
日ハムとロッテでプレーしたブランドン・レアードがまさかのインドへ。
中東、南アジア地区で新たに設立されたプロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」が2023年10月23日にドラフトを行い、4チームがそれぞれ20人、計80人の選手を指名しました。
ブランドン・レアードがインドのムンバイ・コブラスに指名されたほか、ロビンソン・カノやパブロ・サンドバルなどMLBの大物ベテラン選手も指名されています。
中東&南アジアの新プロ野球リーグドラフトで平田真吾、レアード、マルテら元NPB選手指名…MLBの大物も(報知)
中東、南アジアで初のプロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」に参加する4チームのドラフト会議が行われ、今季DeNAに所属して戦力外通告を受けた通算227登板の平田真吾投手(34)、日本ハムとロッテで通算213本塁打を放ったB・レアード内野手(36)、19〜22年に阪神で39本塁打を放ったJ・マルテ内野手(32)らNPB経験選手が続々と指名を受けた。
他にも元阪神の福永春吾投手、元中日・オリックスのモヤ、元ヤクルトのハフ、元阪神のロサリオらも指名。さらに、MLB経験者も通算153本塁打のP・サンドバル内野手(37)、通算2639安打のR・カノ内野手(41)、大谷のかつての同僚でゴールドグラブ賞4度の名手A・シモンズ遊撃手(34)、通算247勝のB・コロン投手(50)ら実績のある大物も名を連ねた。
日本人選手も2人指名されていますが、事前に連絡は無かったようです。
平田真吾選手は入団の意向を示していますが、福永春吾選手は現在台湾プロ野球の2軍チームである台鋼ホークスの投手コーチ補佐に就任しているため入団しないとのことです。
Robinson Cano, Bartolo Colon among ex-MLB players drafted in Dubai-based league Baseball United(CBS)
(Google翻訳)ドバイに本拠を置くリーグ、ベースボール・ユナイテッドにドラフトされた元MLB選手の中にロビンソン・カノ、バルトロ・コロンが含まれる
バルトロ・コロン、ロビンソン・カノ、パブロ・サンドバルらは、ドバイのプロ野球リーグであるベースボール・ユナイテッドの最初のドラフトで選ばれた数人の元MLB選手の中にいた。ベースボール・ユナイテッドは、中東および南アジア初のプロ野球リーグです。
カノは全体6位指名でドバイ・ウルブズに選ばれた。ドバイ・ウルブズは2024年秋にプレー開始予定のベースボール・ユナイテッド4チームのうちの1つである。アブダビ・ファルコンズ、カラチ・モナークス、ムンバイ・コブラスも来年プレーを開始する予定で、これらのチームは11月にドバイ国際スタジアムでオールスターショーケースに参加する。
MLB殿堂入り選手のバリー・ラーキン氏とマリアノ・リベラ氏がリーグに投資している。AP通信によると、リーグは4チームを所有し、さらに4チームが2024年に発表される可能性があるという。
右腕投手のカラン・パテルがドラフト1位で指名された。2017年、パテルはシカゴ・ホワイトソックスに指名され、MLBドラフトで指名された初のインド人選手となった。彼は昨シーズン、独立パイオニアリーグのビリングス・マスタングスでプレーした。
MLBオールスターに4度選出されたコロンは、全体16位でモナークスに指名された。コロンは2018年シーズン中もテキサス・レンジャーズで投げ続け、それが彼の21年間のプロキャリアの終着点となった。2023年9月、コロンはニューヨーク・メッツが彼を讃える式典で引退を発表した 。
カノは、大部分をニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツ、シアトル・マリナーズで過ごした17年間のMLBキャリアで335本塁打を記録した。41歳の彼は、アトランタ・ブレーブスで昨シーズンを終えた。
ディディ・グレゴリアスはウルブズから3位指名で指名された。33歳の彼は11年間のキャリアでヤンキース、アリゾナ・ダイアモンドバックス 、フィラデルフィア・フィリーズでプレーし、2022年シーズン中に放出されるまでの4シーズンをフィルズで過ごした。
グレゴリウスの直後に、元MLBスラッガーのパブロ・サンドバルが全体4位でファルコンズに指名された。サンドバルはMLBキャリアの大半をサンフランシスコ・ジャイアンツで過ごし、同球団で3度のワールドシリーズ優勝を果たした。彼が最後にMLBでプレーしたのは2021年で、その時はブレーブスで69試合に出場した。
アンドレルトン・シモンズ(34歳)は全体8位指名でコブラズに指名された。元MLB遊撃手はブレーブスでキャリアをスタートし、その後ロサンゼルス・エンゼルスでプレーし、11年間のキャリアで4度のゴールドグラブ賞を受賞した。
さて、中東の地に突然現れたプロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」とはいったいどのようなリーグなのでしょうか。
ベースボール・ユナイテッドは2022年に設立されました。
ドバイ・ウルブズ、アブダビ・ファルコンズ、ムンバイ・コブラス、カラチ・モナークスの4チームが所属しています。UAEに2チーム、インド、パキスタンに各1チームですね。
公式の動画、ユニフォームがカッコいいです。
公式サイトはこちらです。
リーグの社長兼オーナーはパキスタン系アメリカ人起業家のカッシュ・シャイク氏。
MLBの大物OBであるマリアノ・リベラやバリー・ラーキンが設立当初から出資者として経営に関わっているほか、アルバート・プホルス、エイドリアン・ベルトレ、エルビス・アンドラス、フェリックス・ヘルナンデスらかつての名選手が共同オーナーとしてリーグに出資しています。
ここで注目したいのはベースボール・ユナイテッドがアラブのオイルマネーに頼った経営をしていないことでしょう。
むしろ、出資者のほとんどはMLB関係者であり、MLBの世界戦略の一環としての新リーグ設立と見た方がよさそうです。
この辺りの経緯はジェトロ(日本貿易振興機構)が分析し、リーグオーナーのカッシュ・シャイク氏にインタビューしていました。
中東初のプロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」が発足(ジェトロ)
中東湾岸諸国では、スポーツ産業が盛り上がりを見せている。2022年11月には、中東で初めてサッカーワールドカップがカタール・ドーハで開催された。大会中にサウジアラビア代表がアルゼンチン代表を下したことは、記憶に新しい。またプロサッカーリーグでも、大物選手の中東チームへの移籍が大きな話題になっている。例えば、2023年初めにポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウドがサウジアラビアのアルナスルに、同8月には元スペイン代表のアンドレス・イニエスタがアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ・クラブに移籍した。
サッカーだけではない。例えば、UAE・アブダビでは2021年10月、世界短水路選手権(世界水泳)を開催。2022年10月には、2029年のアジア冬季競技大会をサウジアラビアのNEOM(北西部に開発中の未来都市)で開催することが決定した。このように、各国が様々なスポーツイベントの誘致を進めている(注)。
海外から中東スポーツ市場に目が向けられるようにもなった。米国プロバスケットボールリーグ(NBA)は2022年10月、アブダビで中東初のプレシーズン戦を企画した。2023年も10月に2回目の開催が決まっている。
そうした中で、2022年7月、中東初のプロ野球リーグが発足した。それが「ベースボール・ユナイテッド(Baseball United)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」だ。UAE・ドバイを中心に、中東湾岸諸国と南アジア地域を領域として活動する。2023年11月10〜12日の日程で、ドバイ・インターナショナル・スタジアム(クリケット場)で4試合の「ショーケース」を予定している。原稿を執筆した2023年8月時点で参加が発表されたのは、4チーム。中東と南アジアにフォーカスし、UAEから2チーム、インドおよびパキスタンから1チームずつの構成になっている。9月19日に米国・シンシナティでドラフト会議を通じて選手を選抜、各チームを組成する。
リーグを運営する企業としての「ベースボール・ユナイテッド」を創業したのは、起業家のカッシュ・シェイク氏だ。共同創始者・出資者に、バリー・ラーキン氏やマリアノ・リベラ氏、エイドリアン・ベルトレ氏など、有名な元メジャーリーガーが名を連ねている。資金の出どころがいわゆる「中東オイルマネー」とは異なるのも特徴だ。
創業者で会長兼最高経営責任者(CEO)のシェイク氏に、中東でプロ野球リーグを発足した狙いやビジネスプランについて話を聞いた(2023年8月23日)。
質問:
これまでのキャリアと、ベースボール・ユナイテッドを創業したきっかけは。
答え:
米国のテキサス州ヒューストンで生まれ育ち、小学校から大学まで野球をプレーした。その中で、野球が持つ古い歴史や、豊富なデータや統計を活用するスポーツということに魅了されてきた。米国を最も象徴するスポーツでもある。
キャリアとしては、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)で10年間、マーケティングに従事していた。米国を本拠にしつつも、中南米、欧州、アジア、中東の各地域を担当。ドバイにも1年間滞在した。様々な文化に触れる中で、スポーツ、食べ物、そして音楽が、様々な文化的背景や考え方を持つ人々をつなぐ「イコライザー」になることも学んだ。その後、GoPro(小型アクションカメラの開発・販売)でグローバルマーケティング・広報担当ディレクターを務めた。急成長に貢献した後に独立し、デジタルメディアのビジネスを起業した。事業を成功させてイグジット。その後、スポーツ業界で新たにスタートアップを起業した。それがBSB Sportsで、スポーツ産業のマネージメントやマーケティングを担っている。多くのスポーツ選手をクライアントとして抱え、今でもビジネスを続けている。
野球は、北米や中米、東アジアで人気スポーツだ。一大産業になっているとも言えるだろう。しかし、他地域では未開拓のままだ。野球は自身の情熱そのものなので、その文化とビジネスを中東に広げたい。そのため、ベースボール・ユナイテッドを創業した。
質問:
中東と南アジアを選んだ理由と狙いは。
答え:
事業展開はドバイから始める。ドバイは現代で最もアイコニックな都市の1つだ。過去50年の発展は目覚ましい。今後も、発展が続くだろう。UAEはスポーツ振興に熱心で、学校で柔術やサイクリングなどが教えられている。また、スポーツをビジネスとして捉えても、湾岸諸国は次なるフロンティアとして捉えることができる。米国プロバスケットボールリーグ(NBA)が2022年にアブダビで試合を行うなど、各スポーツが中東でマーケティングを始めている。スポーツ施設や、ビジネスを行ううえでの環境も整っている。
当社では、インド、パキスタンといった南アジア地域も事業領域に加えた。中東と南アジアを合わせると、人口は20億に上る。クリケットが普及していることも大きい。そのファンの取り込みも期待できるからだ。
もっとも、野球ファンなら既に中東や南アジアにもいる。我々の調査によると、インドではその数5,300万人、パキスタン1,250万人、サウジアラビア150万人、UAE80万人に及ぶ。その特徴は、高学歴で所得水準が高く、スポーツ観戦やテレビ・ネットでの観戦にもお金を払うことだ。そうした「プレミアム・ファン」を取り込んでいきたい。同時に、ファンをさらに増やして、最終的にはこの地域で10億人を魅了したいと考えている。そのため、まずは野球の魅力を伝える教育とマーケティングに重点を置いていく。
質問:
選手や運営に関わる人材はどのように集めるか。
答え:
既にリクルートを始めている。自社のデータベースには30カ国から200選手が登録されている。11月のショーケース試合に向けて、9月中旬にドラフト会議を開催する。米国のメジャーリーグ(MLB)では現在、マイナー組織を縮小する傾向が見られる。プレーできる場所を求めている選手も多い。また11月は、米国、日本、韓国の3大プロ野球リーグのシーズンがちょうど終了するタイミングにも当たる。世界中から多くの選手が興味を持ってくれると考えている。1チームあたり野手13人、投手7人のロースター(登録選手)20人を集める予定だ。そのうち16人は、各国のトッププロリーグに属した経験がある選手をそろえる。残りの4人は、中東・南アジア地域から選出。地元選手の育成に充てる。
選手以外の人員、運営に必要なスタッフや審判、コーチ、トレーナーなどについては、心配していない。有難いことに、世界中から参画希望の連絡が寄せられているからだ。
質問:
ビジネスモデルは。
答え:
創業資金は、自己資金に加えて元メジャーリーガーから出資を得た。
まだ、小さなスタートアップ企業に過ぎないのは事実だ。それでも、バリー・ラーキン氏やマリアノ・リベラ氏など、伝説的な元選手が参画してくれている。野球を世界に広めるという思いを共有してくれているのに加え、出資もしてくれた。出資者はさらに増える予定だ。こうしたメジャーリーガーとのつながりは、以前に起業したBSB Sportsを通じて得たネットワークだ。
収益源は、多くのスポーツビジネスと同様だ。放映権やスポンサー料、チケットの売り上げ、グッズ販売が主なものになる。特に、放映権とグッズ販売が大きな割合になるとみている。11月のショーケース試合を実証実験(PoC)と位置付け、5,500人の集客を目指しチケット収入を見込んでいる。試合を放映するメディアパートナーは選定中だ。まずは、放映料は求めず、野球を普及させるパートナーとして組んでいきたい。スポンサー収入も大事だが、プレミアム・ファンのターゲット層を最大限活用できる戦略的パートナーとなり得る企業を慎重に選んでいく。
野球というコンテンツを媒介に、球場では音楽のライブイベントや食べ物の提供などと合わせて、多くの人が楽しめる総合エンターテインメントを作っていきたい。
質問:
将来の展望は。
答え:
世界最高の国際野球リーグを目指している。短期的な目標は、既に述べた通り、2023年11月のショーケース試合開催だ。2024年には8チームに増やし、11月から2月にかけて9試合のプレーオフを含む65試合のリーグ戦を開催したい。開催都市も、アブダビとカタール・ドーハを追加する予定だ。2025年にはサウジアラビアにも進出し、リヤドで試合を企画したい。
今年6月にはエミレーツ・クリケット委員会(ECB)から、今後15年にわたり国内でプロ野球リーグを開催する承認を取得した。ECBは、UAEでクリケットに関連する活動を所管する機関だ。その会長は、ナヒヤーン・ビン・ムバラク・アール・ナヒヤーン氏。アブダビ首長家という家柄で、連邦寛容・共生大臣を務める。同氏の応援を得られていることには、大きな意味がある。 なお、野球には大きな裾野産業がある。米国のMLBが130億ドル規模なのに対し、そこから派生する飲食、観光、スポーツ用品などの産業はその2〜3倍といわれる。中東・南アジア地域でも新たな産業や雇用を創出し、経済活性化につなげたい。
またそうして、野球文化を根付かせたい。ドバイのスポーツ用品店に行っても、今の時点で野球グローブは販売されていない。しかし将来的には、どのスポーツ用品店でもグローブやバット、ユニフォームが買える環境にしていきたい。
質問:
日本の野球文化やビジネス面での協業について。
答え:
日本の観戦文化を取り入れたい。観客は、プレイボールから最後の1球まで集中して見ている。球場の応援やイニング間のエンターテインメントも含めて、素晴らしい野球文化がある。そうした日本からは、インスピレーションを強く受けている。今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦(日本対米国)は、今年の象徴的なシーンだった。日本野球の良い部分を学びながら、ドバイでも良い観戦文化を作っていきたい。 日本プロ野球(NPB)でプレーした経験がある選手も、ドラフト選択候補に上がっている。日本でも話題に上ることを期待している。また、ドバイでプレーした選手が、将来的にNPBでプレーするような事例が出てくると、面白い。 ビジネス面でも、日本企業とぜひ協業したい。投資やマーケティングパートナー、スポンサーなど色々な形で協力の余地があると考えている。特に、消費者向けビジネスは、野球というコンテンツを通して購買層にリーチできる。とりわけ、提携する意義があるのではないか。共に中東の野球文化を育て、相互利益を生むことに関心がある企業があるようなら、ぜひ話を進めたい。
また、アメリカや中東の英字メディアもカッシュ・シェイク氏にインタビューし、記事にしています。
Baseball United targeting international dominance and ‘baseball diplomacy’ in the Middle East(Sportsnaut)
(以下Google翻訳)ベースボール・ユナイテッド、中東での国際支配と「野球外交」を目指す
ベースボール・ユナイテッドの最高経営責任者(CEO)、カシュ・シャイク氏の目標は、自身の新たな事業を世界No.1の野球リーグにすることだが、同時にアメリカ国民が好む娯楽を中東や南アジアでの外交手段として利用したいとも考えている。
アラブ首長国連邦、カタール、インドなどの場所で行われている野球は、北米のファンにとって奇妙に映るかもしれません。しかし、長年マーケティング担当者であり起業家でもあるカシュ・シャイク氏は、中東と南アジア、つまり彼が世界のバット&ボールの中心地と呼ぶ地域に巨大なスポーツファン層を掘り起こせると考えている。
「私たちは(過去2年間に)多くの市場調査を行い、人々と直接会いました。そして、この地域には私たちが想像していたよりもはるかに多くの野球ファンがいることがわかりました」とシャイク氏はスポーツノートに語った。「ドバイだけでも45万人の野球ファンがいます。UAEには人口1,000万の国に約80万人の野球ファンがいます。」
確かに、既存のファン層はベースボール ユナイテッドにとって素晴らしい出発点ですが、最終的な目標は、この地域の 10 億人を超えるクリケット愛好家から新しいファンを生み出すことです。ベースボール・ユナイテッドの最初のシーズンは来年の今頃まで始まりませんが、リーグはすでにファンベースの構築の過程にあり、11月24日と25日に製品の大規模なショーケースが開催されます。
バルトロ・コロン、ロビンソン・カノ、ディディ・グレゴリウスといった元MLBスター選手をフィーチャーする「ユナイテッド・イースト対ユナイテッド・ウェストのオールスター・ショーケース」は、リーグ初の概念実証となり、2万5000席のドバイ国際空港内で行われる。 UAEのスタジアム。リーグのCEOで過半数のオーナー兼会長であるシャイク氏は、この地域はスポーツイベントに常に大勢の観衆が集まることでは知られていないため、チケットの販売が困難であることが判明したことを認めた。特にその地域の伝統ではないスポーツの場合はそうです。
「1対10の難易度で言えば、これは私たちにとって47です」とシャイクは笑いながら語った。「ちょうどチケット販売状況のボードを見ていたんですが、『まったく(罵倒的な)奴ら』みたいな感じで、これは我々が必要とするほど早く進んでいないんです。そして私が気づいているのは、それは私たちが母国(米国)で慣れ親しんでいるものとは違うということです。私たちはスポーツイベントに人々が大勢で行くことに慣れています。
「しかし、ここでは必ずしもそうではありません。人々は大勢でイベントに参加しません。ここドバイのクリケットイベントでさえ、試合には数百人から数千人が参加するかもしれません。」
シャイク氏はリーグの売り上げが予定より遅れていることを認めているが、目標はスタジアムを満員にすることではない。「下層階(9,000議席)を埋めるだけでも、私たちにとっては途方もない仕事になるでしょう」と彼は言う。「私たちの目標は、スタジアムに約5,000人を集めることです。そうすればここで多くの記録が打ち立てられるだろう。」
ベースボール・ユナイテッドはヒューストン出身の彼にとって非常に進行中の取り組みであり、彼が2年前に親友でありシンシナティ・レッズのレジェンドであるバリー・ラーキンとともに始めた情熱的なプロジェクトである。しかし、まだ黎明期にあるこのビジネスベンチャーには、長期的な成功に結びついた伝説的な名前がすでにかなりの数存在します。
ラーキンのほかに、MLB殿堂入り選手やマリアノ・リベラ、アルバート・プホルス、フェリックス・ヘルナンデス、ライアン・ハワード、エイドリアン・ベルトレ、ハンリー・ラミレスといった元オールスターが、リーグの8チームの共同オーナーを務めているが、まだ発表されているのは4チームだけだ— リーグ自体への投資家です。MLB歴12年のベテラン、ニック・スウィッシャーが放送アナリストとして役割を果たし、バルトロ・コロンやロビンソン・カノといったファンの人気選手はすでにドラフト指名されており、今月の東対西の試合に出場する予定だ。
経営陣の長期的な収入源となるだけでなく、シャイク氏とリーグに関わるMLBの偉人たちは、ベースボール・ユナイテッドを海外での試合をさらに成長させるためのプラットフォームにし、MLBの規模が縮小する中、より多くの選手にプロ野球の機会を与えることを望んでいる。近年の大リーグへの道。
「MLBシステムはここ数年で大幅に縮小しました」とシャイクは言う。「彼らはドラフトを半分に減らし、マイナーリーグも半分に減らした。つまり、大リーグレベルでプレーする機会があったはずなのに、もうプレーできない選手がたくさんいるということだ。今、私たちはベースボール・ユナイテッドとそれを提供する機会を持っています。」
これらの認知された名前と顔は、ブランドを広める上で重要であるだけでなく、中東で非常にアメリカ的なスポーツを促進する上でも重要です。ガザ地区でのイスラエルの軍事行動に対する米国の支援により、緊張が高まり、アメリカーナへの関心が低下し続ける可能性がある。
カシュ・シャイクは、ガザの状況が確かに中東の一部に不安の雲を生み出していることを認めており、そのためリーグはドバイとアブダビ、あるいはインドとパキスタンの間でライバル関係を築くという当初計画されていた形式から離れた。代わりに、ショーケースとして、11月24日と25日の試合に向けて、オールスターチームのジャージに「団結」を記したものを発表する予定だ。
フォーマットの突然の変更は予想外だったが、リーグの当初の目標の1つ、つまりCEOが「野球外交」と呼んだものを通じて地域の団結を促進することは依然として果たしていたため、それほど有害ではなかった。
「2年前に私たちがここで活動し始めたとき、少しアメリカーナを取り入れようと話し合いました。私たちが発明した『野球外交』と呼ばれる概念をどのように活用し、地域を団結させるためにアメリカの娯楽をもたらすことができるか」と彼は語った。「なぜなら、この地域では通常、多くの紛争が起こっているからです。そこで、私たちがこれらすべての大使館や領事館を訪問したとき、「この地域の誰も主張できないが、誰もがインスピレーションを得て、それを利用して、より広範な団結の価値観の下でこれらの人々を団結させるのに役立つアメリカのスポーツを取り上げましょう」と言いました。
ベースボール・ユナイテッドの全体的な目標は、最終的には「世界一の国際野球リーグ」になることです。そして、日本、韓国、カリブ海のリーグがすでにこのスポーツに顕著な足跡を残していることから、彼らは確かに上り坂を迎えている。しかし、リーグのブレーントラストには、非常に理にかなった成功のための戦略があります。
信頼性とブランド認知度を高めるために、すでに多くの元MLBスター選手が参加しています。現在、リーグは米国で試合を放映するためにいくつかの放送局と交渉している。また、2024年に日本、インド、パキスタンなどで試合を放送するためのテレビ提携をロックすることにも取り組んでいる。
「私たちにとって、真に世界中の視聴者がこれを視聴することになるのですが、これはかなりクレイジーなことです」とシャイクは語った。
ベースボール・ユナイテッドの会長はまた、今月末の試合が地域で最も裕福な投資ファンドの一部から将来の巨額投資を獲得する上で大いに役立つ可能性があることを明らかにした。
シャイク氏は昨年、カタール王室やアブダビ王室向けの投資ファンドのほか、LIVゴルフを所有し最近プロファイターズリーグに投資したサウジアラビア公共投資基金とも協議を行った。
シャイク氏はまた、リーグに所属するMLBの偉人たちが、世界トップの野球リーグと長期的な関係を築き、今後数年間でMLBを補完できる存在になることを期待している。
ベースボール・ユナイテッドの最初のシーズンは2024年11月1日から12月30日まで続き、リーグの8チームが中東の3つの主要都市で65試合に参加する。
Meet the Pakistani American building a baseball league in UAE(Khaleej Times)
(Google翻訳)UAEで野球リーグを設立するパキスタン系アメリカ人を紹介する
私たちは共同オーナーとしてこのゲームのレジェンドを 14 人以上迎え入れました。それはメッシとロナウドが一緒になって新しいサッカーリーグを創設するようなものだと彼は言った
ヒューストン・アストロズの発祥の地であるテキサス州ヒューストンのパキスタン人の家庭に生まれたカシュ・シャイクは、わずか4歳のときにアメリカ人が最も好きな娯楽である野球に夢中になった。
シャイクは学校で初めてスポーツをしたとき、期待していたスターにはなれなかった。
しかし現在、彼はUAE初のプロ野球リーグであるベースボール・ユナイテッドで中東とインド亜大陸に将来のMLBスターを育成したいと考えている。
4つのチーム(ドバイ・ウルブズ、アブダビ・ファルコンズ、ムンバイ・コブラス、カラチ・モナークス)と国際的なトップ選手と新星をフィーチャーするこの野心的な新リーグは、この地域のスポーツの成長を目的として発足した。
金曜にドバイ国際クリケットスタジアムで行われる2つのエキシビションマッチの短期シリーズで開幕する。このスタジアムの外野は野球のダイヤモンドとなっている。
来年から、スポーツ愛好家はアラブ首長国連邦で初のプロ野球トーナメントが開催されるのを目にすることになるでしょう。
ベースボール・ユナイテッドの社長、最高経営責任者(CEO)、取締役会会長、そしてベースボール・ユナイテッドの過半数オーナーであるシャイク氏は、「我々はUAE政府と15年契約を結び、UAEだけでなく地域全体でプロ野球リーグを設立することにした」と語った。ドバイのハリージ・タイムズ紙。
ベースボール・ユナイテッドには元MLBスター選手が共同オーナーとして多数名を連ねており、週末にはドバイで米国や日本からの相当数の駐在員がプレーするこのスポーツの将来性は魅力的だ。
しかしシャイクさんは、その温かい反応に惑わされることはなかった。
「私たちは自分たちの製品に非常に自信を持っていますが、これを構築するには時間がかかります。何もないところから何かを構築しようとするのは難しいことです」と彼は言いました。
「そして、正直に言うと、この地域に野球を持ち込もうと考えたのは私たちが最初ではありません。しかし、私たちは、私たちが行っているような方法でそれを行う最初の人々です。
「私たちは、私たちがやっていることの信頼性を高めるだけでなく、洞察力を高めるために、ゲームのレジェンドを 14 人以上共同オーナーとして迎え入れました。
「それはメッシとロナウドが一緒になって新しいサッカーリーグを創設するようなものだ。マリアノ・リベラやバリー・ラーキンのような元MLBスター選手もまさにそのような存在だ。したがって、これまで誰もそのようなことをしたことがありません。」
シャイク氏は、これらのレジェンドたちがサッカーを愛する首長国の若者たちに野球をするよう促すことを期待している。
「米国の学校に通っている首長国社会の兄弟姉妹の多くが野球を見たことがあることを私は知っています」と彼は語った。
「ドバイモールやエミレーツモール周辺では、彼らはヤンキースの帽子をよくかぶっています。いつも見かけます。
「そして今、彼らはそれを間近で見る機会を得ています。ファッションステートメントとして帽子をかぶるだけではありません。それは素晴らしいファッションステートメントです。しかし、ヤンキースの帽子やドジャースの帽子をかぶった選手に会えるかもしれません。
「これは典型的なアメリカのスポーツです。野球の歴史は180年です。最古のプロスポーツです。
「そして今、ほぼ2世紀を経て、ついにここアラブ首長国連邦、そしてここ中東にそれがやって来ました。
「ですから、アラブ人コミュニティにとって、次のスポーツに夢中になる素晴らしい機会だと思います。
「ご存知のとおり、フットボールは常に彼らにとって情熱であり続けるでしょう。しかし、スポーツの素晴らしさは、あるスポーツを好きになれば、すぐに別のスポーツにも夢中になれることです。」
2028年ロサンゼルス夏季大会では野球がオリンピック競技に復帰することになり、シャイク氏は地域の代表チームを支援する計画もある。
「我々はここGCC諸国のいくつかの国と代表チームのプログラムを構築し、2028年に最高レベルで競争できるよう支援することについて協議している」と同氏は語った。
「野球はオリンピックの種目に入る。オリンピックに戻ってきました。ですから、私たちはUAE、サウジアラビア、カタール、インド、パキスタンの若者たちに大きな夢を持ってもらいたいのです。
「そして私の夢は、これらのチームが2028年のオリンピックに出場するのを見ることです。それは野球界にとって本当に大きな一歩となるからです。」
ベースボール・ユナイテッドはUAE政府の後援を取り付け、かなり本気でリーグ戦の開催に取り組むようです。
24日からオールスターゲームが行われるドバイのクリケット場は立派な野球場として改修されました。
中東地区の潜在的な野球ファン、そしてクリケットファンをどのように取り込んでいくのか。
ベースボール・ユナイテッドは世界の野球の歴史を変えるかもしれません。
まずは24日のオールスターゲームに注目したいと思います。
当初ドラフト指名された選手のほか、インドやパキスタンなど現地の若手選手も加わるそうです。
リーグ公式サイトでも無料中継されるので楽しみです。
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