マリーンズ 7 - 7 タイガース  6/5(月) 18:00 甲子園
ニッカン式スコア



先発 マリーンズ:小島  タイガース:桐敷

マリーンズスタメン
1番: 岡 (中)、2番: 友杉 (遊)、3番: 中村奨 (二)、4番: ポランコ (左)、5番: 山口 (右)、6番: 安田 (三)、7番: 茶谷 (一)、8番: 田村 (捕)、9番: 小島 (投)

タイガーススタメン
1番: 近本 (中)、2番: 中野 (二)、3番: ノイジー (左)、4番: 大山 (一)、5番: 佐藤輝 (三)、6番: 森下 (右)、7番: 梅野 (捕)、8番: 木浪 (遊)、9番: 桐敷 (投)

甲子園で行われたタイガースとのナイトゲーム。
雨天中止となった先週金曜日の振替試合ですが、急に日程が決まったとは思えないほどの客入りでした。ほぼ満員ですね。さすが首位です。
そしてレフトスタンドにはロッテファンの大群。彼らも頭がおかしいです。
確かに大阪駅深夜0時33分発の夜行列車サンライズ号に乗れば、東京駅に朝7時8分に到着しますから、火曜日出勤できないこともありません。
しかし、忘れもしない2005年の日本シリーズ。
甲子園で日本一を見届けてサンライズ号に乗車しましたが、早朝に沼津付近で発生した人身事故に巻き込まれ、三島から新幹線に振り替え乗車させられたおかげで東京着が2時間近く遅れたことがありました。
油断は禁物です。

先発は小島。
これまで抜群の安定感を誇った小島ですが、今日は様子がおかしかったです。
1回裏。
近本にセンター前ヒットを打たれると、中野にショート内野安打を打たれます。
友杉の2塁悪送球もあり無死1,3塁。
ここでノイジーをサードゴロゲッツーに打ち取りますが、3塁ランナーがホームインし0−1。
タイガースに先制を許しました。

2回表。
ポランコ四球、山口サードのエラー、安田四球で無死満塁。
しかし茶谷セカンドライナー、田村ショートゴロゲッツーでチェンジ。
どうも攻撃がチグハグです。

3回裏。
ピッチャーの桐敷にサード内野安打を打たれ、近本、中野倒れて2死2塁。
ここでノイジーにライトへのタイムリーヒットを打たれて0−2。
点差が広がります。

4回裏。
佐藤にフェンス直撃のスリーベースヒットを打たれ、梅野のタイムリーヒットで0−3。
3点差となってしまいました。

5回表。
茶谷レフト前ヒット、田村センター前ヒット、小島三振で1死1,3塁。
ここで岡がセンターにタイムリーヒットを放ち1−3。1点を返します。
その後友杉ライトフライ、中村敬遠で2死満塁。
ここでポランコがまさかの押し出し四球を選び2−3。
さらに山口がライトにタイムリーヒットを放ち4−3。
マリーンズが逆転に成功し、タイガース先発の桐敷はここで降板となりました。

5回裏。
近本ツーベースヒット、中野ピッチャーゴロ、ノイジー四球で1死1,3塁。
ここで大山にスリーランホームランを打たれて4−6。
小島がリードを守れず、逆転されてしまいました。
決して失投ではありません。大山の実力が小島を上回ったのです。
小島は5回6失点で降板。悔しい大量失点となりました。

7回表。
タイガースのピッチャーは3番手の浜地。
友杉内野安打、中村四球、ポランコショートフライで1死1,2塁。
ここで山口がレフトにスリーランホームランを放ち7ー6。
若き大砲の一振りでまたしても試合をひっくり返しました。

8回裏。
マリーンズのピッチャーはペルドモ。
代打島田のレフト前ヒット、木浪のツーベースヒットで1死2,3塁。
ここで代打渡邉諒をショートゴロに打ち取るも、ホーム送球が間に合わず7−7。
追いつかれてしまいました。
なおも1死1,2塁のピンチでしたが、近本をセカンドゴロゲッツーに打ち取りチェンジ。
なんとか逆転を阻止しました。

その後試合は延長に突入。
マリーンズは益田、東妻、坂本、横山とつなぎ阪神打線を抑えますが、マリーンズもタイガースの救援陣から得点できません。
毎回のように得点圏にランナーを進めたのですが、あと1本がでないのです。
結局5時間を超える熱戦は7−7で引き分け。
カード3連敗こそ避けましたが、中継ぎを総動員して勝てなかったのは痛い。
厳しいです。

【ロッテ】山口航輝の背中押したサブロー2軍監督の言葉とは 浮上きっかけ22打席ぶり3ラン(ニッカン)
ロッテ山口航輝外野手(22)が22打席ぶりとなる1発を放った。

4−6の7回1死一、二塁。バットを少し短く持ち、阪神浜地の150キロ直球を振り抜いた左中間への一時逆転3ラン。甲子園で大歓声を続ける阪神ファンを沈黙させた。「チームに迷惑をかけていたので、なんとかしたいと思った。真っすぐを狙っていました。(秋田・明桜)高校時代にも出場した特別感のある甲子園で打つのは、特別な1本になると思う。それで勝てたら良かったですけれど、また明日からチャンスでまわってきたらホームランの数というより打点を稼げるようにしたい」。着弾後は左翼席後方のロッテファンの大歓声を浴びた。ホームイン後もベンチ前でも仲間から手荒いハイタッチの祝福。それでも喜びと興奮が収まらず、ベンチ内でもバットを右手に持ったままガッツポーズを繰り返した。

5回の打席でも一時逆転となる右前2点適時打を放った。「なんとかランナーをかえそうと食らいついていきました。いいところに飛んでくれて良かったです」。詰まりながらもしぶとく運んだ一打が「ラッキーなヒットの運を使って」と、不振に悩んでいた心を少し解消してくれていた。

左太もも裏痛のリハビリ後の2軍では、春季キャンプ中にも寄り添ってくれていたサブロー2軍監督のひと言が背中を押してくれた。「サブローさんが『振り回せ』って言ってくれていたんです。なんか気持ちも少し楽になりました。ボールを見すぎていたなあって、自分を再確認出来た言葉でした。1度リセット出来ました」。膨らませた風船をくわえながら打撃練習を行うなどの技術的なルーティンもやめ、新たな気持ちで再発進している。

1軍復帰初戦の5月28日ソフトバンク戦初打席で中前安打を放ち、2戦目の同30日巨人戦では中越えに復帰後初本塁打。以降は22打席で柵越えはなく、7三振を喫し、再び悩みかけていた中での一発。2安打5打点とチームを救った。「1つのきっかけになる交流戦にしたいです」。若き長距離砲の完全復活は間近だ。【鎌田直秀】



▽ロッテ吉井監督(5時間7分の激闘に)「山口のホームランもポテンヒットの打点も大きかった。自信にしてほしい。勝てれば良かったけれど、若いリリーバーが頑張ってくれた」

▽ロッテ小島(浦和学院2年夏以来3586日ぶり甲子園マウンドで5回6失点)「ホームランの球も失投ではなかったですが、相手の方が上手でした。悔しいです」


【ロッテ】東妻&坂本&横山で8者連続三振9人斬り「若いリリーバーが頑張ってくれた」吉井監督(ニッカン)
ロッテのサヨナラ負けを阻止したのは、若き救援陣だった。

7−7で迎えた延長10回、右腕の東妻勇輔投手(27)が先頭の阪神梅野を133キロのスライダーで見逃し三振。続く木浪はフォークで、代打ミエセスはスライダーで空振り三振に斬った。

11回は左腕の坂本光士郎投手(28)だ。近本を内角スライダーで見逃し三振。中野は外角スライダーで空振り三振。ノイジーも150キロ超の直球で追い込むと、最後はスライダーで見逃し三振を奪った。

12回は右サイド横山陸人投手(21)がマウンドを託された。5回に左越え本塁打を放っている大山、4回に中越え三塁打の佐藤輝を連続で空振り三振。3人で8者連続奪三振。森下は投ゴロで5時間7分の熱戦を締めた。

吉井理人監督(58)も「勝てれば良かったんですけれど、若いリリーバーが頑張ってくれました」と感謝した。【鎌田直秀】


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