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11月24日にドバイで行われたベースボール・ユナイテッドのオールスターゲーム第1戦。
観客は数百人程度とかなり寂しい客入りでしたが、外野席にはマーチングバンドが陣取り、攻撃中に様々な曲を演奏。さながら日本の社会人野球のようでした。
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グラウンドにはなんと円形のソファの前にネットを置いただけの、臨場感がありすぎる席が設置されていました。
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このスタジアムはクリケット場を改修したので円形になっており、ファールゾーンがかなり広いのです。
したがって、位置的にはZOZOマリンのサブマリンシートよりも後ろなのですが、グラウンドレベルですし、ファウルフライを追いかける選手が突っ込んでくるので危ないような気もします。
お値段は20万円。まさに石油王シートですね。

さて、試合です。
記念すべきスタメンは以下の通りでした。

西軍スタメン
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東軍スタメン
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東軍の先発は御年50歳のコロン。
先頭のロビンソン・カノをファーストゴロに打ち取り、後続も打ち取ってなんと三者凡退に抑えました。
120キロ以上のボールを投げていましたね。さすがはレジェンドです。



1回裏。
オールスターゲームの記念すべき初ヒットは東軍のホーキンスが放ちました。
今年ソフトバンクに在籍したホーキンスは1本もヒットを打てずに退団しましたが、中東の地で輝けるのでしょうか。

そして2回表。
元中日のモヤがツーベースヒットで出塁し、その後3塁へ。
ここで元阪神のロサリオが犠牲フライを放ち西軍が1点を先制します。
その後ジャスティン・ウィリアムズがヒットで出塁すると、続くピップスのライトフライをセカンドとライトがお見合いして捕球できずヒットとなり、2点目が入りました。2−0で西軍がリードです。

5回裏。
西軍のピッチャーはインドからプロスペクト枠で出場しているクシャイ・モアが登板。
打席にはパキスタンからプロスペクト枠で途中出場しているワヒードが登場。
インド人もびっくりの勝負はワヒードが四球で出塁となりました。
その後けん制悪送球でワヒードは一気に3塁に進みます。
ここでキャッチャーのロサリオが後逸。ワヒードがホームインし東軍が1点を返しました。
2−1です。モアはここで降板しました。
その後2死ランナーなしの場面でロブソンが四球で出塁。
続くサンドバルの打席で盗塁を決めて2死2塁とすると、サンドバルがライト前にタイムリーヒットを放ちランナーホームイン。
2−2の同点としました。

6回裏。
2死1,3塁でシモンズがライト前にタイムリーヒットを放ち3塁ランナーがホームインし2−3。
これが決勝点となり、東軍が勝利しました。

振り返ればホーキンス、モヤ、ロサリオなど元NPB勢が活躍。
ピッチャーでも元広島のネバラスカスや元西武のシュリッターが投げていました。
もとDeNAの平田は出番なし。土曜日の試合に期待しましょう。

そんなわけで、この日野球の歴史に新たな1ページが加わりました。
しかし、課題もあります。
ベースボール・ユナイテッドのホームページにこの日の試合の結果や成績が全く載っていないのです。
誰が打ち、誰が投げたのか試合の動画を見ないと全く分かりません。
野球は数字と記録のスポーツですよ。選手は小数点以下の数字に命を懸けているのです。
プロ野球リーグを名乗るなら、試合結果などデータ面の情報発信をおろそかにすべきではありません。
しっかり足元を固め、野球振興百年の大計を果たしてほしいです。

中東と南アジアが拠点の野球新リーグが初試合 メジャー247勝コローン氏、カノ氏らが参戦(ニッカン)
中東と南アジアを拠点とする新プロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」が24日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで初の試合を行った。「ショーケース」と呼ばれるお披露目エキシビションで、元メジャー選手が多数加わったオールスター2チームが対戦。メッツなどで活躍し通算247勝を挙げた右腕バートロ・コローン投手(50)が東チームの先発を務め、3回を3奪三振で2失点だった。初回には西チームのリードオフでヤンキースやマリナーズで活躍したロビンソン・カノ内野手(41)を一ゴロに抑えるなど、1回を3者凡退に抑える見事な立ち上がりを披露した。

試合は東チームが3−2で勝利。オールスター戦には元ヤンキースのディディ・グレゴリウス内野手、元オリオールズのジェイアー・ジャージェンス投手、元ジャイアンツのパブロ・サンドバル内野手ら元メジャーのスター選手らが加わり、元DeNAでパキスタンのチームに入団した平田真吾投手も参戦した。


なお、試合の模様はこちらの動画で振り返ることができます。最初の得点シーンが切れてしまっていますが、1回の途中から最後まで無料で視聴できます。



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