つれづれ日記さんのところでも触れられていたのですが、オリックス近鉄の合併に対し独禁法上の問題はあるかどうか公取が調査に入るという記事のなかで、独禁法に詳しいとされる大学教授が変なことを言ったそうです。
「近畿圏で日常的に観戦できるパ・リーグのチームは一つだけに、セ・パ合わせても二チームになる。新チームは“独占状態”を背景に、入場料を上げたり、ファンサービスを怠ったりするかもしれない」。泉水文雄神戸大教授(独禁法)は両球団合併の影響を例示し「阪神も合併に加わればもっと分かりやすい」と指摘する。
…意味がわからん。パのチームが関西に1球団になると入場料が上がる?この理屈だと福岡や札幌では入場料上げ放題だし、移転前の日ハムだとヤクルトと値下げ合戦するってことでしょうか。むしろ地方に単独で運営される球団のほうがファンサービスに積極的だと思うんですが。近鉄やオリックスだってサラリーマンデーやフィールドシートの導入などファンサービスには比較的熱心だったはずです。なのに満員にはならない。
この先生はどうやらプロ野球とスーパーマーケットをまったく同じものと捉えているようです。日本でスポーツ産業に独禁法が適用された例がない(多分)とは言え、あまりにも教科書的な物言いですね。
ただ、加盟料による新規参入の阻害が独禁法違反にあたるというならわかりますが、オリックス近鉄の合併が何を独占することになるのかいまいちわかりません。関西での人気ということなら阪神に独占されてますし、長距離砲は巨人に独占されています。
合併したところで財務体質が強化されるとも思えませんし、プロテクト枠があるとはいえ、基本的にベテラン以外の年俸の高い選手が残ることになるでしょうから、人件費はプラスになるかもしれません。赤字同士の球団がくっついて赤字が激減したらそれこそインチキです。
独禁法の敵は「私的独占と集中」、「不当な取引制限」、「不公正な取引方法」なんだそうです。
そうなるとドラフトやFAなども問題になりそうな気がします。オリ近に限るなら合併の結果よりも合併にいたるまでのプロセス、例えば近鉄の身売り交渉に宮内が横槍を入れるとか、ライブドアとの交渉を認めないとか、そのあたりをついた方がいいのかもしれませんね。
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「近畿圏で日常的に観戦できるパ・リーグのチームは一つだけに、セ・パ合わせても二チームになる。新チームは“独占状態”を背景に、入場料を上げたり、ファンサービスを怠ったりするかもしれない」。泉水文雄神戸大教授(独禁法)は両球団合併の影響を例示し「阪神も合併に加わればもっと分かりやすい」と指摘する。
…意味がわからん。パのチームが関西に1球団になると入場料が上がる?この理屈だと福岡や札幌では入場料上げ放題だし、移転前の日ハムだとヤクルトと値下げ合戦するってことでしょうか。むしろ地方に単独で運営される球団のほうがファンサービスに積極的だと思うんですが。近鉄やオリックスだってサラリーマンデーやフィールドシートの導入などファンサービスには比較的熱心だったはずです。なのに満員にはならない。
この先生はどうやらプロ野球とスーパーマーケットをまったく同じものと捉えているようです。日本でスポーツ産業に独禁法が適用された例がない(多分)とは言え、あまりにも教科書的な物言いですね。
ただ、加盟料による新規参入の阻害が独禁法違反にあたるというならわかりますが、オリックス近鉄の合併が何を独占することになるのかいまいちわかりません。関西での人気ということなら阪神に独占されてますし、長距離砲は巨人に独占されています。
合併したところで財務体質が強化されるとも思えませんし、プロテクト枠があるとはいえ、基本的にベテラン以外の年俸の高い選手が残ることになるでしょうから、人件費はプラスになるかもしれません。赤字同士の球団がくっついて赤字が激減したらそれこそインチキです。
独禁法の敵は「私的独占と集中」、「不当な取引制限」、「不公正な取引方法」なんだそうです。
そうなるとドラフトやFAなども問題になりそうな気がします。オリ近に限るなら合併の結果よりも合併にいたるまでのプロセス、例えば近鉄の身売り交渉に宮内が横槍を入れるとか、ライブドアとの交渉を認めないとか、そのあたりをついた方がいいのかもしれませんね。
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