事です」とツイート。
さらに、「エスカラ選手も『もう大丈夫だよ!』と言って笑顔で当たったところを見せ、2人でこちらの写真を撮りました」と、2人のなごやかな様子を報告しました。
ツイートは同日18時半現在で1・2万件以上リツイートされ、4万件以上のいいねが付いています。
ツイッターユーザーからは「自腹でロッテのお菓子購入とは。優しくていい子だ...」「菓子折りではなく、ロッテのお菓子詰め合わせな所が人柄が出てますね」などと、自身で購入したロッテのお菓子を持参するところに「人柄の良さを感じる」との声が続出。また、透けて見える袋の中の「コアラのマーチ」のパッケージに、「かわいい」「チェコでコアラのマーチが流行るのでは?」との声も上がりました。
佐々木朗希からのお菓子の差し入れはチェコの選手たちも喜んでくれたでしょう。
ちょうど試合前にチェコの選手たちが日本のお菓子を試食する動画がアップされていました。
様々なお菓子を試食し、なぜか生こんにゃくをそのまま食べて悶絶するチェコの選手たち。
これぞ異文化交流です。
佐々木朗希の振る舞いは地元チェコのメディアでも取り上げられました。
死球への謝罪:有名な日本人はお菓子をいっぱい詰めた袋を持ってきた(iSport.cz)
東京から直送 | 日本のスター投手である佐々木朗希は、ワールド ベースボール クラシックの試合で、時速 162 キロの速度でチェコの打者ウィリー エスカラの膝に痛烈な打撃を与えた。佐々木さんが直接お詫びに来て、お菓子がいっぱい入った袋を持ってきてくれました。
午前9時30分少し前、ウィリー・エスカラは東京のダウンタウンにあるニューオータニホテルを出て、WBCのオーストラリアとの最終グループ戦に向かうチェコのバスに向かった. 彼は、土曜日の試合での不愉快な出来事について謝罪するために来た日本の国の寵児である佐々木朗希に会った.
"それは素晴らしかったです。彼がただ謝りに来たなんて信じられなかった. それはゲームの一部であり、ただ起こったのです。彼が謝りに来たのはスタイリッシュだった」とエスカラは称賛した. 「日本人は素晴らしい人々であり、素晴らしい文化です。彼らは、ファンと同様に、試合中に私たちをどのように扱ったかによって、すでにそれを示していました. これ以上何を言えばいいんだ…」
Escala は、膝に強い打撃を受けた後も、痛みを克服し、すぐにプレーを続け、立ち上がったことで、日本で多くの賞賛を勝ち取りました。佐々木は、野球帽をかぶってお辞儀をし、彼のそばを通り過ぎたとき、すでにフィールドで彼に謝罪のジェスチャーを与えていた.
佐々木自身、土曜日に大きな感情を経験していました。福島の地震と津波が彼の父と祖父母を殺し、彼の家族の家を破壊した日からちょうど 12 年でした。主催者は、チェコ戦の後、フィールドで佐々木のためにささやかなセレモニーを準備しました。
お互いを尊敬し合い、紳士的にふるまうことにより、素晴らしい関係が築けたと思います。
残念ながらチェコ代表は1次予選で敗退となりましたが、今度は9月にチェコ国内各地で行われるヨーロッパ選手権で、イタリアやオランダなどの強豪を倒し初の優勝を狙っています。
WBCでの健闘はチェコ野球に大きな進歩をもたらすでしょう。
そして願わくばマリーンズとの関係もこれっきりにせず、チェコ野球の発展のために何か協力できればいいなと思います。
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