楽天新球団のGMがマーティー・キーナート氏に決まったようです。
個人的な印象ですが、何かこの人はものすごい高みから批判してばっかりのような印象があるんですよね。「メジャー最高!日本はだめ」というような。
どうも楽天の繰り出す一手はことごとくピントがずれている気がします。

まずはキーナート氏のプロフィール

米国の2Aバーミングハム・バロンのオーナー兼現地球団社長
独立リーグのGM
太平洋クラブライオンズの営業開発促進室室長
著書一覧

この人で思い出すのは佐々木、新庄、川相を批判したこと。

まず佐々木。スーツケース事件のコラムで佐々木をけちょんけちょんに批判。

大魔神の記者会見をそのまま信じますか?

アスリートが成功する「心の」条件

続いて新庄。「新庄は何も考えていない」と言ってしまうあたり新庄を何にも分かってないんでしょう。
しかし以下の記事は新庄批判というより誹謗中傷です。

新庄くん、もう少し考えてからしゃべりたまえ

新庄の「ハウ監督による人種差別」発言に対し、「滑稽」「説明するのは簡単だが、新庄に言って聞かせても、豚に真珠のようなものかもしれない」とボロクソにけなしています。かつてのメジャーリーグでは人種差別が大きな幅を利かせていましたから、現在でも、特に少数派の黄色人種に対する差別が暗然と行われてもおかしくは無いと思われます。白人のキーナート氏にはそれが見えないのでしょう。

さらにキーナート氏は
 信頼できる複数の情報筋から聞いたところによれば、新庄は「アメリカでドラッグの問題」があったという根拠のまったくない噂が流れ、警戒したマリーンズは獲得をあきらめたという。
と述べています。

この発言についてはボビーがシーズン終了後、
「去年、間違った情報のせいで新庄を獲得できなかった。彼がいればちょっとは違った展開になったかも」

と発言したことでこの噂が間違っていたことがはっきりしています。
新庄の名誉を貶める発言をしたばかりか、この手の噂を喜々として書き散らし、後にそれが間違いとわかっても謝罪すらしない。氏の姿勢は言論人として許されるものではありません。

さらにキーナート氏は犠打記録を打ち立てた川相をもこっぴどく批判します。いわく、川相のバント記録には価値が無いと。


世界が知らない世界記録──川相の"512"

川相批判の根拠として例の「マネーボール」を挙げていますが、あれは正統派の人材がそろわないチームの戦い方を示したものであって、主軸打者がそろった読売において川相が果した役割は決して小さなものではなかったと思います。黄金時代の西武を支えた平野謙がそうであったように。

キーナート氏の批判はこのぐらいにしておきましょう。
おそらく氏は「もの言うGM」になるでしょう。果たして広岡のように監督と喧嘩することなくシーズンを過ごせるのか、そして人の意見など聞きそうに無い三木谷社長と折り合うことができるのか。見物です。


一方のライブドアはヤクルト、阪神で活躍したオマリー氏に監督を要請したようです

オマリー氏が有力候補 ライブドア新監督

オマリー氏は選手としての実績はもちろん、特命コーチとして阪神の優勝に貢献したことや、アメリカ独立リーグの監督も務めるなど、指導者としての経験もないわけではありません。性格は明るく、「ハンシンファンハイチバンヤ〜」発言や、伝説の「オマリーの六甲おろし」などエピソードには事欠きません。
 自分としては日本人監督のほうがいいような気もしますが、選択肢の一つとしてオマリーは、ありでしょうね。
「宮城球場ニ駐車場ハアリマセ〜ン!仙石線ガイチバンヤ〜」
ぐらいはやってくれそうな気がします。

しかしダイエー強いなぁ。何でこんなチームに勝ち越せたんだろう。

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