11月25日に行われたベースボール・ユナイテッドのオールスターゲーム第2試合。
スタメンはこんな感じです。

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試合は打撃戦となりました。

2回表。
東軍は西軍先発のパテルからドワイト・スミス・ジュニアがタイムリーツーベースヒットを放ち先制。
さらにディロン・トーマスもタイムリーヒットを放ち東軍が2点を先制しました。

2回裏。
イタリア人の元メジャーリーガーアレックス・リディがベースボール・ユナイテッド史上初のホームランを放ち2−1。1点を返します。

4回裏。
東軍のピッチャーは元DeNAの平田真吾が登板。日本人がベースボール・ユナイテッドに初出場です。
平田はパナスにソロホームランを打たれて2−2の同点に追いつかれますが、後続を抑えました。

5回表。
西軍はのピッチャーはインド人若手プロスペクトのサウラブ・ガイクワド。
期待の若手ですが、残念ながら大炎上してしまいました。
まずディロン・トーマスにタイムリーヒットを放ち東軍が3−2と勝ち越します。
さらにアンドレン・シモンズのヒットで1死1,2塁となり、打席にはメジャーの大物サンドバル。
サンドバルはスリーランホームランを放ったのですが、なんと6点も入ってしまいました。
実は、サンドバルのこの打席は「マネーボール打席」という特別ルールが適用され、得点が倍になったのです。
そんな馬鹿な。野球版スーパーひとしくん人形じゃあるまいし・・・。


というわけで、まさかのシックスランホームランで東軍が8−2とリードを広げました。
その後ブラントリー・ベルもソロホームランを放ち9−2と東軍がさらにリードを広げました

5回裏。
西軍はエラーがらみで1点を返し9−3とします。

9回裏。
西軍はデニス・フィリップスとコナー・パナスのタイムリーで2点を返し9−5とします。
さらに満塁でドリュー・ウォードが打席に立ちますが、元西武のシュリッターに抑えられてしまいました。
満塁ホームランなら同点でしたね。
結局試合は9−5で東軍の勝利。勝利投手は4回と5回を投げた平田投手でした。
記念すべきベースボール・ユナイテッドでの勝利です。

これにてベースボール・ユナイテッドのオールスターゲームは終了。
世界の野球の歴史に新たな1ページを加えました。
しかし、課題は山積みです。
中東にはスタジアムでスポーツ観戦をする文化が無く、ましてやなじみのない野球ですから球場はがガラガラです。
どうやって客を呼ぶのか、魅力あるコンテンツをどのように作っていくのか。
アイディアだけでなく、野球を浸透させるための地道な努力が必要になるでしょう。
ベースボール・ユナイテッドのリーグ戦の開始は来年秋から。
一発屋ではなく、中東やインド地域に根差した野球リーグに成長してほしいです。

ベースボール・ユナイテッドのオールスターがドバイ国際スタジアムで歴史的なショーを披露(リーグ公式)
ドバイ、アラブ首長国連邦(2023年11月27日) – 中東とインド亜大陸に焦点を当てた史上初のプロ野球リーグ、ベースボール・ユナイテッドが、この地域に初めて正式に野球をもたらし、両リーグ間の面白い2試合シリーズを開催した。 -スターチーム。初めてだらけの週末、ベースボール・ユナイテッド・イースト・オールスターズがシリーズを席巻し、金曜日の夜の開幕戦を3-2で、土曜日の夜の試合を9-5で勝利した。

2つのエキサイティングな試合で打者が合わせて4本塁打と6盗塁を記録した各チームは、ベースボール・ユナイテッドの専門家によって建設された完全に特注の競技場で、家族連れの多様な観衆の前で毎晩プレーした。2日間で1万人以上が試合とベースボール・ユナイテッドのファンフェストに来場した。

ベースボール・ユナイテッドの会長兼最高経営責任者(CEO)兼過半数オーナーであるカシュ・シャイクは、スタジアムのすべてのファンと、リーグの放送パートナーシップを通じて世界120カ国以上で観戦しているすべてのファンを熱烈に歓迎し、開幕夜の祝賀行事を開始した。シャイクはその後、バリー・ラーキン、エイドリアン・ベルトレ、エルビス・アンドラス、フェリックス・ヘルナンデス、ニック・スウィッシャー、ロビンソン・カノ、バルトロ・コロン、ロビンソン・チリノスなど、ベースボール・ユナイテッドの共同オーナーを務めるメジャーリーグベースボールのレジェンド数名を歓迎した。カノ(41歳)とコロン(50歳)も2連戦に出場した。ベースボール・ユナイテッドの2人のグローバル・アンバサダー、MLBのレジェンド、アルバート・プホルスとクリケットのレジェンド、ショアイブ・アクタールも祝賀行事に参加し、土曜日の夜にはアクタールが始球式を行った。エミレーツ・クリケット委員会を代表するタイエブ・カマリ博士が主賓として、開幕戦の始球式を行った。今年初めにベースボール・ユナイテッドのドラフトで選ばれた地元出身のクリス・ベイヤーズ選手がカマリ博士から球を受け取った。

「私たちは大きな夢をより大きな現実に変えました」とシャイクは語った。「過去 2 年間、私はそのスタジアムで何百夜も過ごし、さらに何百夜もこの街中で過ごし、私たちが一緒に何ができるかという絵を描こうと努めました。しかし、自分の目で見ること以上に物語を伝えるものはありません。地元のパートナー、スポンサー、ファンが全員揃って、最終的にベースボール・ユナイテッドの体験を目撃できるなんて、信じられないほどでした。週末にスタジアムを歩き回ったとき、非常に多くの国から来た多くのファンと話す機会がありましたが、彼らは皆とても楽しい時間を過ごしていました。それが私たちにとって最も重要なことです。家族連れにも野球を見に来てもらい、体験のために滞在してもらいたいのです。」

開会式は、アフメド・アル・ホサニ氏によるアラブ首長国連邦とジュリア・コール氏による米国の国歌斉唱で終了し、その後、サプライズの花火ショーが行われた。

ベースボール ユナイテッドは、スタジアムの伝統的なクリケット グランド ラウンジを、5 コースのビュッフェ、カービング ステーション、高級バーを備えた高級なダイヤモンド クラブとゴールド クラブに変え、ラウンジの装飾を全面改装しました。その他のイノベーションには、史上初めてファンをフィールドに配置して野球の試合を観戦するオンフィールド VVIP カバナや、野球のグラフィックス、統計、画像を展示するために導入された 2 つの巨大な LED ウォールが含まれます。

「ゼロから何かを構築することは、人間ができる最も困難で最も美しいことです」とシャイクは言いました。「そして、私たちはこの旅の間、そのスペクトルを隅々まで感じました。私たちはこの地域に初めて新しいゲームをもたらしただけでなく、そのゲームに新しい要素を追加していました。多くの人がそれが可能なのか疑問を抱きました。ですから、ファンが私たちのカバナを愛し、大人がダイアモンドクラブを楽しんでおり、そして何よりも、子供たちがサインや写真を撮るために選手に非常に接近しているのを見るのは、すべてが驚くべきことでした。そしてマネーボールホームランですべてを締めくくるのは超現実的だった。私は長い間その瞬間を思い描いていましたが、パブロ・サンドバルが素晴らしい一振りでベースボール・ユナイテッドのマネー・ボールをスポーツ文化に持ち込むのを見るのは本当に信じられませんでした。」

「新しいスポーツや新しいリーグのファンベースを構築するには時間がかかります。しかし、これが始まりです。私は私たちのチームをとても誇りに思いますし、このすべてを可能にするために一生懸命働いてくれたパートナー、選手、コーチにとても感謝しています。私たちに何ができるかを示す機会を与えてくださったドバイ市とすべての政府パートナーに感謝します。この地域の野球には明るい未来がある。」

リーグは2024年11月から複数のフランチャイズでフルシーズンを計画している。



元DeNA平田真吾が“歴史的1勝” 中東・南アジア新リーグで初登板 初球被弾も味方が勝ち越し6ランHR(デイリー)
中東と南アジアを拠点に発足した新プロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」に移籍した元DeNAの平田真吾投手が25日(日本時間26日)、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われたお披露目興行「オールスター・ショーケース」第2戦に登板し、2回2失点で勝利投手になった。

 今季までDeNAでプレーした平田は10月に行われたドラフトでパキスタン最大の都市カラチを本拠とするモナークスから5巡目で指名されて入団。この日の試合では東軍の2番手として1点リードの四回から異国のマウンドに上がった。

 立ち上がりこそ、先頭パナスへの初球、外角142キロ直球を右中間へソロ被弾し、同点にされたが、後続をピシャリ。前打席で本塁打を放っている4番リディをスライダーで空振り三振に斬ると、中日とオリックスでプレーしたモヤを投ゴロ、さらに元阪神ロサリオからスライダーで空振り三振を奪った。

 東軍は同点の五回無死一、二塁の好機に元ジャイアンツの3番サンドバルの打席で、得点が2倍になる「マネーボール・アットバット(打席)」の権利を行使して6ラン本塁打を記録するなど、一挙7点を奪って勝ち越しに成功。平田は回またぎとなった五回に1点を失い、元ヤンキースのカノに右翼線二塁打を許すなど、2回3安打2失点とやや安定感を欠く投球内容だったが、大量援護点に恵まれて勝ち投手の権利を手にした。球数は27で最速は145キロだった。

 この日の試合にはサンドバルやカノ、元ヤンキースのグレゴリアス、元エンゼルスのシモンズといったMLBで活躍した選手が出場。NPB経験者も多く、平田が所属した東軍からは元阪神のマルテや元ソフトバンクのホーキンスがスタメン出場し、前日の第1戦に続いて九回を元西武のシュリッターが締めて連勝に貢献した。

 ベースボール・ユナイテッドはUAEの2都市を拠点するアブダビ・ファルコンズとドバイ・ウルブズ、インド西海岸のムンバイ・コブラズ、パキスタン最大の都市カラチに設立されたモナークスの4チームで構成。メジャー最多通算セーブ記録をもつ元ヤンキースのマリアノ・リベラ氏やレンジャーズなどで活躍したエイドリアン・ベルトレ氏、元マリナーズのフェリックス・ヘルナンデス氏、アンドルースといった元、現メジャーリーガーも出資し、オーナーグループに加わっている。


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